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第15号(2005年11月)

早いもので今年も残すところ2か月となりましたが、いかがお過ごしでしょうか。今月号は、イノベーションジャパンで東工大ブースへお越しくださった方々にも一斉配信しています。今後ご不要な場合は、恐れ入りますが「配信不要」とご記入の上ご返信ください。よろしくお願いいたします。

=目次===============================================================
【1】研究・産学連携本部からのお知らせ
≫戦略的研究拠点育成プログラム「統合研究院」開設記念会開催
≫第6回3セラミックス研究機関合同講演会
≫大田区-東工大第12回技術交流セミナー
≫その他4件のシンポジウムを開催  
【2】産学連携活動のご紹介
≫「コーディネーターの紹介」リエゾン・研究情報部門員 関谷哲雄
【3】最新発明情報
≫今月は未公開特許情報が12件増えました。
【4】21世紀COEコーナー
≫ 学術複合新領域分野「大規模知識資源の大系化と活用基盤構築」
【5】最近の研究成果
≫「有機サイリスタ」
【6】新聞掲載記事
≫7件の東工大研究関連記事ご紹介
≫ものつくり教育研究支援センター、始動
≫東工大COE教育改革PM編出版
≫イノベーションジャパンにて大竹助教授、UBS賞を受賞
≫その他、工大祭など5件のお知らせ
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【1】研究・産学連携本部からのお知らせ
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≫≫◆戦略的研究拠点育成プログラム「統合研究院」開設記念会開催

10月5日(水)、東京大手町にある経団連会館において「統合研究院」の開設記念会・交流会が開催されました。同プログラムは、新しい時代を拓く研究開発システムを実現するため、組織の長の優れた構想とリーダーシップにより、研究機関の組織改革を進め、国際的に魅力のある卓越した人材創出・研究拠点の育成を図る大型のプログラムです。
http://www.titech.ac.jp/news/j/news051010-j.html


≫≫◆精密工学研究所知財シンポジウム

日時:平成17年11月8日(火)9:30~19:00
場所:一橋記念講堂(学術総合センター2階)
主催:精密工学研究所

「半導体における知財戦略~IPイノベーションのシナリオ」と題して半導体コンソーシアムや大学等が、研究開発戦略と知的財産の活用方法を紹介します。研究・産学連携本部の知的財産・技術移転部門長、喜多見淳一教授の発表もあります。11月1日登録締切ですので、お見逃しなく!
http://www.semiconductorportal.com/tit/


≫≫◆第6回3セラミックス研究機関合同講演会

日時:平成17年11月8日(火)13:00~17:30
場所:すずかけ台キャンパス(すずかけホール3階 多目的ホール)
主催:東京工業大学応用セラミックス研究所、名古屋工業大学材料工学科、
(財)ファインセラミックスセンター材料技術研究所

「セラミックス研究の最前線とプロジェクト研究の現状」をテーマとして、3セラミックス研究機関(JFCC、名工大、東工大)の合同講演会を行います。FAXでの事前申込みが必要ですので、詳細はこちらをご覧ください。


≫≫◆大田区-東工大第12回技術交流セミナー

日時:平成17年11月10日(木)18:00~20:00
場所:大田区産業プラザ(PiO)6階E会議室
主催:(財)大田区産業振興協会、(財)理工学振興会(東工大TLO)

毎月開かれる大田区の技術交流セミナーでは、本学の教員が講演を行い、大田区内の企業各社に東工大の最新テクノロジーを紹介しています。
11月の講演者は、イノベーションジャパンでUBS賞を受賞した大竹尚登助教授です。参加費は無料ですので、受講希望者はこちらよりお申込みください。


≫≫◆The 4th COE-Chem6 International Symposium

日時:平成17年11月22日(火)、23日(水)
場所:大岡山キャンパス(デジタル多目的ホール)
主催:東工大21世紀COEプログラム「分子多様性の創出と機能開拓」

本シンポジウムでは、マテリアル分子機能、生命分子機能、環境プロセス機能の3分野に関する講演とポスターセッションを行います。
お申込み方法、講演者などの詳細はこちらをご覧ください。


≫≫◆名大-東工大材料系COE合同シンポジウム

日時:平成17年11月22日(火)10:30~19:30
場所:品川プリンスホテル 新館17階「大磯」
主催:東工大21世紀COEプログラム

「産業化を目指したナノ材料開拓と人材育成」
名古屋大学と東京工業大学の材料系COEプログラムは、相互理解を深めるために合同シンポジウムを開催します。「自然に学ぶナノマテリアルの開拓」と題して、講演やポスターによる活動報告を行う予定です。


≫≫◆「社会イノベーションと人材育成」シンポジウム

日時:平成17年11月24日(木)15:00~17:30
場所:大岡山キャンパス(デジタル多目的ホール)
主催:大学院社会理工学研究科 社会工学専攻

現代社会における世界レベルでの紛争、環境問題、医療福祉現場の混乱、高齢化への対応など、市場経済と行政組織だけでは対処できない課題に対して、市民が主体者として活動することによるイノベーションが期待されています。そうした社会イノベーション・シンポジウムの2回目として、必要とされる人材像と教育について議論するものです。
http://www.soc.titech.ac.jp/event/GP/social%20inovation1124.html

