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第131号(2015年7月)

     7月を迎え、夏空がまぶしく感じられる季節となりました。
  今月号は、先日行われた産学連携会員制度年次総会の報告や
  近日開催の本学出展イベントの情報を掲載しております。
  是非ご一読ください。
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      ○●●目次●●○
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  ★:画像付きの記事を掲載しております。是非ご覧ください♪
【1】研究・産学連携本部からのお知らせ ≫ テクノトランスファーinかわさき2015-第28回先端技術見本市-(7/8-10) ≫ イノベーション・ジャパン2015(8/27、28)
≫ 他2件のお知らせ 【2】産学連携活動のご紹介 ≫ 産学連携会員制度 年次総会開催の報告
≫ 東京工業大学・スイス連邦工科大学ローザンヌ校(EPFL)及びアーヘン工科大学視察ミッション」参加報告 ≫ 細野秀雄教授が第40回(平成27年度)井上春成賞を受賞  【3】若手研究者紹介    「東京工業大学挑戦的研究賞」受賞者紹介
≫ ★大学院理工学研究科 数学専攻 カールマン タマシュ 准教授
【4】最新発明情報 ≫ 今月は未公開特許4件です 【5】最新の研究成果 ≫ 2件の研究成果のご紹介 【6】新聞掲載記事 ≫ 12件の東工大研究関連情報のご紹介 【編集後記】 〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
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      【1】研究・産学連携本部からのお知らせ
4件のお知らせ    +‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥・+    ≫≫●テクノトランスファーinかわさき2015
   ―第28回先端技術見本市― (7/8-10)
   日 時:2015年7月8日(水)~10日(金)10:00~17:00
   場 所:かながわサイエンスパーク(KSP)
   イノベーションセンター西棟(川崎市 溝の口)
   主 催:公益財団法人神奈川産業振興センター、神奈川県、川崎市(順不同)
   詳 細: http://www.tech-kawasaki.jp/ttk2015/index.html    神奈川県、川崎市は、メカトロニクス産業を始めとする高度な技術集積地を
   形成しており、世界的な製品開発拠点として注目を集めている地域です。
   この展示会は、地域産業の育成・振興を目的として、先端的な工業製品やソフト
   ウェアなど、多岐にわたる新技術・新製品の展示・実演を行うものです。
   川崎市産学連携コーナーでは、近郊大学のシーズ・技術を紹介し、来場
   企業との連携を図ります。
   東工大からは、食品内部の異物の非破壊短時間検知システム、水中微量有機
   物の光分解・深紫外線発生装置等を紹介します。

   ≫≫●イノベーション・ジャパン2015(8/27、28)
   日 時:2015年8月27日(木) 9:30~17:30、8月28日(金)10:00~17:00
   場 所:東京ビッグサイト(東京国際展示場)西展示棟 西1ホール
   主 催:国立研究開発法人科学技術振興機構、
   国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構
   JST HP: http://www.jst.go.jp/tt/fair/
   詳 細: http://www.ij2015.com/
   入場料:無料    大学の技術シーズと産業界の技術ニーズを結びつける国内最大のマッチングイベントです。
   本学からは以下の7件の出展を予定しています。
   ・装置・デバイス/齋藤 滋規 准教授 (*)
   「マイクロ構造による表面の柔軟性を持つ静電チャック」
   ・装置・デバイス/高山 俊男 准教授
   「伸縮可能なチューブを束ねるだけで実現できる推進装置」
   ・情報通信/廣川 二郎 教授  (*)
   「高速データ伝送用薄型軽量平面アンテナ」
   ・医療/土方 亘 助教 (*)
   「電気刺激による筋肉の収縮を利用した体内発電システム」
   ・ライフサイエンス/木賀 大介 准教授 (*)
   「合成生物学による遺伝暗号改変を活用したタンパク質の高度化」
   ・ナノテクノロジー/早水 裕平 准教授
   「規則正しい結晶構造を作るペプチド・タンパク質によるフォトリソグラフィー」
   ・ナノテクノロジー/米谷 真人 特任准教授 (*)
