<<次号 | 前号>>

第14号(2005年10月)
皆様こんにちは。先月末に開催された「イノベーションジャパン2005-大学見本市」には多くの方々にお越しいただきまして、誠にありがとうございました。あの会場での出会いが、本学との新たな関係が生まれるきっかけとなれば幸いです。さて、今月も情報満載ですので、お楽しみください。また、ご意見やご感想もお気軽にお寄せください。
=目次================================================================
【1】研究・産学連携本部からのお知らせ
≫ ものつくり教育研究支援センター、始動
≫ 東工大COE教育改革PM編出版
≫ イノベーションジャパンにて大竹助教授、UBS賞を受賞
≫ その他、工大祭など5件のお知らせ
【2】産学連携活動のご紹介
≫ 「本部の体制強化と新メンバーの紹介」本部長代理 香取和之
【3】最新発明情報
≫今月は未公開特許情報が14件増えました。
【4】21世紀COEコーナー
≫ 都市地震工学の展開と体系化
【5】冊子紹介
≫ 東工大クロニクル最新号、三菱商事とのプロジェクトを紹介
【6】新聞掲載記事
≫9件の東工大研究関連記事ご紹介
=====================================================================
====================================================================
【1】研究・産学連携本部からのお知らせ
====================================================================

≫≫◆ものつくり教育研究支援センター、始動

8月29日、「ものつくり教育研究支援センター」の開所式を大岡山キャンパス南2号館で行いました。本センターは、本学の「ものつくり」の拠点となるものです。開所式にあわせて授業などで製作された作品やパネルが展示され、10月23日まで公開します。是非この機会をお見逃しなく!
http://www.titech.ac.jp/news/j/news050830-2-j.html


≫≫◆東京MOT6大学発足

世界に冠たる技術経営専門職大学院(MOT)を創出することを目指して、芝浦工業大学、東京工業大学、東京農工大学、東京理科大学、日本工業大学、早稲田大学のMOT連合が発足しました。9月27日には「動き出した技術経営・MOT大学院~東京MOT6大学連合~」と題したシンポジウムが開催され、立見も出るほどの盛況で、MOT教育への関心の高さを窺い知ることができました。
http://motjapan.org/


≫≫◆東工大COE教育改革PM編、日経BP社より出版

9月5日、日経BP社より単行本「産業活性化を担うプロジェクトマネージャー養成講座」(丸山正明著)が出版されました。本書は、「東工大COE教育改革」の続編です。本の詳細、購入については下記をご覧ください。
http://www.sangaku.titech.ac.jp/document/oldest/news_0914.html


≫≫◆イノベーションジャパンにて大竹助教授、UBS賞を受賞

9月27日~29日の3日間、東京国際フォーラムで「イノベーションジャパン2005-大学見本市」が開催されました。今年も「UBSスペシャル・アワード」が実施され、本学の大竹尚登助教授が最優秀賞であるUBS賞を受賞しました。
このアワードはUBS証券の協力の下、大学ゾーン全出展者を対象に、日経BP社編集スタッフなどの評価委員会がビジネスの可能性や将来性を考慮して選出するものです。

大竹助教授の発表詳細については、こちらをご覧ください。


≫≫◆Art at Tokyo Tech2005~Autumn

 場所:大岡山キャンパス 西9号館 ディジタル多目的ホール
 定員:280名(先着順、入場無料)

[クラリネット演奏とトーク]
 日時:平成17年10月5日(水)12:20~13:10
[ピアノと室内楽演奏会]
 日時:平成17年10月12日(水)18:00~19:45
[ジャズトリオ演奏会]
 日時:平成17年10月26日(水)18:00~19:30
http://www.dst.titech.ac.jp/art_2005_a&u.html


≫≫◆第3回学術・研究公開~未知への挑戦と創造~

 日時:平成17年10月21日(金)10:00~17:00
 場所:すずかけ台キャンパス

すずかけ台キャンパス学術・研究公開は、今年で3回目を迎えます。当日は、研究室の公開や研究成果の発表、著名な研究者による学術講演会、学外者との学術懇談会などを企画しています。
フロンティア創造共同研究センター棟(S2棟)1階では、研究・産学連携本部が協力して「東工大新技術コーナー」の展示を行っています。今回のイベントにあわせて新しい展示もスタートしますので、ぜひお立ち寄りください。
http://www.titech.ac.jp/news/j/news050905-j.html