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【2】産学連携活動のご紹介
「コーディネーターの活動紹介」
研究・産学連携本部 リエゾン・研究情報部門員 関谷哲雄
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研究・産学連携本部には岩本喜直シニアコーディネーターをはじめ18名のコーディネーターが在籍し、それぞれ物質、材料、情報、通信、電気、電子、デバイス、土木、建築、機械、ライフサイエンスなどの技術分野や、契約、法務、経営、特許などの専門分野を持ち、教員、企業、本部内の関係部門などと連携して次のような業務を行っております。

(1)本学教員の発明の評価、権利化、権利維持に係る業務
(2)知的財産権のライセンスに係る業務
(3)本学教員による技術相談、技術指導の窓口業務
(4)共同研究、受託研究の相談や契約交渉
(5)NEDOなど公的資金による事業のプロジェクト管理

本学のコーディネーターは、企業において研究開発、知的財産管理、事業運営などの豊富な経験をもつ企業出身者、大学で高度、かつ幅広い研究経験をもつ大学出身者など多彩な人材によって構成されております。企業の様々なご要望に対し、企業と大学を結ぶ仲介者として、また課題解決の当事者として頼りになるご相談相手であると自負しております。本部のHPにコーディネーター一覧を掲載しておりますので、詳細についてはこちらをご覧ください。
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【3】最新発明情報:特許情報公開のご案内
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技術シーズの宝庫である東工大の特許情報を、研究・産学連携本部HPの「最新発明情報」に掲載しています。ここでは未公開特許を含め、順次新情報も掲載しておりますので、是非皆様の商品開発にご活用ください。
今月は未公開特許情報が12件増えました。
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【4】21世紀COEコーナー
学術複合新領域分野「大規模知識資源の体系化と活用基盤構築」
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今回は、平成15年度の「21世紀COEプログラム」(略称:COE21)の「学術複合新領域」分野で採択された「大規模知識資源の体系化と活用基盤構築」を紹介します。

これまでに種々の個別知識データが構築されてきましたが、それらは、個人、研究機関、研究分野に分散し、統一された概念のもとで開発されていないので、管理・拡張・活用が容易ではありません。このばらばらに存在する知識を体系化し、関連付けていくことによって新たな応用を展開する、既存の学問領域をさらに発展させる、それを支える知識資源研究者を育成することが、このCOE拠点の目的です。

具体的な対象知識資源としては、話し言葉、自然言語、遠隔教育資源、古典文献、歴史文書、マルチメディア教材などで、大規模知識資源の構築技術、検索技術、データマイニング技術、ネットワーク技術、並列計算技術などを研究しています。本拠点の研究によって誰でも容易に知識資源を構築し、体系的に活用することが可能になり、既存学術の一層の発展と新しい学術の開拓が可能になると期待されます。また、研究を通じて、知識資源の体系化と活用に関する知識を身につけた、若手知識資源研究者を育成していきます。国際フォーラムの開催のほか、各研究室の博士課程の学生による博士フォーラムの開催も、育成の一役を担っています。

本拠点は、情報理工学研究科 古井貞熙教授を拠点リーダーとして以下の3専攻とセンターの教員で構成されています。このように、一専攻内だけの研究にとどまらず、他専攻と一緒に研究を行うことで新しい学問領域が生まれてきます。

○情報理工学研究科 
計算工学専攻
○社会理工学研究科
人間行動システム専攻
価値システム専攻
学術国際情報センター

また、研究内容は大きく4グループに分けられます。言語・文献知識資源グループは、書かれた言語資源を対象に、辞書の作成、言語資料の体系化、数理統計的分析を行います。2番目は、e-ラーニング、遠隔学習モデル、言語教育支援教材などの学習・教育のための資源を扱うグループです。3番目は、音・映像・感覚知識資源グループで、音・映像等の知識資源を構築し、最新の処理技術で人間の感覚的な世界を解明する研究を進めています。4番目は、Web知識資源グループで、Web上の多様な知識を体系化する研究をしています。
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【5】最近の研究成果「有機サイリスタ」
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"An organic thyristor"  Nature  vol. 437、pp. 522 (2005)
理工学研究科 有機・高分子物質専攻 森健彦助教授

電気伝導や超伝導を示す有機材料として知られている有機電荷移動錯体BEDT-TTF(ビスエチレンジチオロ-テトラチオフルバレン)の一種の化合物が、ある程度以上の電圧をかけると電気抵抗がM(メガ)オームからk(キロ)オームに3桁近く小さくなることを見出しました。この物質と直列に抵抗をつないで直流電圧をかけたところ、抵抗変化が生じる電圧付近で交流の発振が見られました。インバーター(直流・交流変換機)として利用されているサイリスタと同じ動作ですが、シリコン半導体サイリスタと違って整流作用はありません。これは、何もドープしていないバルクの有機伝導体を使った全く新しいタイプのデバイスです。
なお、本研究は、早稲田大学理工学部応用物理学科の寺崎一郎教授,東京大学物性研究所の森初果助教授,東北大学多元物質科学研究所の野田幸男教授、高輝度光科学研究センターの池田直主幹研究員、岡山大学理学研究科の野上由夫教授との共同研究です。