   「マイクロ波界面加熱を利用したピンポイント加熱・アニーリングプロセス」        (*)は、別途、説明会場にてJSTショートプレゼン(各5分間)の予定です。
   ≫≫●東工大社会人教育院「Enterprise Engineering コース(IT-CMF)」
   -グローバル産業リーダー育成プログラム(GINDLE)-(9/4、5)
   日 時:2015年9月4日(金)、5日(土)9:30~17:20
   場 所:キャンパス・イノベーションセンター410教室 (東工大田町キャンパス)
   詳 細: http://www.kyoiku-in.titech.ac.jp/course/gindle/detail_212.html    ビジネスにおいてITを効果的に利用することをテーマに、IT活用力成熟度
   フレームワーク(IT-CMF)Tier2レベルの解説及び演習を行います。
   情報システムベンダーあるいはユーザ企業の情報システム関連部署の部課長
   レベルおよびシニアコンサルタントの方などが主な受講対象です。
   ≫≫●東工大横浜ベンチャープラザ入居募集    東工大YVPは、入居申込手続き、実験設備設置、
   及び条例手続きなどに関する入居相談を随時受け付けております。
   詳 細: http://www.smrj.go.jp/incubation/yvp/room/054663.html
   問合せ:東工大横浜ベンチャープラザ IM室 TEL045-989-2205
   
※イベント情報は研究・産学連携本部HPにも掲載しています(随時更新)。
トップページのカレンダーのアイコンからご覧いただけます。 このページのトップへ

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      【2】産学連携活動のご紹介
2件のご紹介 +‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥+          ≫≫●産学連携会員制度 年次総会開催の報告    6月9日(火)、今年度の産学連携会員制度の年次総会を「東工大蔵前会館(TTF)
   ロイアルブルーホール」にて、会員及び学内関係者80名超の参加を得て開催
   いたしました。
   総会は、まず三島良直学長より開会のあいさつとして、「第5期科学技術基本計画の
   方向性と東工大の取組」と題して現在、総合科学技術・イノベーション会議で
   検討中の第5期科学技術基本計画とそれを受けた本学の取り組みを紹介いたしました。    研究・産学連携本部からは、本学の昨年度の産学連携の取り組み概要と会員制度に
   関しての具体的な活動状況や今年度の活動方針について報告いたしました。
   特別講演では、内閣府の林参事官から「第5期科学技術基本計画の検討状況」という
   テーマにて講演いただき、現在検討中の第5期科学技術基本計画の概要について興味
   深い話題が提供されました。
   総会終了後は、大学内で交流会を開催し、会員参加者と三島学長、安藤理事・副学長
   (研究・産学連携本部長)をはじめとする大学幹部、教員、本部員、産学連携コーディネーター
   等との間で産学連携推進の話題を中心として交流を深めました。    本学の産学連携会員制度では、会員企業毎に担当の産学連携コーディネーターを
   置いて緊密にコミュニケーションを行い、産学連携についてその推進方策も含めて
   会員と本学が協議して最適な形態で産学連携を行う「テーラーメード産学連携」を
   柱として、多様な事業メニューにより会員企業の要望に応えています。
   産学連携会員制度にご関心のある方は、研究・産学連携本部のHPをご覧ください。
   ≫≫●「東京工業大学・スイス連邦工科大学ローザンヌ校(EPFL)及び
      アーヘン工科大学視察ミッション」参加報告    東京工業大学は、世界のトップ10に入る理工系総合大学を目指して、様々な
   取り組みを行っています。中でも国際化は、今後の成長・発展になくては
   ならない要素です。
   この一環として、欧州の有力理工系大学であるスイス連邦工科大学ローザンヌ校
   (EPFL)及びアーヘン工科大学をとの交流を活発化させるため、6月8日~12日に
   両大学にミッションを派遣し、両大学の関係者と研究発表、意見交換を行いました。
   両大学とも産学連携活動やベンチャー企業の創出を積極的に進めており、ワーク
   ショップでは両大学発のベンチャー企業からもプレゼンテーションがあり、
   有意義な会合となりました。東工大では既にMITとの国際連携の取組みを進めて
   いますが、今回訪問したEPFLやアーヘン工科大学とは、それぞれの特色を活かした
   スキームを構築して連携を進めていく計画です。日本の企業の皆様の積極的な
