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第28号(2006年12月)

 皆さまこんにちは。めっきり寒くなり、早いもので今日から師走です。年の瀬は、慌ただしい日が続くことと思いますが、元気に新年を迎えたいですね。少し早いですが、どうぞ良いお年をお迎えください。そして来年もメルマガ共々、研究・産学連携本部をよろしくお願いいたします。

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=目次===============================================================
【1】研究・産学連携本部からのお知らせ
 ≫ 7件のイベントのお知らせ
【2】東工大の専攻紹介
 ≫ 天然物、化合物を扱う専攻&研究室
【3】最新発明情報
 ≫ 今月は未公開特許情報が7件増えました
【4】新聞掲載記事
≫ 10件の東工大研究関連記事ご紹介
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【1】研究・産学連携本部からのお知らせ
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≫≫◆21世紀COEプログラム「フォトニクスナノデバイス集積工学」
   最終成果報告シンポジウム

 日 時: 平成18年12月4日(月)9:30~20:25
場 所: 虎ノ門パストラル 鳳凰西の間
主 催: 21世紀COEプログラム「フォトニクスナノデバイス集積工学」
その他: 参加費無料(懇親会費:2,000円)、要事前申込み(11/30締切)
詳 細: http://www.coe21-pni.titech.ac.jp/event/symposium2006.htm

 本COEの最終成果報告シンポジウムは、3つのセッション(共通基盤技術、ブロードバンドインターフェイス、グローバルインターフェイス)に別れており、招待講演、COEメンバーによる講演、ポスターセッションを行います。招待講演では、井筒雅之氏(NICT)、久間和生氏(三菱電機)、秋葉重幸氏(KDDI研究所)の3名をお招きいたします。

 

≫≫◆第12回藏前ベンチャー相談室セミナー

 日 時: 平成18年12月4日(月)18:00~19:15(懇親会 19:30~21:00)
場 所: 田町キャンパス キャンパスイノベーションセンター1F
主 催: 藏前工業会(東京工業大学同窓会)、東京工業大学
その他: 一般 1,000円 学生 500円(セミナー参加のみは無料)、
要事前申込み
詳 細: http://kuramae-kvs.sakura.ne.jp/seminar%20news%20.html

[講  師] (株)オプト社長 鉢嶺 登 氏
[タイトル] 「26歳で起業・36歳で上場―大企業勤務を経て起業・上場
した成功の要因を探る」

 藏前ベンチャー相談室(KVS)は、東工大の同窓会である藏前工業会の正式機関として設立されました。ベンチャー企業の起業・成長を支援しており、年4回のセミナーを開催しています。本学関係者にかかわらずどなたでもご参加いただけるセミナーですので、お気軽にご参加ください。なお、本セミナーは平成18年度経済産業省「広域的新事業支援ネットワーク拠点重点強化事業」の一環です。

 

≫≫◆応用セラミックス研究所 3件のイベント情報

◎第72回応用セラミックス研究所講演会

 日 時: 平成18年12月4日(月)14:00~17:00
場 所: すずかけ台キャンパス すずかけホール2F 第2集会室
詳 細: http://thermo.msl.titech.ac.jp/kouenkai.html#181204

◎第78回応用セラミックス研究所セミナー

 日 時: 平成18年12月5日(火)13:30~17:30
場 所: 応用セラミックス研究所 R3棟1階会議室
詳 細: http://www.msl.titech.ac.jp/info/lecture.html#msl_lec_078

◎第7回3セラミックス研究機関(JFCC・名工大・東工大)合同講演会

 日 時: 平成18年12月12日(火)13:00~17:30
場 所: 名古屋工業大学
詳 細: http://www.msl.titech.ac.jp/info/lecture/ceramic_joint_conf_07.pdf

 

≫≫◆第3回未来ソリューション・フォーラム
   「バイオテクノロジーと情報技術/研究と教育」

 日 時: 平成18年12月7日(木)16:30~20:30
場 所: すずかけ台キャンパス すずかけホール
主 催: 未来技術研究会、情報理工学研究科
その他: 会費 一般/2,000円、学生/無料、要事前申込み
詳 細: http://www.img.cs.titech.ac.jp/~rocky/conf/exchange/3rd/index.html