森研究室  
・研究詳細  
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【6】新聞掲載記事:7件の東工大研究関連記事ご紹介
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≫≫◆「光ファイバーを用いた橋上の車の重量検知システム」
(日経産業新聞9/21)
理工学研究科 土木工学専攻 三木千壽教授

光ファイバーをセンサーとして、橋を走行する車の重量や走行量を測定するシステムを開発しました。橋の裏側に光ファイバーを設置することで、橋のたわみに追従して光ファイバー内の信号波形が変化するので、これを解析します。こうしたデータは、橋の耐久性の調査や補修計画に役立ちます。2、3年後の実用化に向けて開発しています。

関連特許:特願2005-172700 (【最新発明情報】をご覧ください)
特開2002-014082、特開2005-009928、特開2005-179957

三木研究室


≫≫◆「有機サイリスタ」
(日経産業新聞・日刊工業新聞9/22、化学工業日報9/26)
理工学研究科 有機・高分子物質専攻 森健彦助教授

【5】「最近の研究成果欄」をご覧ください。

関連特許:特願2005-056378(【最新発明情報】をご覧ください)
特開平06-166695、特開平06-080682

≫≫◆「CAD/CAE統合ソフト開発ベンチャーを設立」
(日刊工業新聞9/26)
理工学研究科 機械物理工学専攻 萩原一郎教授

萩原教授らは、JSTプレベンチャー制度の研究開発課題「次世代型統合CAEシステム」の成果を事業展開するために、「東工大発ベンチャー」株式会社インターローカスを設立しました。メッシュに関わる様々なソフトウェアを開発し、曲面生成技術を組み合わせて、計測データを数値解析に直結する高精度な解析を可能としました。また、独自のCGをCAD/CAEに持ち込んで、画像処理技術で、古い写真の修復、人物画像の修正や、文字や不要なオブジェクトを画像から消去するといった他社製品にない画像処理ソフトも開発しています。

萩原研究室


≫≫◆「たんぱく質自動分離」
(日経産業新聞10/3、日経産業新聞10/18、10/19)
生命理工学研究科 生命情報専攻 半田宏教授
理工学研究科 電子物理工学専攻 阿部正紀教授

量子ナノエレクトロニクス研究センター サンドゥー・アダルシュ助教授半田宏教授らは、酸化鉄を含む磁性ナノ粒子を用いて、たんぱく質やDNAを高感度で検出する技術を開発しています。分離したいたんぱく質とだけ結合する分子を表面に付けた磁性ナノ粒子を、たんぱく質を含む溶液に混ぜた後、磁石で回収することができます。この原理を用いて、多摩川精機株式会社と共同で、たんぱく質を含む試料の自動分離装置を開発しました。この装置を使うと、これまで1週間かかっていた分離検出が半日でできます。

関連特許:特願2004-263553、特願2005-106564
(【最新発明情報】をご覧ください)
特開2005-200643、特開2005-060221、特開2003-327784、

半田研究室
阿部研究室
サンドゥー研究室


≫≫◆「分子軌道計算ソフト」(日経産業新聞10/4)
バイオ研究基盤支援総合センター 櫻井実教授
株式会社富士通研究所、富士通株式会社
ロドプシンなどの光反応するレチナールたんぱく質は、新薬開発におけるシミュレーションに利用されています。分子構造から光物性を予測するために、従来は、たんぱく質全体を計算することはできずに光活性部位のみを計算しており、低い予測精度しか得られませんでした。櫻井教授らは、富士通との共同研究で、光に反応した際に起こるたんぱく質の分子構造の微細な変化まで考慮した予測精度の高い分子軌道計算ソフトを開発しました。

櫻井研究室


≫≫◆「スチームプラズマ」(日刊工業新聞10/7)
総合理工学研究科 化学環境学専攻 渡辺隆行助教授
有限会社レイテック

災害救助などに用途のある鋼板を切断できるスチームプラズマを販売している有限会社レイテックは、プラズマ熱の波及方法やアーク温度変化測定、効率の良いプラズマトーチなどの分析・開発を渡辺研究室と共同で行います。

渡辺研究室


≫≫◆「有機薄膜コンデンサー材料」(化学工業日報10/7)
理工学研究科 有機・高分子物質専攻 柿本雅明教授
株式会社日立製作所

システムインパッケージの内蔵受動素子向けに、チタン酸バリウムのナノ粒子を芳香族ポリアミドに分散混合した有機薄膜コンデンサーを開発しました。高誘電率を有するポリアミドをマトリックスとし、且つチタン酸バリウムの充填率が高くできたことで、高誘電率変化を実現しています。また、耐熱性にも優れています。

関連特許:特開2005-109316、特開2005-105193

柿本研究室
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