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第22号(2006年6月)

 皆さまこんにちは。5月はすっきりしないお天気続きでしたね。研究・産学連携本部は、幸いお天気に恵まれた中で5月末に引越しました。隣の新棟といえども、落ち着くまでには暫く時間がかかりそうです。早く体制を整えて効率的に業務を進めていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。

ご意見・ご感想・登録内容のご変更はこちらまで
→→→ mail@sangaku.titech.ac.jp

=目次===============================================================
【1】研究・産学連携本部からのお知らせ
 ≫ 3件のイベントのお知らせ
【2】東工大の専攻紹介
 ≫ 有機化合物を扱う専攻&研究室
【3】最新発明情報
 ≫ 今月は未公開特許情報が8件増えました。
【4】最近の研究成果
 ≫ 1件の研究成果のご紹介
【5】新聞掲載記事
 ≫ 7件の東工大研究関連記事ご紹介
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【1】研究・産学連携本部からのお知らせ
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≫≫◆藏前ベンチャー相談室第10回セミナー

 日 時: 平成18年6月5(月)18:00~19:40(19:50~懇親会)
場 所:

大岡山キャンパス 西9号館ディジタル多目的ホール  

主 催: (社)藏前工業会
その他: 要事前登録、参加費1,000円(懇親会費含む)
詳 細: http://www.titech.ac.jp/news/j/news060512-j.html

 藏前ベンチャー相談室は、東工大の同窓会である藏前工業会の正式機関として2003年10月に設立されました。ベンチャー支援に限らず、定期的にセミナーも開催しています。今回は、東工大OB2名を招き、パネルディスカッションを予定しています。参加希望者は、HPから事前登録をしてください。

[テーマ] 「理科系発想が日本を変える-東工大に期待する」
[講 師]

参議院議員 藤末健三(S61情報工学科卒)
(株)ウィルコム社長 八剱洋一郎(S42博士後期課程修了) 

 

≫≫◆第19回大田区との技術交流セミナー

 日 時: 平成18年6月8日(木)18:00~20:00
場 所:

大田区産業プラザ(PiO)4階 交流サロン

主 催: 大田区産業振興協会、理工学振興会(東工大TLO)
 その他: 参加費無料、要申込み
詳 細: http://www.pio.or.jp/news/2006_04/17_semi/index.htm

 セミナーでは、東工大の教員が企業各社に最新のテクノロジーをご紹介しています。どなたでもご参加いただけますので、参加希望者は上記URLからお申込みください。

[講演者] 情報理工学研究科 情報環境学専攻 助教授 天谷賢治
[題 目]

「逆問題へようこそ」 

 

≫≫◆第5回産学官連携推進会議

 日 時: 平成18年6月10(土)9:00~20:00、11日(日)8:30~12:30
場 所:

国立京都国際会館

主 催: 内閣府、総務省、文部科学省、経済産業省 他
 詳 細: http://www.congre.co.jp/sangakukan/index.html

 産学官連携推進の進展を目的として開催されるこの会議も、今年で5回目を迎えます。会議は全体会議・展示・インターネットの3つ部に分かれています。初日に行われる分科会では、本学学長である相澤益男が主査を務めさせていただく予定です。

[分科会] 6月10日(土)14:00~16:00 「国際的産学官連携の新展開」

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【2】東工大の専攻紹介
   有機化合物を扱う専攻&研究室
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 先月号で、東工大の研究科・専攻等、がどのように配置されているかを説明しました。読者の方から、「これまでにない情報で興味深かった」とのコメントをいただきました。ありがとうございました。
 今月号から、様々な分野の研究をしている専攻、研究所を紹介していきます。全ての分野を紹介するには2、3年かかりますが、何卒お付き合い下さい。
 今回は、主として有機化合物を扱っている専攻/研究室の紹介です。ただし、主として高分子を扱っている専攻/研究室は次回紹介いたしますので、併せてご覧下さい。また、生体分子・化合物を扱っている専攻/研究室は別の回に紹介いたします。
  主として有機化合物を扱っている研究室がある専攻等には、理工学研究科の化学専攻、有機高分子物質専攻、応用化学専攻、総合理工学研究科の物質電子化学専攻、そして、資源化学研究所があります。
 メールではリンクが貼れていませんが、研究・産学連携本部HPのメールマガジンバックナンバーでは、教授や助教授の氏名をクリックすると各研究室のHPに行けるようリンクを貼ってありますので、ご活用下さい。
 