 未来ソリューション・フォーラムは、未来技術研究会(FIE)と本学情報理工学研究科の主催で産業界と東工大の新しい形の交流を目指しています。社会や産業界の問題解決に向けて、東工大への期待を議論する場にいたします。本フォーラムの運営は、東工大と協力企業の有志、そして講演者の方々の自主的な活動で成り立っており、本年度中に4テーマについてフォーラムを開催いたします。

 

≫≫◆MOT特別セミナー

 日 時: 平成18年12月8日15:10~16:40
場 所: 大岡山キャンパス 西9号館607号室
主 催: イノベーションマネジメント研究科
その他: 参加費無料、事前登録不要
詳 細: http://www.me.titech.ac.jp/coe/events.html

 Dogus Group of CompaniesのCOE、Ferit Sahenk氏をお招きします。同社は、トルコ最大級の銀行、建設、メディア、娯楽産業等の多くの企業を傘下に有するコングロマリットです。彼が採用した事業戦略は、ハーバードビジネススクールのケーススタディになっています。本セミナーは、ご本人からそのケースついて伺える貴重な機会ですのでお聞き逃しなく。

 

≫≫◆第25回大田区との技術交流セミナー

 日 時: 平成18年12月14日(木)18:00~20:00
場 所: 大田区産業プラザ(PiO)4F 交流サロン
主 催: 大田区産業振興協会、理工学振興会(東工大TLO)
その他: 参加費無料、要事前登録
詳 細: http://www.pio.or.jp/news/2006_11/24_semi/index.htm

[講  師] 理工学研究科 機械物理工学専攻 井上 剛良 教授
[タイトル] 「東京工業大学におけるものつくり教育と産学連携の新しい試み
  -ものつくり教育研究支援センターの役割-」
「燃料電池の基礎と最近の研究」

 大田区との技術交流セミナーでは、月替わりで本学教員が最新テクノロジーをご紹介しています。どなたでもご参加いただけますので、お気軽にお越しください。

 

≫≫◆21世紀COEプログラム「量子ナノ物理学」国際シンポジウム

 日 時: 平成19年1月24日(水)~26日(金)
場 所: 大岡山キャンパス デジタル多目的ホール
主 催: 理工学研究科 物性物理学専攻、基礎物理学専攻
その他: 参加費無料(懇親会:5,000円)、要事前申込み(12/15締切)
詳 細: http://www.phys.titech.ac.jp/coe21/symposium/index.html

 21世紀COEプログラム「量子ナノ物理学」は、「Second International Symposium on Nanometer-scale Quantum Physics」を開催いたします。海外からのゲストも多数お招きする予定です。詳細については、HPをご覧ください。

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【2】東工大の専攻紹介
   天然物、化合物を扱う専攻&研究室
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 先々月号までは材料関係の研究を行っている研究室を紹介していました。今月号は、糖・たんぱく質・核酸・光学活性化合物などの天然物及び生物や酵素が関与する人工的な化合物の合成・構造解析・機能解明、それを用いた応用研究を行っている研究室の紹介をいたします。主に、生命理工学研究科の先生方ですが、その他の研究科・研究所でも研究されていますので、これまで、有機・高分子材料で紹介した先生も重複しております。

 

理工学研究科 化学専攻

鈴木啓介教授、松本隆司助教授
生理活性天然物の全合成、ハイブリッド型天然物の合成

 

理工学研究科 物質科学専攻

江口正教授
生理活性天然物の探索・構造決定及び生合成、解析酵素反応の精密解析

藤本善徳教授
植物や昆虫由来の生理活性化合物の構造解析、生合成解析

 

理工学研究科 有機・高分子物質専攻 

手塚育志教授
多糖高分子誘導体のNMR構造解析

古畑研一助教授
セルロース、キチンなどの多糖類の機能化誘導体合成

 

理工学研究科 応用化学専攻 

高橋孝志教授、土井隆行助教授
計算化学やコンビナトリアル合成を用いた、糖類などの新規生理活性化合物の効率的な合成法の開発

 

生命理工学研究科 分子生命科学専攻

猪飼篤教授、長田俊哉助教授
たんぱく質や核酸などの生体高分子の動き、細胞の行動の観察方法の開発

湯浅英哉助教授
糖などの生体物質の有機合成・構造解析・生物活性評価

竹中章郎助教授
たんぱく質や核酸の立体構造の決定、核酸-たんぱく質の相互作用

関根光雄教授
新規機能性を有する人工核酸の合成 

熊坂崇講師
たんぱく質や核酸の立体構造の研究、細胞情報伝達システム

 

