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第17号(2006年1月)

あけましておめでとうございます。新年最初のメールマガジンをお届けいたします。皆様にとって昨年よりも更にお役に立てるような情報発信を行いたいと思いますので、本年もお付き合いのほどよろしくお願い申し上げます。寒い日が続きますがお風邪など召されぬよう、くれぐれもお気をつけください。

mail@sangaku.titech.ac.jp

=目次===============================================================
【1】巻頭言
≫ 「新年のご挨拶」研究・産学連携本部長/理事・副学長 下河邉 明
【2】研究・産学連携本部からのお知らせ
≫ 3件のセミナーご案内
≫ 東工大バイオコン2006
【3】最新発明情報
≫ 今月は未公開特許情報が26件増えました。
【4】21世紀COEコーナー
≫ 機械・土木・建築・その他工学分野
「世界の持続的発展を支える革新的原子力」
【5】冊子紹介
≫「東工大クロニクル」
【6】新聞掲載記事
≫5件の東工大研究関連記事ご紹介
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【1】巻頭言
「新年のご挨拶」研究・産学連携本部長/理事・副学長 下河邉 明
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皆様、明けましておめでとうございます。旧年中は、東京工業大学の産学連携活動に対し、多大のご支援、ご協力をいただき、ありがとうございました。

昨年は、法人化も2年目に入り、当本部の産学連携推進活動もほぼ軌道に乗り、いろいろな意味で、一昨年よりは落ち着いた活動ができたと感じております。文部科学省の大学知的財産本部整備事業の中間評価においてはA評価をいただき、また同事業のスーパー産学官連携本部の整備対象校にも採択されました。共同研究、受託研究も、件数、金額ともに順調に伸びております。東工大発ベンチャーも33社となりました。ひとえに、ご関係の皆様のご指導、ご支援、ご協力の賜物と感謝申し上げます。

本年は、当本部のお客様である産業界、国と関連独立行政法人および本学教員から、いかに高い顧客満足度を獲得するかを常に念頭に、ほぼルーチン化した多くの連携業務をいっそう効率的に推進すること、産官学連携の新しい枠組みを作ること、組織的連携(製造業8社、非製造業2社)を強化・拡大すること、を重点目標といたします。来年4月に、東工大TLO(財団法人理工学振興会のTLO機能)を本部へスムースに統合することも、学内的な重要課題と考えております。

我が国の産学連携推進活動は、全国的には数年前の熱気がやや冷め加減ではありますが、本部員一同は気を緩めずに、地道な活動に加えて、さらに新しいチャレンジを求めてゆきます。本年4月には大岡山キャンパスの研究・産学連携本部棟の増築が完成し、現在大岡山、すずかけ台両キャンパスに分散している本部組織の大岡山集約を実現いたします。是非本部にお立寄りいただき、忌憚のないご意見をお聞かせいただければと思っております。

本年も東京工業大学 研究・産学連携本部をよろしくお願いいたします。

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【2】研究・産学連携本部からのお知らせ
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≫≫◆大田区との第14回技術交流セミナー
日 時: 平成18年1月12日(木)18:00~20:00
場 所: 大田区産業プラザ(PiO)4階 交流サロン
主 催: (財)大田区産業振興協会、(財)理工学振興会(東工大TLO)
その他: 参加費無料、要事前申込み
詳 細: http://www.pio.or.jp/news/2005_12/19_semi2/index.htm

本セミナーでは、東工大の教員が開発した最新技術を大田区の企業各社にご紹介しています。今回は、「ナノファイバーの製法と応用」をテーマに、理工学研究科、有機・高分子物質専攻の谷岡明彦教授が講演を行います。


≫≫◆東工大バイオコン2006
~東工大生による小・中学生向けバイオ教材創造開発コンテスト
日 時: 平成18年1月19日(木)10:00~17:00
場 所: すずかけ台キャンパス すずかけホール3F多目的ホール
主 催: 東京工業大学 生命理工学部
詳 細: http://www.bio.titech.ac.jp/j-home/

このコンテストでは、生命理工学部の学生約160名、全20組が15分ずつ発表を行います。小学高学年から中学生に対してバイオに関する様々なテーマを教えるための教育手法や、自分たちが考案した成果を発表します。入場無料ですので、皆様お誘い合わせの上お来しください。