   参画を期待しています。
   ・産連本部HP: http://www.sangaku.titech.ac.jp/document/2015/news_EPFL.html
   ・東工大ニュース: http://www.titech.ac.jp/news/2015/031644.html
   ≫≫●細野秀雄教授が第40回(平成27年度)井上春成賞を受賞    細野秀雄教授(フロンティア研究機構 教授・元素戦略研究センター長)が
   第40回(平成27年度)井上春成賞をJX日鉱日石金属株式会社とともに受賞
   いたしました(受賞内容:酸化物半導体In-Ga-Zn-Oスパッタリングターゲットの
   開発高精細ディスプレイに適した酸化物半導体)。
   本賞は大学、研究機関等の独創的な研究成果をもとにして企業が開発、企業化
   した技術であって、わが国科学技術の進展に寄与し、経済の発展、福祉の向上に
   貢献したものの中から特に優れたものについて研究者および企業を表彰する
   ものです。7月15日(水)に贈呈式が予定されています。
   ・詳 細: http://www.titech.ac.jp/news/2015/031546.html
   ・細野・神谷・平松研究室の紹介: http://www.msl.titech.ac.jp/~hosono/
   ・元素戦略研究センター: http://www.mces.titech.ac.jp/index.html


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      【3】若手研究者のご紹介
1名のご紹介 +‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥+        平成26年度「挑戦的研究賞」の受賞者をご紹介いたします。
    詳細はこちら→ http://www.titech.ac.jp/news/2014/029253.html             ≫≫●"Polynomial invariants of bipartite graphs"
    Dr.KALMAN TAMAS, Associate Professor
    Graduate School of Science and Engineering Mathematics
    (受賞課題:『低次元トポロジーと代数的組合せ論』)     My background as a mathematician is in Topology, that is the study of
    space, with an emphasis on the phenomenon of "knottedness" in space.
    This is a fascinating area that guides most of my work, including the
    results that I summarize below. The results themselves however belong to
    a different field called Algebraic Combinatorics. While I am not aware of
    their practical uses yet, I anticipate that such will eventually be found.
    続きはこちら→ http://www.sangaku.titech.ac.jp/document/researchers/201507.html


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      【4】最新発明情報
特許情報公開のご紹介 +‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥+     研究・産学連携本部のHPでは、特許情報をご紹介しています。
今月は未公開特許4件です。詳しくはHPをご覧ください。
http://www.sangaku.titech.ac.jp/invent/member.html
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      【5】最新の研究成果
             2件のご紹介
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       ≫≫●Receptor-mediated selective autophagy degrades the endoplasmic reticulum and the nucleus. 