生命理工学研究科 生命情報専攻

濡木理教授、深井周也助教授
たんぱく質や核酸の立体構造、機能発現のメカニズムの解明

小畠英理助教授
細胞機能制御などの新規機能性タンパク質の創生、生命情報の新センシング法の開発

 

生命理工学研究科 生物プロセス専攻 

福居俊昭助教授
生分解性バイオポリマーの微生物合成、超好熱始原菌の酵素と代謝

大倉一郎教授、蒲池利章助教授
たんぱく質やポルフィリンの電子移動反応、光化学

三原久和教授 
タンパク質・核酸などから構成される 超分子システムの設計・構築

北爪智哉教授 
酵素を用いた光学活性なフッ素系物質の創製、有機化学的合成

松田知子講師 
超臨界二酸化炭素やイオン液体中での生体触媒反応、不斉還元反応

 

生命理工学研究科 生体分子機能工学専攻

井上義夫教授
生分解性プラスチックの合成と構造・物性、オリゴ糖の構造と機能

藤平正道教授、菅耕作助教授 
分子・バイオエレクトロニクス、DNA、蛋白、ニューロンの自己組織化

大谷弘之助教授
ロドプシン・バクテリオロドプシンの光化学、励起分子測定システムの構築

小林雄一助教授
生理活性分子の合成、有機金属触媒を用いる反応開発

占部弘和教授
天然物の持つ不斉情報増幅 天然有機化合物や生物活性化合物の化学合成

森俊明助教授
脂質修飾酵素の触媒作用、DNAー脂質複合体、水晶発振子上の分子認識

 

バイオ研究基盤支援総合センター 

櫻井実教授
分子軌道計算、分子動力学計算を用いたたんぱく質構造からの機能予測

 

フロンティア創造共同研究センター

清尾康志助教授
新規機能性を有する人工核酸の合成

岡畑恵雄教授
脂質修飾酵素の触媒作用、DNAー脂質複合体、水晶発振子上の分子認識

 

学術国際情報センター 

太田元規助教授
タンパク質の構造・機能についてのデータベース解析やシミュレーション

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【3】最新発明情報:特許情報公開のご案内
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 研究・産学連携本部のHPでは、特許情報をご紹介しています。今月未公開特許情報が7件増えました。それ以外にも公開特許情報、登録特許情報をお知らせしています。詳しくはHPをご覧ください。

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【4】新聞掲載記事
   10件の東工大研究関連記事ご紹介
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≫≫◆有害物質を使わない高機能メッキ技術
(日刊工業新聞10/26、日本経済新聞10/26地方経済面(栃木))
理工学研究科 物質科学専攻 佐治哲夫教授

 佐治研究室では、ダイヤモンドやセラミックスのナノ粒子をメッキ液に分散してメッキ金属の中へ共析させる複合メッキについて、微粒子の含有率が高く耐磨耗性のよい複合膜を作る研究しています。この研究を基礎として、関東経済産業局の「戦略的基盤技術高度化支援事業」を受けて、桑名商事と宇都宮大学との共同研究で、3年後の事業化を目指した有害物質を使わない高機能メッキ技術の開発を行います。

 ・佐治研究室 
 ・関連特許:特開2006-063372、特開2001-247998

 

≫≫◆温度依存性のない波長安定性の良い半導体レーザー
(日刊工業新聞10/26)
精密工学研究所 マイクロシステム研究センター 小山二三夫教授

 半導体レーザーは、その共振器の屈折率に温度依存性があるために、波長に温度依存性が生じます。小山教授らは、米国コーニング社と共同で、面発光レーザー上部に熱アクチュエータを組み込んだマイクロマシンを導入することで、温度依存性のない波長安定性の良いレーザーを開発しました。このアクチュエータによって温度上昇時に共振器の長さを短くするように自動調節ができますので、発振波長が温度によって変化しないような制御が可能になりました。

 ・小山研究室

 

≫≫◆研究者用のソーシャルネットワーキングサイト(SNS)
(日刊工業新聞10/26、日本経済新聞10/27朝刊、日経産業新聞10/27)

 東京工業大学など8大学の工学部長懇談会は、研究者・大学院生・博士号取得者向けのSNS(UCEE研究者データベース)を開発し、インターネットで公開し、東京工業大学がサイト運営を行います。これは、求人情報や論文情報を総合したもので、1)異なる領域の研究者同士の交流が難しい 2)研究者と企業や大学研究室との人材マッチングに無駄が多く手間がかかる 3)研究者個人のホームページに情報が散逸し、体系的に情報を検索できない といった問題を解決することが期待されます。

