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第41号(2008年1月)

 新年明けましておめでとうございます。
今年最初のメルマガをお届けいたします。研究・産学連携本部は、本年も皆さまのご要望にお応えできるよう努力して参りますので、引き続きご指導ご鞭撻の程よろしくお願いいたします。

メルマガへのご意見・ご感想は、mail@sangaku.titech.ac.jp までお願いいたします。

=目次===============================================================
【1】巻頭言

≫ 「ご挨拶」 理事・副学長/研究・産学連携本部長 伊澤 達夫
【2】研究・産学連携本部からのお知らせ
≫ 8件のお知らせ
【3】グローバルCOEプログラム紹介
≫ 「計算世界観の深化と展開」
【4】最新発明情報
≫ 今月は未公開特許情報が10件増えました
【5】新聞掲載記事
≫ 15件の東工大研究関連記事ご紹介

※今月号は「最近の研究成果」はありません。
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【1】巻頭言 「ご挨拶」
理事・副学長/研究・産学連携本部長 伊澤 達夫
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 明けましておめでとうございます。旧年中は、東京工業大学の産学連携活動に多大なるご支援、ご協力を賜り厚く御礼申し上げます。

 国立大学の法人化後4年が経過し、初期の体制整備から個別の事業の高度化へ歩を進める段階になっております。昨年10月に執行部体制が変わり、伊賀学長のもと、世界最高の理工学系大学実現へさらに前進してゆく所存です。

 産学連携活動では、昨年TLO機能の学内統合、国際連携の展開と共に新しい産学連携体制の構築を目指して活動してまいりました。本年は特に、大学が持つ研究開発機能と企業の長期的開発戦略をマッチングさせた強力な連携を推進すべく多面的な連携活動を行ってゆきたいと考えておりますので、本年もよろしくお願い申し上げます。

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【2】研究・産学連携本部からのお知らせ
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≫≫◆UAE政府系機関、コスモ石油と共同研究基本協定を締結

 東京工業大学は、アラブ首長国連邦(UAE)のアブダビ首長国政府系機関であるMASDAR-ADFEC(アブダビ・フューチャー・エナジー・カンパニー)ならびにコスモ石油株式会社と集光太陽熱発電技術の共同研究を実施することに合意し、12月17日(月)首相官邸において「共同研究に関する基本協定」の署名式を執り行いました。

 今回の共同研究では、東工大炭素循環エネルギー研究センターの玉浦裕教授が研究してきたソーラータワービームダウン集光技術を実証し、商業化が開始されている太陽熱発電のコストのさらなる低減を目指します。

 ・詳 細

 

≫≫◆第38回大田区との技術交流セミナー

 日 時: 平成20年1月10日(木)18:00~20:00
 場 所: 大田区産業プラザ(PiO)5F会議室
 主 催: (財)大田区産業振興協会
 共 催: 東京工業大学 研究・産学連携本部
その他: 参加費無料、要事前申込み
詳 細: http://www.pio-ota.jp/news/u-seminar/38.html
講演者: 総合理工学研究科 教授 熊井 真次
テーマ: 「電磁力等を利用した金属材料の先端的接合法」

 本セミナーでは、従来のような高温での溶接によらないで金属等を強固に接合できる先端的接合法についてお話しします。金属等の接合問題で課題をお持ちの方やブレークスルーを求めておられる方は必聴です。どなたでもご参加いただけますので、お気軽にお申込みください。

 

≫≫◆平成19年度 東京工業大学原子炉工学研究所・COE-INES
ワークショップ「f電子系の化学と物理」

 日 時: 平成20年1月18日(金)13:00~18:15
 場 所: 大岡山キャンパス北1号館1階会議室
 主 催: 東京工業大学原子炉工学研究所・21世紀COEプログラム
「世界の持続的発展を支える革新的原子力」
 その他: 参加費無料
詳 細: http://www.nr.titech.ac.jp/coe21/events/seminar.html#080118_WS