【化学専攻】
榎敏明教授・福井賢一助教授
有機伝導体、金属性有機錯体の物理化学の面からの物性解明

鈴木啓介教授・松本隆司助教授
天然物合成を念頭にした新しい合成反応や合成論理の開拓

岩澤伸治教授・草間博之助教授
遷移金属錯体に着目した有用背の高い革新的な有機合成反応の開発

 

【有機高分子物質専攻】
有機高分子物質専攻は専攻名の通り、すべての研究室で有機化学の研究が行われていますが、主として高分子を扱っている研究室は次回紹介いたします。

竹添秀男教授・石川謙助教授
強誘電性・反強誘電性液晶、基板界面の配向膜の配向状態解析

Martin Vacha助教授
蛍光色素の有機材料中での単一分子からの発光測定、光電子デバイスへの応用

森健彦教授
新しい電気伝導性有機材料の合成と物性、有機トランジスタの研究

塩谷正俊助教授
炭素材料、カーボンナノチューブ,ガラス繊維,無機フィラーとの高分子複合材料

 

【応用化学専攻】
高橋孝志教授・土井隆行助教授
計算化学を利用する有機合成、化合物ライブラリーの構築法の開発

碇屋隆雄教授・桑田繁樹助教授
超臨界流体中における分子触媒反応、有機金属錯体、有機合成

鈴木寛治教授
有機金属錯体を用いた反応場の研究、異種金属クラスターの合成

友岡克彦助教授
不整面を有する化合物などをふくむ有機合成一般

三上幸一教授
反強誘電性液晶、フッ素化合物の触媒的不斉合成,光反応の制御と不斉光反応の開発 

山本芳彦助教授
新しい遷移金属触媒反応の開発、複数の触媒反応による新規高次触媒プロセスの開発

 

【物質電子化学専攻】
淵上寿雄教授
有機フッ素化合物の電解合成、ヘテロ原子を含む有機化合物の合成

山下敬郎教授
有機導電体の開発、分子エレクトロニクスの合成、有機固体化学

 

【資源化学研究所】
小坂田耕太郎教授・竹内大介助教授
有機遷移金属錯体の反応機構、新触媒反応の開発、機能性分子

田中正人教授・谷口裕樹助教授
原子効率の高い合成反応の開発、シグマ電子共役系高分子

彌田智一教授・中川勝助教授
自己組織化する有機・高分子化合物を用いた新機能・新物性複合材料

穐田宗隆教授
環境(光、熱など)応答型有機金属錯体、光エネルギー捕捉型有機多核金属錯体

 

 以上のように、東工大の中には、主として高分子、生体分子・化合物を扱っている研究室を除いても有機化合物を扱っている研究室が数多くあります。この他にも、主として無機材料や金属材料を扱っているものの有機化合物も研究している研究室などもあります。

☆教員検索サイト☆

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【3】最新発明情報:特許情報公開のご案内
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 研究・産学連携本部のHPでは、特許情報をご紹介しています。今月は未公開特許情報が8件増えました。それ以外にも公開特許情報、登録特許情報をお知らせしています。詳しくはHPをご覧ください。

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【4】最近の研究成果
   ポリマー合成の光制御法
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"Photocontrolled living polymerizations" Nature Materials vol.5 online (14 May 2006)
資源化学研究所 田邊真助手(小坂田・竹内研究室)

 従来、リビング重合反応は初めに設定した反応条件で分子量が決定し、反応途中で変更することは不可能でした。田邊助手らは、光照射によって反応活性種がon-offし、分子量制御が可能なリビング重合反応を開発しました。本論文では、水銀灯の310nm以上の光を用いてフェロセノファンのアニオン重合を行い、必要な分子量のポリマーを光照射時間で制御できることを確認しました。太陽光を用いることも可能です。
 なお、本論文は、田辺助手がトロント大学(カナダ)に留学中の研究でIan Manners教授の研究グループとの共著です。