 ・UCEE研究者データベース 

 

≫≫◆科学技術コミュニケーション
(日刊工業新聞10/31)

 専門性と社会ニーズや倫理といった社会性を両立する研究者育成を目指して、科学技術コミュニケーションの大学院科目を新設しました。メディア、政策関連、博物館などでの国内外インターンの派遣、一般聴衆との科学技術をテーマとした双方向のコミュニケーション活動「サイエンスカフェ」の実施などが盛り込まれています。

 ・東工大「科学技術コミュニケーション論」

 

≫≫◆新型強誘電体メモリー(FeRAM)向けの新材料、新構造
(日経産業新聞 11/1)
総合理工学研究科 物理電子システム創造専攻 石原宏教授

 FeRAMの材料のビスマスフェライトにマンガンやクロムなどの不純物を混ぜると特性が向上することを見出しました。新素材を利用した新構造のFeRAMの2010年実用化を目指しています。

 ・石原研究室

 

≫≫◆永久磁石の回転で温度を下げる磁気冷凍システム
(日刊工業新聞11/8)
総合理工学研究科 創造エネルギー専攻 岡村哲至教授 

 中部電力は、極低温利用技術を研究している東工大の岡村研究室、北海道大学、九州大学とともに、永久磁石を回転させて温度を下げる磁気冷凍システムで、世界最高の冷凍能力540Wを従来の18倍の電力効率で達成しました。磁気冷凍は、磁性体に磁界を与えると発熱し、磁界を取り去ると温度が下がる現象を利用しているものです。今回の開発で、技術的には、産業用冷凍庫やエアコンに活用できるレベルに達したので、今後は早期の実用化に向けた取り組みを進めていくことになります。

 ・岡村研究室 

 

≫≫◆化合物中のハロゲン元素を除去する技術
(日経産業新聞 11/16)
総合理工学研究科 物質電子化学専攻 淵上寿雄教授、田嶋稔樹助手

 ハロゲン元素を含む有機化合物をコバルト系の触媒を加えたイオン性液体に入れ、電極を差し込んで電圧を掛けると、ハロゲンだけが電極に付着するという新しい技術を開発しました。ハロゲンが取り除かれた化合物は、イオン性液体を有機溶媒と混ぜることで、有機溶媒側に回収され、イオン性液体は繰り返し使用することが出来ます。有害廃棄物とな
ったハロゲン含有化合物を無害な化合物に変換できる技術として期待されます。

 ・淵上研究室 

 

≫≫◆高圧送電線を点検するロボット
(日本経済新聞11/17朝刊)
理工学研究科 機械宇宙システム専攻 広瀬茂男教授

 関西電力などと共同で、送電線に車輪を掛けてぶら下がり送電線のさびの程度や破断の様子を撮影するロボットを開発しました。1.6メートルほどのロボットで2つの車輪の下にアーム状の本体があり、重心を移動させながら障害物があっても乗り越えることができます。操作は、人が地上からリモコンで行うものです。

 ・広瀬研究室 

 

≫≫◆0.98~6.6GHzの広帯域発振器
(化学工業日報 11/20)
統合研究院 益一哉教授、岡田健一助手

 入力した電圧に応じた発振周波数の信号を発生させる電圧制御発振器に、シリコンCMOS(相補型金属酸化膜半導体)集積回路を用いて、0.98~6.6GHzの広帯域発振器を実現しました。周波数回路を組み合わせて基本波の2倍波~1/2倍波の信号を発生させるなどして、従来発振できた周波数域より広げたものです。これにより、携帯電話や無線LANで使われるRF帯域がほぼカバーできます。

 ・益研究室 

 

≫≫◆SCIENTIFIC AMERICANが選んだ2006年のベスト50を受賞
(日経サイエンス 2007年1月号)
応用セラミッスクス研究所 原亨和教授

 砂糖やでんぷん、セルロースを焼いて処理したものがバイオディーゼル製造用の優れた固体触媒として使用できることを実証した点が評価され、受賞しました。日本人ではただ一人の受賞です。

 ・原研究室 
 ・関連特許:特願2006-175225 特願2005-259334 特開2006-257234

※本学教員の所属・肩書きは、2006年11月1日現在のものです。

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