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東工大発技術の活用事例〜富士ソフト株式会社〜
本学 放射線総合センターの實吉敬二准教授の技術支援のもとで、富士ソフト株式会社(坂下 智保 代表取締役社長執行役員 神奈川県横浜市)は、ステレオビジョンの評価キットを商品化し、2015年2月に発売しました。
ステレオビジョンは、平行に置かれた2台のカメラの視差から対象物との距離を算出するシステムですが、自動車の衝突回避や自動運転用に、急速に実用化が進められ、自動車への搭載が、進められています。今後も、ロボット、生産ライン用のセンサーとして、あるいは立体監視カメラとして市場が拡大するものと期待されています。
實吉准教授から学術指導を受けることによって、實吉准教授のノウハウを取り入れて、ステレオカメラの調整用ソフトを開発しました。このソフトの販売開始と同時に、FPGA(field-programmable gate array)を搭載した基板(評価ボード)と、実装ソフト、カメラを組み合わせたステレオビジョン評価キットを、発売しました。FPGAには、實吉准教授が開発したアルゴリズムがもとになっているソフトが組み込んであります。このキットは、FPGAによる並列処理により画像信号の高速処理を実現したうえ、様々な機器
への搭載に向けて小型化が可能となっております。
このキットを使用することによって、ステレオカメラ応用の検討とシステム開発は容易となり、開発時間の短縮が可能です。評価キットの販売により、ステレオビジョンの様々な分野へ応用展開の流れがさらに加速するものと考えられます。
    リンク先:http://www.fsi-embedded.jp/solution/sv/index.html

評価キット

視差画像(富士ソフト提供)