 ・小坂田・竹内研究室

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【5】新聞掲載記事
   7件の東工大研究関連記事ご紹介
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≫≫◆東工大教授2名、紫綬褒章を受章
(日本経済新聞、毎日新聞、読売新聞、産経新聞 他 4/28朝刊)

 本学大学院理工学研究科 地球惑星科学専攻 丸山茂徳教授と、同研究科 機械宇宙システム専攻 広瀬茂男教授が春の褒章で紫綬褒章を受章しました。両教授の受章コメントは、両教授の受賞コメントは、本学HPをご覧ください。

 

≫≫◆手のひらサイズの補助人工心臓(日本経済新聞 4/24朝刊)
精密工学研究所 進士忠彦助教授

 東京医科歯科大学の高谷節雄教授と共同で、遠心式の補助人工心臓としては世界最小のものを開発しました。補助人工心臓は、心臓の代わりするのではなく、弱った心臓と接続して心臓の働きを助けるものです。体内に埋め込むことで、制御装置を持ち歩いて外出することもできるが、これまで開発されてきたものは大きく、日本人、特に女性や子供に適用することはできませんでした。今回の開発品は直径6.5cm、高さ3.25cmの円形で、5歳以上の体格の人に適用できます。

 ・進士研究室
 ・関連特許:特開2003-079122、2004-003572、2005-118237、
         2005-121157、2005-278359
       特願2005-256278(最新特許情報をご覧ください)

 

≫≫◆月の砂から水を製造(日経産業新聞 5/9)
総合理工学研究科 化学環境学専攻 渡辺隆行助教授

 月に有人基地を建設する際に必要となる水を、月の砂から製造する試みを行っています。砂に含まれる酸化鉄に水素を加えて還元し、水を製造するものです。模擬砂を用いたところ、水を製造できることを実証しました。製造された水は飲料用の他、電気分解して酸素と水素にすることができます。この水素は繰り返して使用することことができます。なお、これは清水建設との共同研究成果です。

 ・渡辺研究室

 

≫≫◆エアロジェルの液化ヘリウム吸蔵(日刊工業新聞 5/10)
理工学研究科 物性物理学専攻 奥田雄一教授、野村竜司助手

 シリカネットワークの多孔体(エアロジェル)中に液化ヘリウムを吸蔵させる場合の、液化ヘリウムの挙動を高感度カメラで追跡しました。その結果、エアロジェルの空孔率によって挙動が異なることを見出しました。こうしたデータは、特殊空間での液化ヘリウムの挙動解明のほか、水素吸蔵や脱臭剤などの機構解明に繋がる可能性があります。

 ・奥田研究室

 

≫≫◆ポリマー合成の光制御法(日経産業新聞 5/15)
資源化学研究所 田邊真助手

最近の研究成果】をご覧ください

 

≫≫◆高効率の細胞培養(日経産業新聞 5/18)
フロンティア創造共同研究センター 岡畑惠雄教授

 岡畑教授のグループでは、超臨界流体でペプチドなどを埋め込んだテフロン薄膜基板を細胞培養に用いて、得られる細胞数を従来の1.5倍以上にする技術を開発しました。従来は、樹脂製の容器に直接ペプチドと細胞を入れていましたが、この方法だと樹脂に細胞が接触して死滅してしまい細胞増殖率が下がります。本方法では、この点が改善されています。今後、様々な細胞への適用を確認して再生医療での利用を目指します。

 ・岡畑研究室

 

≫≫◆ヒマラヤ氷河の微生物が太陽光の吸収を増やす
(朝日新聞 5/18夕刊)
生命理工学研究科 生体システム専攻 幸島司郎助教授

 幸島助教授らは、千葉大学の竹内望教授らと共同で、ヒマラヤの氷河では藍藻などの微生物が大量に繁殖して黒く変色しており、そのために太陽光の吸収率が高くなっていることを発表しました。このため、雪氷の融解が促進されていると考えられます。

 ・幸島研究室

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