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東工大発技術の活用事例〜多木化学株式会社〜

本学では、NEDO大学発事業創出実用化研究開発事業(「うろこコラーゲンを用いた高い生物機能性・細胞培養基材の開発」)などにおいて、大学院理工学研究科 田中順三教授・生駒俊之准教授と多木化学株式会社の間における共同研究を行い、魚うろこ由来T型コラーゲンの実用化を検討してまいりました。多木化学株式会社では、「研究開発は企業発展の原動力」という考えのもとに、高機能性材料やバイオケミストリー関連を中心にした研究開発が進められております。 さらに公的研究機関とも連携・協力を保ちながら、先端製品の開発にも注力しています。

田中・生駒研究室にて開発されたコラーゲン特許技術を基に、多木化学では、特徴のあるコラーゲン材料が商品化されています。細胞培養用途として、哺乳類由来に匹敵する高い変性温度のセルキャンパスAQ−03A(図1)をはじめ、高い保水性、細胞親和性にすぐれた化粧品用途向き3重らせんコラーゲンTi−03Bも発売されています(図2)。本技術の素材は魚うろこ由来であり、ヒト感染症ウイルスフリーで、溶液中のエンドトキシンレベルが、医療用コラーゲンと同等なレベルの商品も開発されています(セルキャンパスAQ−03LE)。なお、医薬品原料と同等レベルの各種安全性試験をクリアーしております。

また新たに開発した特許技術により、生体内のコラーゲン線維を再現し、密度を高め、且つ強度を向上した「高強度コラーゲン線維膜 セルキャンパスFS−12W」を本年発売開始致しました(図3)。本商品は、培養温度で使用可能であると共に、手術の際にピンセットでも十分ハンドリングが可能で、且つ保水性・細胞親和性に優れた製品です(12枚入り1セットの場合、1枚あたり1500円)。再生医療用途として、細胞の分化能力をより促進させる効果も認められました(間葉系幹細胞での実験:指標となる活性が有意に上昇)。

コラーゲンは骨格支持及び細胞接着などの機能を有する重要なタンパク質です(骨・軟骨、靭帯・腱, 角質、皮膚等の主要成分)。コラーゲンを用いた成形体は、細胞培養基材、再生医療用の足場材料、移植用材料(創傷被覆材、骨補填剤)などの生体材料として有用です。今後は、セルキャンパス(FS−12W他)を用いた各種医療技術への応用が期待されます。

詳細は、以下のホームページをご参照ください。
多木化学株式会社のURL:http://www.takichem.co.jp/



図1:セルキャンパスAQ−03A
図1:セルキャンパスAQ−03A

図2:3重らせんコラーゲンTi−03B
図2:3重らせんコラーゲンTi−03B

図3:高強度コラーゲン線維膜 セルキャンパスFS-12W
図3:高強度コラーゲン線維膜 セルキャンパスFS-12W

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