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東工大発技術の活用事例〜タテホ化学工業株式会社〜

本学では、科学技術創成研究院 先端原子力研究所(旧 原子炉工学研究所)の加藤之貴教授、劉醇一助教(現在 千葉大学大学院工学研究科 准教授)を中心に、以下の化学反応を利用した蓄熱材料を開発してきました。


FG beads


 工場や自動車等からの排熱を蓄熱反応に用い、酸化マグネシウム(MgO)を蓄熱体として、熱が必要な時に水(水蒸気)を加えることで、発熱反応によって熱を取り出す「ケミカルヒートポンプ」です。ただ、単純に、Mg(OH)2やMgOの粉体を用いるのでは、200〜250℃程度の排熱は蓄熱反応に用いる熱としては使えない、熱が欲しい時の発熱反応が遅くて実用に向かない、といった難点があります。加藤教授・劉准教授は、他の化合物を添加することで蓄熱反応に使える温度を下げることや、発熱反応の速度を上げることなと、実用に適する蓄熱材料を研究・開発してきました。
  開発された蓄熱材料を工業的に生産することに名乗りを上げたのが、取扱製品の中心にマグネシウムを置いているタテホ化学工業株式会社です。本学ではフラスコでしか製造してこなかった蓄熱材料を、kg、ton単位で製造できるように工夫を凝らしていただきました。この反応を実用的に用いたいという企業が出てきた際には、蓄熱材料の供給ができる体制が整いました。加藤教授・劉准教授が開発した蓄熱材料については、本学が特許権を有し、タテホ化学工業株式会社に専用実施権の許諾契約を締結しています。
  幾つかの企業が、劉准教授のところに、このケミカルヒートポンプのシステムを実用化したいと相談に来られ、先生方と協議しながら実験を繰り返した後、実際にタテホ化学工業株式会社から蓄熱材料を購入して、実証実験を始めています。工業団地内で、(1)工場排熱を蓄熱し、(2)熱が必要な場所に蓄熱体を運び、(3)水蒸気を掛けて熱を取り出すというシステムや、1つの装置内で、時間差で蓄熱・発熱を繰返すという装置の開発です。
  さらに、今も材料開発が進められています。蓄熱反応に用い得る温度を低くする、反応速度を速める以外にも、蓄熱・排熱が繰り返されても特性が悪くならないことが必要です。より良い蓄熱材料を創出することを目指して、千葉大学に異動された劉准教授とタテホ化学工業株式会社との共同研究が進んでいます。

  詳細は、以下のホームページをご参照ください。


タテホ化学工業株式会社のURL:http://www.tateho.co.jp/

本件についての対談:http://www.tateho.co.jp/myu/documents/2909-12.pdf




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