≫≫◆工大祭&オープンキャンパス

 日時:平成17年10月22日(土)、23日(日)
 場所:大岡山キャンパス

東工大の学園祭、「工大祭」は毎年秋に開催されています。学生が企画から運営までを行い、模擬店やイベントで盛りだくさんです。講演会では、小柴昌俊氏(ノーベル物理学賞受賞)らをお招きします。また、工大祭にあわせてオープンキャンパスを行います。
http://www.titech.ac.jp/news/j/news050718-j.html


≫≫◆第3回Inter-COE21のテレビ放映決定

大岡山キャンパスで8月に行われた第3回Inter-COE21の様子が、サイエンスチャンネルで放送されます。また、JSTのHPでも視聴可能です。当日のシンポジウムや交流会だけでなく、日頃の21世紀COEプログラムの研究教育活動状況もご紹介します。

<サイエンスチャンネル>
※スカイパーフェクトTV、CATVで視聴可能です。

放送日:平成17年10月30日(日)16:30~17:00
    平成17年11月6日(日)17:30~18:00(再放送)

JST(科学技術振興機構)HP

このページのトップへ
====================================================================
【2】産学連携活動のご紹介
「本部の体制強化と新メンバーの紹介」
研究・産学連携本部長代理、兼リエゾン・研究情報部門長 香取和之
====================================================================
弊本部では産学連携推進活動の強化、特に企業とのリエゾン活動の抜本的強化を目指して、体制の強化を順次進めております。本年4月以降現在迄に5名が弊本部に採用されましたので、宜しくお引き立てのほどお願い申し上げます。
  1. 産学連携コーディネーター
    教員の知財の特許化と企業への技術移転、及び企業ニーズ・学内研究シーズのマッチングによる共同研究のコーディネーションを行っています。
    これまで16名のコーディネーターが活躍していましたが、機械分野及び電子・デバイス分野への対応力強化の為、両分野1名ずつの増員を行い、奥村勝司と松下近が加わりました。
  2. リエゾン・研究情報部門員
    東工大発ベンチャーの発掘と育成支援を重点的に行う為と、組織的連携推進、特に東工大提案型の研究開発プロジェクト推進を行う為に、高木栄(特任助教授)と坂田淳一(特任助教授)の両名を採用しました。
    前者は、シンクタンクでの経営コンサルタント及びベンチャビジネス創業の経験を有し、後者は、政府系法人に於いて中小企業の支援、及びコンサル会社に於ける経営指導の経験を有します。
  3. 知的財産・技術移転部門員
    特許出願業務への対応強化の為に1名増員し、坂井陽子が加わりました。

以上の新規採用されたメンバーを含め、50名を超す体制となった研究・産学連携本部は皆様のご要望にさらに迅速かつ柔軟に対応してまいります。
このページのトップへ

====================================================================
【3】最新発明情報:特許情報公開のご案内
====================================================================
技術シーズの宝庫である東工大の特許情報を、研究・産学連携本部HPの「最新発明情報」に掲載しています。ここでは未公開特許を含め、順次新情報も掲載しておりますので、是非皆様の商品開発にご活用ください。
今月は未公開特許情報が14件増えました。
このページのトップへ

====================================================================
【4】21世紀COEコーナー
機械・土木・建築・その他工学分野「都市地震工学の展開と体系化」
====================================================================
今回は、平成15年度の「21世紀COEプログラム」(略称:COE21)の「機械・土木・建築・その他工学」分野で採択された「都市地震工学の展開と体系化」を紹介します。

本学では、多数の地震工学の優れた研究者が下記の6専攻に分散所属しています。本拠点は、関係者の力を結集して、先端的技術で防災都市づくりをめざす都市防災先端技術、安全で快適な都市への再生をはかる都市再生防災技術、及び両者の推進戦略を構築する都市防災技術戦略、という3つの研究課題を追求します。従来の地震工学は、現代都市の3要素であるモノ(都市施設)、ヒト(市民)、社会(都市システム)のうち、モノの耐震性に主力が注がれてきましたが、本拠点では、都市全体の総合防災力を高めることに主眼を置いています。