       Nature, 522, 359-362 (18 June 2015), doi:10.1038/nature14506, Published online 03 June 2015
大学院生命理工学研究科 中戸川 仁 准教授
大学院生命理工学研究科 持田 啓佑 大学院生 出芽酵母(パンやワインの製造に利用される有用微生物)を用いた研究により、
細胞内の大規模分解システム「オートファジー(自食作用)」が、細胞の核や
小胞体をも分解の対象とすることが発見されました。核と小胞体に結合して
「目印」となる2つのタンパク質が特定され、それらを分解するメカニズムも
あわせて解明されました。本成果は、オートファジーによる核および小胞体の
分解の生理的意義、疾患との関連、分子メカニズムの解明のための足掛かりと
なることが期待されます。
・論文HP: http://www.nature.com/nature/journal/v522/n7556/full/nature14506.html
・中戸川研究室の紹介: http://www.nakatogawa-lab.bio.titech.ac.jp/
・東工大ニュース: http://www.titech.ac.jp/news/2015/031447.html
・プレスリリース: http://www.titech.ac.jp/news/pdf/tokyotechpr20150602_nakatogawa.pdf
≫≫●Rational synthesis of organic thin films with exceptional long-range structural integrity. Science 5 June 2015: Vol. 348 no. 6239 pp. 1122-1126 DOI: 10.1126/science.aab1391,
資源化学研究所 福島 孝典 教授 センチメートル規模の大きな面積をもつ、ドメイン境界のない有機薄膜の形成に
成功しました。トリプチセン分子の3枚羽がかみ合ったハニカム構造によって
「2次元 + 1次元」の新しい空間充填デザインを実現し、真空蒸着、加熱冷却、
スピンコートといった簡便な操作だけで、ドメイン境界のない高秩序な分子
集積膜が形成されました。今後は、電子素子の高性能化、基材の表面改質、
新規分子デバイス創出といった多様な応用展開が期待されます。本件は、JST、
理研との共同研究の成果です。
・論文HP: http://www.sciencemag.org/content/348/6239/1122
・福島研究室の紹介: http://fuku.res.titech.ac.jp/
・東工大ニュース: http://www.titech.ac.jp/news/2015/031452.html
・プレスリリース: http://www.titech.ac.jp/news/pdf/tokyotechpr20150603_fukushima.pdf


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      【6】新聞掲載記事
             12件の東工大研究関連記事のご紹介
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       ≫≫●塩基配列の相同性、200倍超の速さで検索、東工大がソフト開発
(化学工業日報、5/27)
大学院情報理工学研究科 秋山 泰 教授 ゲノム解析で広く使用されているDNAの塩基配列の「相同性検索」を、これまでの
200倍以上のスピードで実行できるソフトウエア「GHOSTZ」が開発されました。
解析によって新たに決定できたDNA配列を、既知の配列を登録したデータベースと
比較することにより、類似配列を見つけ出すことが可能です。膨大なデータ処理を
必要とするメタゲノム解析などに威力を発揮することが期待されます。
・秋山研究室の紹介: http://www.bi.cs.titech.ac.jp/web/
≫≫●サイバー攻撃即検知、東工大、次世代送電網向け。
(日経産業新聞、5/28)
大学院総合理工学研究科 石井 秀明 准教授 ITを活用し、電力需給を制御するスマートグリッド(次世代送電網)が
サイバー攻撃を受けた場合、即座にこれを検知するソフトウエアが
開発されました。電圧変動や太陽光発電の出力低下といった被害の発生を
最小限に食い止め、安全性を高めることが可能です。このソフトは、電線や
制御装置に取り付けられた複数の電圧センサーの値を一斉に監視し、
電圧変化が一定以下の速度で起こることや、変電所に近い電線ほど電圧が
高くなる、といった規則性に照らし合わせ、不自然な値を検出してサイバー
攻撃を見抜きます。
・石井研究室の紹介: http://www.sc.dis.titech.ac.jp/
≫≫●23区内の全建物の延焼影響度を評価できる火災シミュレーター開発
(日刊工業新聞、6/2)
大学院情報理工学研究科 大佛 俊泰 教授 東京23区内のすべての建物について、延焼の影響度を評価できる火災シミュ
レーターが開発されました。175万棟の中の特定の建物から出火した際、
どの程度燃え広がるのかを推計することが可能です。火災が広がる恐れのある
地域や建物を重点的に不燃化することや、首都直下型地震の避難経路の
見直しなど、防災分野での活用が期待されます。
・大佛研究室の紹介: http://www.os.mei.titech.ac.jp/
≫≫●横浜・すずかけ台キャンパスに材料研究の新棟「元素戦略研究センター」開設
(日刊工業新聞、6/3)
応用セラミックス研究所 細野 秀雄 教授 本学のすずかけ台キャンパス(横浜市)に、材料科学研究に取り組む
「元素戦略研究センター」の新棟が開設されます。「元素キューブ」と呼ばれる
この新棟には、最新の分析機器が導入され、センター長である細野秀雄教授の
研究室が入居します。この新棟は、国内外の研究機関や企業との共同研究に活用され、
材料研究に関する国際的な連携拠点となる予定です。細野センター長は、液晶
パネルやELディスプレイの駆動に適した新材料の提唱や、常識を覆した
「鉄系超電導体」の発見で成果を出しています。
・元素戦略研究センターHP: http://www.mces.titech.ac.jp/index.html
・細野研究室の紹介: http://www.msl.titech.ac.jp/~hosono/
≫≫●生命維持にわが身削る?
