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第103号(2013年3月)

      皆さまこんにちは。まだまだ寒い毎日ですが、日差しが日増しに春らし
なってまいりました、いかがお過ごしでしょうか。
今月号のメルマガでも、イベント情報や特許情報のほか、研究プロジェク
トや会員制度の活動についてもご紹介させていただいておりますので、ご
活用いただければ幸いです。

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 ≫ 「第3回Techカフェの開催報告」
 ≫ 「手嶋記念発明賞の紹介」
 ≫ 「会員制度の活動ご紹介(3)」    【3】最新発明情報 ≫ 今月の未公開特許情報は3件です 【4】最新の研究成果 ≫ 1件の研究成果のご紹介 【5】新聞掲載記事 ≫ 6件の東工大研究関連記事のご紹介 【編集後記】 〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
  
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      【1】研究・産学連携本部からのお知らせ
            6件のお知らせ
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   ≫≫●東工大社会人教育院/KEKキャラバン・ジョイント講演会(3/7)

      「宇宙・物質・生命の謎を解く加速器科学研究の最前線~ビッグバンとヒ
      ッグス粒子~」
      日 時:2013年3月7日(木)18:00~20:30
      場 所:東工大 田町CIC5階 501号室
      講 師:高エネルギー加速器研究機構・広報室副室長 藤本順平先生、理
      工学研究科 陣内修 准教授
   詳細・申込:http://www.kyoiku-in.titech.ac.jp/cat13/detail_27.html
  ≫≫●東工大 第72回技術交流セミナー(3/8) 「マイクロ・ナノプロセスを利用した微細工技術の応用」 日 時:2013年3月8日(金) 18:00-20:00 場 所:大田区産業プラザ 5階 会議室 講 師:半導体MEMSプロセス技術センター 松谷晃弘センター長
   詳細・申込:http://www.pio-ota.jp/news/u-seminar/72.html
≫≫●精密工学会 科学技術振興機構助成金(A-Step)申請に向けた新技術 シーズ講演会(3/12) 科学技術振興機構から研究成果展開事業である助成金A-Stepに関する説明 をいたします。 また精密工学会で活躍中の研究者のシーズについて紹介致します。 中小企業の皆様にとって、助成金A-Step申請のきっかけの場となることが 期待されます。 日 時:2013年3月12日(火)13時00分~17時00分    会 場:東京工業大学 西8館W831 W834講義室  主 催:精密工学会 共 催:科学技術振興機構    詳細・申込:http://www.jspe.or.jp/event/taikai/2013haru/13haru-chushokigyo.pdf
   ≫≫●Photonix2013~第13回光・レーザー総合技術展~(4/10~4/12) 「アカデミック フォーラム」~大学・研究機関による研究発表大会~ 日 時:2013年4月10日(水)~4月12日(金) 場 所:東京ビッグサイト 会 場・発表者・内 容:  ①AC-2 東工大 資源化学研究所 木下基 助教 「π共役系色素を用いる液晶の光配向変化」  ②AC-2 東工大 資源化学研究所 宍戸厚 准教授 「表面ラベルグレーティング法による湾曲フィルムの表面歪み解析」  ③AC-1 東工大 大学院理工学研究科 物質科学専攻 岸哲生 助教 「ガラス微小球レーザーのオンチップ作製技術」 詳細・申込:http://www.photonix-expo.jp/Conference/Academic-Forum/
   ≫≫●東工大YVP入居者募集情報 「東工大YVP入居相談」を随時受け付け中です! 東工大YVPへの入居にご興味のある方へ、入居申込手続き、実験設備設 置、及び条例手続きなどに関する相談を受け付けております。 http://www.smrj.go.jp/incubation/yvp/room/054663.html
   ≫≫●『予告』メルマガ一般読者様向けWEBアンケートのお知らせ いつも、東工大産学連携メルマガをお読み下さり、ありがとうございます。 読者の皆様のご要望にお応えし、紙面をより充実したものにいたしたく、 来月、一般読者様向けにWEBアンケートを企画しております。 紙面同様、こちらもどうぞよろしくお願いします。

※イベント情報は研究・産学連携本部HPにも掲載しています(随時更新)。
トップページのカレンダーのアイコンからご覧いただけます。 このページのトップへ
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      【2】産学連携活動のご紹介
      
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      ≫≫●「第3回Techカフェの開催報告」

      研究・産学連携本部と蔵前工業会は、2013年1月31日、東工大蔵前会館(大
      岡山)にて第3回Techカフェを開催いたしました。
      今回は、東工大発ベンチャー第63号のメドテックハート株式会社の「使い
      捨て、体外式磁気浮上遠心型補助人工心臓」について、プレゼン、実機デ
      モにて、技術、事業の紹介をいたしました。今回ご参加いただいたのは27
      名でした。実機デモでは、開発中の血液ポンプを駆動いただき、ポンプヘ
      ッドの構造、特長について説明いただきました。
      また、ディスカッションでは医療機器の製品化に向けた課題や海外展開に
      おけるアドバイスを多数いただきました。また、ショートプレゼンでは前
      回発表の株式会社ゼタの高橋社長より、本イベントなどをきっかけに違う
      分野の方との交流が増え、事業内容を見直したとの報告をいただきました。
      会終了後も、引き続き高谷社長、進士教授と参加者との意見交換が活発に
      行われました。
      会場風景などは下記URLよりご覧になれます。
      http://www.sangaku.titech.ac.jp/document/2013/news_0208.html