○総合理工学研究科
  人間環境システム専攻
  環境理工学創造専攻

○理工学研究科
  土木工学専攻
  建築学専攻
  国際開発工学専攻

○情報理工学研究科
  情報環境学専攻

2003年9月1日、学内に「都市地震工学センター」を設置しました。
ここでは、(1)国内外の研究機関、民間機関、行政やNPOなどと積極的に連携して、都市地震工学に関する研究とその実践展開を強力に推進すること、(2)震防災先端技術や防災都市再生技術の開発と実用化を図り、都市防災戦略技術を深化させることで国内外の都市地震災害の軽減に貢献すること、(3)北南米、欧州、アジアを繋ぐ地震工学研究のハブとして国際共同研究や国際交流において重要な役割を担い世界の地震工学研究をリードすることを目標としています。

教育面では、世界をリードする防災専門家を輩出することを目的とし、博士課程特別コースを新設しました。海外連携大学への留学研修や民間機関等へのOJTを組み込み、社会人や発展途上国からの留学生をも広く受け入れ、国際社会でリーダシップをとることのできる人材・知材を育成します。また、行政・NPO・民間企業など社会との連携をはかるため、特に地方自治体の防災担当者や一般市民の方々との意見交換ができる「都市地震防災セミナー」をシリーズで開催しています。 
このページのトップへ

====================================================================
【5】冊子紹介:「東工大クロニクルNo.402号」
====================================================================
東工大クロニクル」は30年以上の歴史を持つ広報誌です。最新号では、東工大と三菱商事とのプロジェクト、「Entropia レーザーInitiative」について大きく取り上げています。HPにはバックナンバーも掲載しています。
このページのトップへ
====================================================================
【6】新聞掲載記事:9件の東工大研究関連記事ご紹介
====================================================================
≫≫◆「新しい光触媒」(日経産業新聞 8/22)
理工学研究科 材料工学専攻 岡田清教授、中島章助教授

光触媒として知られている酸化チタンは、壁紙の接着などに使用されているトルエン(代表的なVOC[揮発性有機化合物])を水と二酸化炭素に分解できます。しかし、分解中間生成物が酸化チタン表面に溜まって分解能力が低下していき、繰り返して利用することが困難でした。今回、酸化チタンを硫酸で処理することで、分解中間生成物が溜まりにくくなり、トルエン分解能力の耐久性が向上しました。
関連特許:特開2001-149775

 ・岡田・中島研究室


≫≫◆「USBポートに指紋認証」
(FujiSankei Business i 8/25、日刊工業新聞 8/26、日経産業新聞 9/1)

東工大発ベンチャーの株式会社ビヨンド・エルエスアイが、個人の指紋登録・照合などのすべての情報をデバイス内で完結し、それをパソコンのUSBポートに差し込むことで起動やログオンができる指紋認証鍵を開発し、9/1より販売を開始しました。

 ・株式会社ビヨンド・エルエスアイ


≫≫◆「デジタルシネマの画質評価技術」(日経産業新聞 8/26)
情報理工学研究科 計算工学専攻 中嶋正之助教授

「デジタルシネマ」は撮影以降の製作途中で多くの機器を使用するために、完成したものを投影した時の色が撮影時の本来の色と変わってしまうことがありました。中嶋教授らは、撮影時に撮影した静止画をもとに、投影時に本来の色を再現するように調整できるようにしました。

 ・中嶋研究室


≫≫◆「低温加工セラミックス」(日刊工業新聞 8/29)

応用セラミックス研究所 若井史博教授、吉田道之研究員

ジルコニアは、複雑な形状のセラミックス製品を高精度で得られる塑性加工が可能な超塑性セラミックスですが、加工するためには、通常、1400~1500℃に加熱する必要があります。若井教授らは、結晶径を従来の300~400nmから60nmに小さくし、さらに欠陥のない緻密な構造とすることで、加工に必要な温度を300℃下げられることを見出しました。1100℃での加工には、既存の金属加工設備を使用することができますので様々な分野での応用が期待されます。