~飢餓時に細胞自ら核分解し生存に役立てている可能性
(日刊工業新聞、6/4)
大学院生命理工学研究科 中戸川 仁 准教授
大学院生命理工学研究科 持田 啓佑 大学院生 →【5】をご覧ください。
≫≫●大林組、室内照明制御システムにブラインド制御機能を追加
(電気新聞、6/4)
大学院総合理工学研究科 中村 芳樹 准教授 大林組は3日、人が感じる「明るさ感」を基に室内照明を制御する「光環境制御
システム」に対し、ブラインドの制御機能を追加したと発表しました。
本システムは、大林組が、本学の中村芳樹准教授らと共同開発した技術で、
人の目に入る光の量「輝度」を数値化し、室内の光環境を制御します。
すでに実証試験が行われており、晴天時の日中の消費電力を63%削減することに
成功しました。今後は、年間を通じた終日の消費電力について、「60%削減」を
目指した検証を進めるとともに、机上のデスクライトを含む制御技術を
開発する予定です。
・中村研究室の紹介: http://www.enveng.titech.ac.jp/nakamura/
≫≫●菊池製作所、東工大と歩行支援装着型ロボを開発-日独で臨床試験
(日刊工業新聞、6/5)
総合理工学研究科 三宅 美博 教授 菊池製作所は、本学の三宅美博教授と共同で、歩行支援用の装着型ロボット
「ウォークメイト」を開発しました。パーキンソン病患者などの転倒予防や
リハビリでの利用を狙いに、2015年度中にドイツで臨床試験用のデータ収集を
開始する予定です。転倒による骨折は、高齢者が寝たきりになる主原因の一つと
されています。国内における運動器症候群(ロコモティブシンドローム)の患者
予備群は4700万人と推計されており、その削減対策のひとつとして、本製品の
将来的な活用が期待されます。
・三宅研究室の紹介: http://www.myk.dis.titech.ac.jp/
≫≫●東大、ナノ粒子でがんを除去する中性子線治療法を開発
(日刊工業新聞、6/11)
資源化学研究所 西山 伸宏 教授 東京大学大学院の片岡一則教授らは、MRIでがん組織を観察し、その後放射線を
利用してがんを破壊する治療法を開発しました。MRI造影剤でありながら、
熱中性子線を浴びると放射線を出す「ナノ粒子」をがん組織に集中させ、
治療を行います。すでに、マウスでの治療効果が確認され、将来的には「がんの
日帰り治療」に応用していく予定です。本件は、東大・東工大・放射線医学総合
研究所ほかの共同成果であり、本学からは西山伸宏教授が参画しています。
・西山研究室の紹介: http://www.bmw.res.titech.ac.jp/
・東工大ニュース: http://www.titech.ac.jp/news/2015/031542.html
≫≫●東工大、複合分子を開発
(日経産業新聞、6/18)
フロンティア研究機構  河内 岳大 特任准教授
大学院総合理工学研究科 彌田 智一 教授 有機太陽電池のエネルギー変換効率向上につながる複合分子が開発されました。
電子が一方向にだけ流れることが特徴です。太陽電池に応用すれば、受光で
生じた電子を効率よく取り出することが可能になり、現在5~10%にとどまって
いる変換効率を、最大で3割高められる可能性があります。民間企業と組んでの
実用化を目指す予定です。今回開発された新分子は円すい状で、電子は頂点から
底面に向けてのみ流れ、反対には流れないため、「ダイオード」と同じような
特性を持っています。
・彌田超集積材料プロジェクト: http://www.jst.go.jp/erato/iyoda/index.html
・彌田・長井研究室の紹介: http://ime.res.titech.ac.jp/member/profile.html
≫≫●第40回井上春成賞、細野東工大教授ら受賞
(日刊工業新聞、6/18)
応用セラミックス研究所 細野 秀雄 教授 井上春成賞委員会は2015年度の第40回井上春成賞受賞者を決定し、
本学の細野秀雄教授とJX日鉱日石金属による
「酸化物半導体In―Ga―Zn―Oスパッタリングターゲットの開発」ほか
一件が選ばれました。7月15日、東京・丸の内の日本工業倶楽部会館で贈呈式を
行う予定です。