≫≫●「手嶋記念発明賞の紹介」 東工大では、大学関係者並びに大学院学生の研究を奨励するため、特に優 れた研究業績を上げたものに対して「手島精一記念研究賞」が授与してい ます。 この度、その内の優れた発明を行った教員に与えられる「発明賞」が、総 合理工学研究科渡辺隆行准教授、ニューガラスフォーラム 伊勢田徹 研究 室長及び川地伸治 特別研究員に授与されました。 発明の名称は「ガラス原料の溶融方法及び溶融装置、ならびにガラス製造 装置」(特許番号:4565185)です。 本発明のインフライト溶融は、ガラス原料を小径の造粒体としてプラズマ と燃焼炎などの熱源中に直接投入して溶解させることにより、ガラス融液 となってからの原料の偏析を回避させ、且つ、熱源から原料への熱伝達効 率を良くする方法です。これはガラスの生産に使われているシーメンス炉 の複雑な原料溶解過程を1本の加熱源で置き換えてしまう方法です。 つまり、ガラス原料をプラズマなどの高温場を飛翔させて短時間で分解・ 溶融させると同時に、ガラス化反応をほぼ終了させるという方法です。 インフライト溶融法では、ガラス原料を小径の造粒体として溶解するため に、溶解しやすい粒子と溶解しにくい粒子との分離を回避し、難溶融性物 質の形成や融液の不均質性を抑制できます。従って、溶解時間の短縮、溶 解炉の小型化、消費エネルギーの半減、生産品種変更の切り替え時間の短 縮など、工業的に多くの利点が期待でき、150年余り受け継がれてきた ガラスの工業的溶解方法を革新することができます。 本発明については、旭硝子と東洋ガラスに対して実施許諾をしており、上 記の研究プロジェクトの成果をもとに実用化がすすめられています。 本学の産学連携会員制度にご関心がある方は、会員担当(Tel:03-5734-2445,  E-mail:member@sangaku.titech.ac.jp)までご連絡ください。 ≫≫●「会員制度の活動ご紹介(3)」 会員制度を活用した新規の共同研究テーマの創出のための活動は、前々号 にてご紹介いたしました「出張セミナー」など多様な取り組みが行われて おりますが、今回は、ユニークな取り組み事例をご紹介いたします。 会員企業のA社は、新規の事業分野での事業創出を目指して、本学の教員 との共同研究テーマを実施したいとの希望がありました。具体的な研究 テーマにつきましては、この教員のこのテーマという指定をするのではな く、広く本学教員のシーズにもとづくテーマの提案を受け付け、A社の将 来の事業活動という観点から、応募テーマの中から共同研究テーマを決定 したいというものです。 先日、テーマ募集についての教員向けの説明会をすずかけ台キャンパスに て共催いたしました。今後、応募内容をそのまま実行するのではなく、提 案を行った教員とのフリーディスカッションなど教員との議論を深め、 テーマ内容を詰めていく予定です。 本学の産学連携会員制度にご関心がある方は、会員担当(Tel:03-5734-2445,  E-mail:member@sangaku.titech.ac.jp)までご連絡ください。
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      【3】最新発明情報
特許情報公開のご紹介 +‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥+ 研究・産学連携本部のHPでは、特許情報をご紹介しています。今月の未公開 特許情報は3件です。詳しくはHPをご覧ください。
 http://www.sangaku.titech.ac.jp/invent/member.html
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      【4】最新の研究成果
1件の研究成果のご紹介 +‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥+ ≫≫●Dicalcium nitride as a two-dimensional electride with an ani onic electron layer Nature 30 January 2013: DOI:10.1038/nature11812 フロンティア研究機構 細野 秀雄 教授 窒化二カルシウム(Ca2N)が、単結晶の室温での電気伝導度が金属Caの2.8 ×10^5 S/cmより高い3.6×10^5 S/cmを示す新しいタイプのエレクトライ ドであることを発見しました。電子が2次元の隙間に存在する2次元性エ レクトライドで、電子が非局在化していることから高い電気伝導度を示し ます。電子放出素子や電子供与性を利用した触媒への応用が期待できます。 内容詳細:http://www.titech.ac.jp/file/pressrelease20130131_hosono.pdf 細野研究室の紹介:http://www.khlab.msl.titech.ac.jp/
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      【5】新聞掲載記事
            6件の東工大研究関連記事のご紹介
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      ≫≫●新システム導入により補聴器などにクリアな音(東京新聞朝刊
      1/27地方版)
      精密工学研究所 中村 健太郎 教授