 ・若井研究室


≫≫◆「照明の影響を考慮した色認識」(日経産業新聞 8/29)

総合理工学研究科 物理情報システム専攻 内川惠二教授、
横浜国立大学 長尾智晴教授

カメラなど色を認識する装置では、反射光のスペクトルをそのまま解析するだけですので、照明の色や照明の当たり具合で同じ対象物の色を違うものと認識してしまいます。一方、人の脳は、対象物以外の周囲の色を同時に認識して処理することで対象物本来の色を認識します。内川教授らは、カメラ画像の処理に人の脳の神経回路網をまねたニューロネットワークを利用して、人の脳がとらえる色とほぼ同じように認識できるようにしました。
関連特許:特願2005-015313(【最新発明情報】をご覧下さい)

 ・内川惠研究室


≫≫◆「騒音の簡易測定」(日経産業新聞 9/1)
精密工学研究所 上羽貞行教授・中村健太郎助教授

機械や自動車による騒音の分布を簡易に測定するシステムを開発しました。測定用マイク1つを動かしながら音を測定し、超音波センサーを組み込んだカメラを使用してマイクの位置を連動して測定し、それぞれのデータをパソコン処理することで音の分布を割り出すシステムです。従来のマイクを多数使ったシステムより簡易なシステムとなり、専門知識がなくても利用できます。
関連特許:特開2005-062093

 ・上羽・中村研究室


≫≫◆「カヌーのバーチャルリアルティー」(日経産業新聞 9/2)
精密工学研究所 佐藤誠教授・長谷川晶一助手、
東京大学 西田友是教授、北海道大学 土橋宜典助教授

ワイヤーを繋いだ棒をオールの代わりに漕ぐように動かすことで、ワイヤーに伝わる張力を用いてカヌーを漕いでいる状態として解析し、実物のカヌーであれば掛かる水の抵抗力をワイヤーにフィードバックします。同時に、スクリーンに川の映像を出し、カヌーの状態を映像として再現します。

 ・佐藤研究室


≫≫◆「宇宙最遠方の巨大爆発現象の距離を測定」(東京読売新聞 9/13)
理工学研究科 基礎物理学専攻 河合誠之教授

河合教授が代表者である東京工業大学、国立天文台などからなる研究チームは、9/4に発生した約500秒間のガンマ線バースト(巨大爆発現象)をすばる望遠鏡によって観測し、爆発までの距離が 128億光年であることを明らかにしました。これは、初期の宇宙での星の姿の手かがりとなります。ガンマ線バーストは、寿命が数百万~千万年という短い大質量星の死で発生すると考えられているものです。

 ・河合研究室
 ・研究内容


≫≫◆「ブログ中の形容詞からコメント分析」(日経産業新聞 9/15)

精密工学研究所 奥村学助教授

インターネット上のブログは不特定多数の人から様々なコメントが書き込まれ、口コミ効果がある他、製品や団体・個人に対する風評による被害の問題化も生じています。奥村助教授は、ブログに寄せられるコメントをインターネット上で網羅的に自動収集・監視し、統計学習を用いた自然言語処理を行い、そこから人の意見・感情などの情報を抽出、発掘するためのソフトを開発しました。
関連特許:特開2004-164054 、特開2003-281093

 ・奥村研究室 

このページのトップへ

◇メルマガ配信停止◇
「配信不要」と書いたメールを
mail@sangaku.titech.ac.jp までお送りください。
◇メルマガ配信申込み◇
http://www.sangaku.titech.ac.jp/mail/index.html
◇ご意見・ご感想・ご登録内容の変更◇
mail@sangaku.titech.ac.jp
************************************************
東京工業大学 研究・産学連携本部 
〒152-8550 東京都目黒区大岡山2-12-1
Tel: 03-5734-2445 Fax: 03-5734-2482
e-mail: mail@sangaku.titech.ac.jp
URL: http://www.sangaku.titech.ac.jp/
************************************************