・細野研究室の紹介: http://www.msl.titech.ac.jp/~hosono/
≫≫●東工大と東大、電子回路組成後も機能書き換え可能な分子回路部品を開発
(日刊工業新聞、6/22)
大学院理工学研究科 木口学教授
大学院理工学研究科 藤井慎太郎 特任准教授
元素戦略研究センター 多田朋史 准教授 電子回路を組んだ後でも回路部品の機能を入れ替えられる素子が、一つの
有機分子で実現されました。抵抗とダイオードの入れ替えに成功し、ナノ
メートルサイズのFPGA(プログラム可能なLSI)の実現に一歩前進しました。
知能を持つ微小な機械装置などの開発につながることが期待されます。
本研究では、カゴ状分子と、その中に入れる分子の組み合わせによって、
抵抗とダイオード、導線を作り分けています。本件は、東大との共同成果です。
・木口研究室の紹介: http://www.chemistry.titech.ac.jp/~kiguti/index.html
・多田研究室の紹介: http://www.mces.titech.ac.jp/authors/tada/tada_J.html
≫≫●東工大など、放射性セシウム汚染土壌を2万分の1に減容化するシステム開発
(日刊工業新聞、6/23)
原子炉工学研究所 竹下 健二 教授 放射性セシウムに汚染された土壌の容量を、2万分の1程度に減らすシステムが
開発されました。植物バイオマスを利用して水熱処理の効率を高め、吸着剤の
分解技術を確立することによって実現しました。福島県内で発生した汚染土壌は
2000万立方メートル以上と推計され、減容化は喫緊の課題です。今後、同県内の
汚染土壌で本手法の効果を実証し、実用化につなげる予定です。
・竹下研究室の紹介: http://www.nr.titech.ac.jp/~takeshita/


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      **編集後記**
     +‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥+
  
      6月の中旬に紫陽花を見に鎌倉に行きました。
整理券が配られるほどの混雑ぶりに驚きましたが、朝8時に目的のお寺に到着し、
開門と同時に入ったため、ほぼ待ち時間なしで楽しむことができました。
同じ株でも部分によって花の色が違うものがあり、家に帰ってから紫陽花について
検索しましたが、土壌の酸性度や根から吸収されるアルミニウムの量によって
色が変わること、また、花びらだと思っていた部分は萼であることを知りました。
一番の花の盛りは逃してしまっていたようでしたが、たくさんの花を眺めることができ、
おいしい食事もできたので大満足でした。
(編集委員 リンダッダ)

                                                  このページのトップへ	
   ※本学教員の所属・肩書きは、2015年5月1日現在のものです。
   ※新聞記事・最新研究情報は2015年5月24日~2015年6月23日までの東工大
    研究関連記事・情報の中からピックアップして掲載しています。
   ※人事異動等でメルマガの送付先に変更がある場合は
    mail@sangaku.titech.ac.jpまでご一報ください。また、メルマガへの
    ご意見・ご感想もお待ちしております。    ************************************************
    東京工業大学 研究・産学連携本部 
    〒152-8550 東京都目黒区大岡山2-12-1
    Tel: 03-5734-2445 Fax: 03-5734-2482
    e-mail: mail[at]sangaku.titech.ac.jp
    URL: http://www.sangaku.titech.ac.jp/
    ※メールアドレス内の[at]は@に置き換えてご送信ください。    ************************************************