      高崎市あら町のミニシアター「シネマテークたかさき」が、補聴器や人工
      内耳を装着する難聴者に映画の音声を聴き取りやすくするシステムを導入
      しました。「磁気ループ補聴システム」は上映用のアンプに特殊なコード
      をつなぎ、コードを客席の天井に全体を囲むように設置し、コードからの
      磁気に補聴器が反応し、音声信号が直接明瞭に届くもので、開発を手掛け
      た本学教員が導入に協力しました。
   ・中村研究室の紹介 
   http://www.nakamura.pi.titech.ac.jp/index-ja.html



       ≫≫●蛍光性のカプセル型ミセル開発、有機ELなどへ応用期待 (化学工業
      日報1/29、日刊工業新聞1/29、日経産業新聞2/8、科学新聞2/15)
      資源化学研究所 吉沢 道人 准教授

      蛍光性でパネル状のアントラセンを用い湾曲型の両親媒性分子を開発する
      ことで、蛍光を発するカプセル型のミセルを開発しました。2nmの球状ミ
      セルは蛍光性の殻を持つ分子カプセルとして機能し、内部に色素分子を入
      れ、これに紫外線を照射することでミセル骨格から強い蛍光を発します。
      有機エレクトロルミネッセンス(EL)や蛍光センサーなど新しい有機発光材
      料として実用化が期待されます。
      ・内容詳細 
   http://www.titech.ac.jp/file/pressrelease20130125_yoshizawa.pdf
      ・吉沢研究室の紹介 
   http://www.res.titech.ac.jp/~smart/smartj.html


   ≫≫●Ca2Nは高い電気伝導度の電子化物 (化学工業日報1/31、産経新聞2/
      4東京朝刊、日本経済新聞2/5朝刊、日経産業新聞2/5、科学新聞2/8)
      フロンティア研究機構 細野 秀雄 教授

      ・細野研究室の紹介:http://www.msl.titech.ac.jp/~hosono//

 ≫≫●固体ヘリウム本来の形を無重力環境下で観察 (科学新聞2/1) 理工学研究科 物性物理学専攻 奥田 雄一 教授 固体ヘリウムの結晶形や結晶成長の様子を無重力で観察することで、重力 で潰されていた固体ヘリウム本来の姿を初めて見ることに成功し、また、 固体ヘリウムを粉砕すると、10秒以内の時間で小さな結晶は消失し、一番 大きい結晶がますます大きくなる現象を発見しました。 この研究成果はJAXAとの共同研究によるものです。 ・内容詳細     http://www.titech.ac.jp/file/press_20130110_okuda.pdf ・奥田研究室の紹介     http://www.ltp.ap.titech.ac.jp/    ≫≫●複雑な形状強度高い半溶解アルミ鋳造 (日本経済新聞2/2地方経済 面、日刊工業新聞2/6、日経産業新聞2/19) 精密工学研究所 里 達雄 教授 アルミ合金を固体と液体が混じり合った状態で、低速低圧のプレス機を使 い、金型や砂型に注入して成型する鋳造方法を開発しました。液体アルミ を金型に充填するダイカスト法に比べて内部に空気が混ざりづらく、複雑 な形状で強度の高い鋳造品の製造が可能になります。この研究成果は浅沼 技研などとの共同研究によるものです。 ・内容詳細 http://www.asanuma-g.jp/news/pdf/news13-01-1.pdf ・里・小林研究室の紹介http://www.satokobayashi.mtl.titech.ac.jp/
   ≫≫●和辻哲郎文化賞を受賞 (朝日新聞2/5朝刊、毎日新聞2/5朝刊、東京 読売新聞2/5朝刊、中日新聞朝刊2/5、神戸新聞2/5地方版) 外国語研究教育センター 劉 岸偉 教授 兵庫県姫路市が創設した第25回和辻哲郎文化賞に本学劉教授の「周作人伝 ~ある知日派文人の精神史~」が選ばれました。選ばれた作品は日中近代 の激動の流れの中に生きた稀代の作家・周作人の82年に及ぶ波乱の一生を 丹念に追った大作です。 ・内容詳細 http://www.titech.ac.jp/topics/news/detail_3558.html?id=topics ・劉教授のHPの紹介: http://www.liu.flc.titech.ac.jp/ このページのトップへ    ※本学教員の所属・肩書きは、2013年2月1日現在のものです。 ※新聞記事・最新研究情報は2013年1月21日~2013年2月26日までの東工 大研究関連記事・情報の中からピックアップして掲載しています。
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      **編集後記**
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      今年は研究・産学連携本部ができて10年目を迎えようとしています。
      この間、大学の風景もずいぶん変わりました。大岡山駅を出ると久しく正
      門からの視界を遮っていた図書館がなくなり、本館の白い塔が遠望されま
      す。 広くなった正門を抜け地下化した図書館の上を行くと、桜の老木の
      並木の間に広いウッドデッキが本館まで通じています。天気のよい日中は
      近隣の親子づれも多く開放的な空間が広がっています。
      一方、産学連携活動への政府の支援はこの3月で終了します。この10年
      で産学連携の体制、仕組みなどの環境は大分整理され、大きな成果もこれ
      から期待できるように思います。
      私事ですがこの3月で退職します。桜の老木を仰ぎながら3月中に開花す
      るだろうか、見頃は4月に入ってだろうかと気にかけています。
            

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