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東工大発技術の活用事例~(株)ディープ・センシング・イニシアティブ

本学では、CRESTプロジェクト「空海リモートセンシング」の中で東工大名誉教授小杉幸夫が、「付加価値リモートセンシング・イノベーション研究推進体」においてハイパー・スペクトル・システムの研究を行ってきましたが、平成29年4月に東工大発ベンチャー(株)ディープ・センシング・イニシアティブを立ち上げ、研究成果の事業化を開始しました。

本学の上記研究においては、太陽光下の被観測物(農作物、樹木、海洋表面など)からの反射光のスペクトル(光の各波長の強度)を測定するハイパー・スペクトル・イメージャー(HSI)を開発し、これをドローンに搭載し、森林の立ち枯れ状態の観測や、海洋関係では漁礁の藻の繁茂状態観測(下図参照)、藻の種別の観測等を行ってまいりました。各場所の波長ごとの強度を2次元の画像化するために必要なAIディープ・ラーニング解析技術や特殊なハードウエアの研究開発も合わせて行ってまいりました(関連特許 特願2015-546300、他)。

(株)ディープ・センシング・イニシアティブでは、ハイパー・スペクトル・イメージャー(HSI)の製造・販売とAIディープ・ラーニング解析技術を連携し応用する事業を展開します。安価なドローンに搭載し手軽に利用できるようにHSIを小型・軽量化し、農林水産、食品・食品加工、バイオ・医療分野、道路・トンネル・橋梁などのメンテナンス、リモートセンシング分野など幅広い応用分野で活用するため、製品化モデルの試作を進め、早期に市場への投入を目指します。

また、バイオ・医療分野では医療画像を用いて、細菌・細胞などのスペクトル画像の観測によりその状態や状態変化の観測が可能となり医療や創薬への貢献が期待されます。HSIはいろいろな分野へ応用の可能性を持っており、これらの応用に興味を持つ企業や研究者へ装置の提供と解析技術の提供をして行く予定です。

FG beads

(観測事例:ドローン搭載HSIで上空から藻の繁茂領域を特定した)



(株)ディープ・センシング・イニシアティブ
  設立:平成29年4月5日
  代表取締役 森里直博
  同社URL:https://www.dsi.jp/