≫≫◆国際特許流通セミナー2006
日 時: 平成18年1月23(月)~25日(水)
場 所: ホテル日航東京(港区台場)
主 催: (独)工業所有権情報・研修館
共 催: 文部科学省、経済産業省、特許庁、日本弁理士会 他
その他:参加費無料、事前登録制(先着順)
詳 細: http://www.ryutu.ncipi.go.jp/seminar_a/2006index.html

本セミナーは、特許流通マインドの向上と知的財産取引業の育成を目的として開催されます。本学からは知的財産・技術移転部門長 喜多見淳一教授がパネリストとして参加します。プログラムと日時は下記のとおりです。皆様のご来場をお待ちしております。

◎「知的財産取引ビジネスII~大学の動き~」
1/23(月)15:00~16:40


≫≫◆MOT特別セミナー「イノベーションと産学官連携」
日 時: 平成18年2月3日(金)15:00~18:00
場 所: 大岡山キャンパス 西9号館デジタル多目的ホール
主 催: イノベーションマネジメント研究科、研究・産学連携本部
共 催: 経営工学専攻エンジニアリング知的財産講座
詳 細: http://www.mot.titech.ac.jp/data/event20060203.html

「イノベーションと産学官連携」をテーマとして、企業競争力を高めるイノベーション戦略や産学連携のあり方について、丸山剛司内閣府政策統括官(科学技術政策担当)、瀧久雄客員教授(株式会社エヌケービー社長)、リチャード・レスターMIT教授(米国再生を提言した「Made in America」の著者)にご講演いただきます。
日英同時通訳。参加費は無料ですので、受講希望者はyoshizawa@mot.titech.ac.jp までお申し込みください。
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【3】最新発明情報:特許情報公開のご案内
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技術シーズの宝庫である東工大の特許情報を、研究・産学連携本部HPの「最新発明情報」に掲載しています。ここでは未公開特許を含め、順次新情報も掲載しておりますので、是非皆様の商品開発にご活用ください。今月は未公開特許情報が26件増えました。詳しくはこちらをご覧ください。

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【4】21世紀COEコーナー
機械・土木・建築・その他工学分野
「世界の持続的発展を支える革新的原子力」
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平成15年度の「21世紀COEプログラム」(略称:COE21)「機械・土木・建築・その他工学」分野で採択された「世界の持続的発展を支える革新的原子力」の紹介です。

本拠点は、原子力を利用してエネルギー資源枯渇問題や地球環境問題を解決し世界の持続的発展を支えるために、世界的視点から原子力全体を見通して、原子力固有の問題:核拡散・放射性廃棄物・安全の総合的解決を図ることを主眼に創設されました。理工学研究科 原子核工学専攻の関本 博教授を拠点リーダーとして、理工学研究科の原子核工学専攻と、総合理工学研究科の創造エネルギー専攻の教員で構成されています。

本拠点は、(1)革新型原子炉システム(利用システムを含む)、(2)高レベル廃棄物消滅を指向した革新的分離核変換システム、それぞれの概念構築とそれに必要な基盤技術研究において、世界の最先端をリードするように、核データ、炉物理、熱流動工学、核変換工学、核燃料再処理、材料科学、エネルギー変換工学、安全工学といった多くの学問分野が総合された「原子力学」全体を見渡しながら研究を行っています。

(1)の具体的な研究テーマとしては、既に研究の蓄積のある鉛ビスマス冷却高速炉、炭酸ガス冷却高速炉、高温ガス炉等について、実用化に向けた研究を進めていきます。また、理想的な長寿命燃焼法としてCANDL燃焼を提案して、上記の炉への適用を検討しています。発電以外の利用として、近年、特に重要性を増してきた水素製造も研究しています。(2)に関しては、核変換技術に関する萌芽的研究及びシステム構築に力を入れるとともに、分離メカニズムの量子レベルでの検討、マイクロチップを利用した分離システムやマイクロ化学反応システムの開発といった容易で安全な分離技術などの研究を行っています。

さらに、本拠点は、世界のエネルギー戦略研究ネットワークの重要な拠点として、またアジアのリーダーとしての役割を果たすことを目指しています。

1月には、活動をより一層強化・拡大することを目的として「革新的原子力研究センター」が設立されますが、これを機に革新型原子力システムに関する国際交流の更なる発展が期待されます。また、「国際原子力教育拠点」としてキャプテン育成プログラムを作成し、原子力学の高度な知識と幅広い見識を有し、先端的な研究・開発現場で活躍できる倫理に裏打ちされた国際性豊かな人材を育てています。

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【5】冊子紹介:「東工大クロニクルNo.404号」
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「東工大クロニクルNo.404号」では、本格稼働を始めた戦略的研究拠点育成プログラム、「統合研究院」をご紹介しています。「統合研究院」の構想や機構長のご挨拶、開設記念会の開催報告などを下記からご覧いただけます。なお、「統合研究院」に関してはメルマガ11号と15号でも取り上げています。詳しくはバックナンバーをご覧ください。

 ◎東工大クロニクルNo.404号
メールマガジン・バックナンバー

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【6】新聞掲載記事:5件の東工大研究関連記事ご紹介
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≫≫◆「消防庁向け検知・探査型災害対策用ロボットに用いる
クローラモジュール開発」

(日刊工業新聞 11/29、日刊産業新聞 11/29、鉄鋼新聞 11/29、日刊自動車新聞10/30、日経産業新聞 12/14)

トピー工業株式会社は、理工学研究科 機械宇宙システム専攻 広瀬 茂男教授・米田 完助教授の研究室を母体としたベンチャー企業である株式会社ハイボット(東工大発ベンチャー)との共同研究で、高機能クローラモジュールを開発してきました。このクローラを移動型ロボットの足回りに組み込んで、不整地環境下での高機動性・高信頼性を実現したことによって、消防庁向け検知・探査型災害対策用ロボットを受注しました。

 ・連特許:特開2003-019985、2004-345503、2005-111595
広瀬・米田研究室
株式会社ハイボット


≫≫
◆「携帯型燃料電池」
(フジサンケイビジネスアイ 11/29、日刊工業新聞 11/30、化学工業日報 12/5)
炭素循環エネルギー研究センター 伊原学助教授

伊原助教授が開発したポータブル燃料電池では、プロパンなどの炭化水素を原料とし、これを熱分解することで多孔質セラミックの燃料極に固体炭素を析出させ固定します(チャージ)。これを酸化する際に生じる電力を得ます(発電)。5分のチャージで最大83分間の発電(44-50 mW/cm2)が可能です。多孔質セラミックに析出した固体炭素の状態で持ち運べるので安全性も高いものです。

 ・関連特許:特開2005-071717
伊原研究室


≫≫◆「プラスチック熱伝導率試験法のISO化」(日刊工業新聞 12/2)
理工学研究科 有機・高分子物質専攻 橋本寿正教授 森川淳子助手

橋本教授らは、日本規格協会と日本プラスチック工業連盟に、プラスチック熱伝導率試験法の標準化を働きかけています。この試験法のISOが成立することで、東工大発ベンチャーの株式会社アイフェイズが橋本教授の発明・技術を利用して実用化した熱伝導率測定装置の販売や、今後の開発・技術移転が後押しされることが期待されます。

  ・関連特許:特開WO-A1-003044509(外国公報)、2004-325141、2005-345385
橋本研究室
株式会社アイフェイズ


≫≫◆「太陽熱利用」(電気新聞 12/8)
炭素循環エネルギー研究センター 玉浦裕教授

三菱重工業株式会社は、玉浦教授らと「太陽熱利用研究会」を発足させており、サウジアラビアの砂漠にオアシスを作るプロジェクトの可能性検証を行います。ヘリオスタットという反射追尾装置を使って太陽光を集めて高温にして、蒸気を発生させ発電と淡水化を同時に行うシスムの開発を進めていきます。

  ・関連特許:特願2004-326788、2005-059744(早期開示情報をご覧下さい)
玉浦研究室


≫≫◆「PZN-PTの薄膜作成」(日刊工業新聞 12/14)
総合理工学研究科 物質科学創造専攻 舟窪浩助教授

上智大学の内田寛助手、幸田清一郎教授らとの共同研究で、知られている物質の中で最大級の圧電特性を示す亜鉛ニオブ酸鉛(PZN)-チタン酸鉛(PT)のエピタキシャル成長薄膜の作製に成功しました。PZN-PTは、これまで、液相での単結晶は得られていたものの薄膜を得ることが出来ませんでしたが、舟窪助教授らは、有機金属気相成長法(MOCVD)の原料供給法や基板の選択などに工夫を加えた新技術を開発し、PZNとPTの割合を変化させたものも作成しています。

 ・舟窪研究室

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