 東京工業大学原子炉工学研究所と原子力学の21世紀COEプログラム「世界の持続的発展を支える革新的原子力」(COE-INES)がワークショップを開催いたしますのでご興味のある方は奮ってご参加ください。プログラム内容については、HPをご覧ください。

 

≫≫◆地域と大学の共生プロジェクト「東工大発 教育・新技術メッセージ」

 日 時: 平成20年1月22日(火)13:00~17:00
 場 所: 大田区産業プラザ3階特別会議室
共 催: (財)大田区産業振興協会、東京工業大学 研究・産学連携本部
その他: 参加費無料、要事前申込み
詳 細: http://www.pio-ota.jp/news/u-seminar/post_40.html

 本オープンセミナーでは地域に開かれた東工大のメッセージをお伝えいたします。企業と大学との交流のきっかけとなればと考えておりますので、皆さまのご参加をお待ちしております。プログラム内容についてはHPをご覧ください。

 

≫≫◆グローバルCOEプログラム
「新たな分子化学創発を目指す教育研究拠点」第1回国際シンポジウム

 日 時: 平成20年1月26日(土)9:30~17:50
 場 所: 大岡山キャンパス西9号館ディジタル多目的ホール
共 催: 東京工業大学グローバルCOEプログラム
「新たな分子化学創発を目指す教育研究拠点」
その他: 要事前申込み
詳 細: http://www.coechem6.titech.ac.jp/event/080126.html

 G-COEプログラム「新たな分子化学創発を目指す教育研究拠点」の第1回国際シンポジウムが開催されます。本学学長伊賀健一による講演、外国人研究者5名による講演を予定しています。また、本拠点で活躍しているRAの学生による口頭発表も企画しています。


≫≫◆グローバルCOEプログラム「計算世界観の深化と展開」
2nd Int'l Workshop on Numerical Simulation for Disastrous
Phenomena

 日 時: 平成20年1月31日(木)9:00~18:00
 場 所: Milton Benderホール(バンコク)
主 催: 東京工業大学グローバルCOEプログラム「計算世界観の深化と展開」
Asian Institute of Technology(AIT)
その他: 参加費無料
詳 細: http://compview.titech.ac.jp/events

 平成15年12月8日にバンコクAITで開催された第1回Int'l Workshop on Numerical Simulation for Disastrous Phenomenaに続く第2回の開催です。
自然災害、人的災害の数値シミュレーションをテーマとした国際ワークショップで、High Performance Computingによる数値計算、津波シミュレーション、 斜面災害等を含む地盤工学のモデリング等をテーマとしています。
どなたでもご参加いただけます。

 

≫≫◆JST Innovation Bridge 東京工業大学研究成果発表会

 日 時: 平成20年3月10日(月)13:00~17:00
 場 所: 秋葉原UDX Conference 6F
 主 催: 東京工業大学 研究・産学連携本部、科学学術振興機構
その他: 参加費無料、要事前申込み(2月10日頃申込受付開始)

 イノベーション創出の可能性を秘めたシーズ候補を、産業界の視点で探索いただく場を提供いたします。「バイオ・化学」、「電機・電子・機械・IT・エネルギー・その他」の2分野に分けて会場を設け、各8名ずつ計16名の研究者が研究発表を行います。同時にポスター展示会場では、研究者との意見交換が行えます。このイベントは、JSTの産学共同シーズイノベーション化事業の一環として実施されています。詳細は来月号のメルマガに掲載予定です。

 

 

≫≫◆東工大横浜ベンチャープラザ「すずかけビジネスセミナー」

 東工大横浜ベンチャープラザは、地域の企業や住民に向けた創業支援事業として「すずかけビジネスセミナー」を開催しています。本セミナーは地域での創業機運を形成し、地域経済の活性化につなげることを目的とした無料セミナーです。今後のセミナー内容は下記URLをご参照ください。

平成20年1月24日開催
平成20年1月31日開催

*東工大横浜ベンチャープラザ入居企業募集のお知らせ*

現在、6スペースの入居申込を受付中です。年度内(3月)に入居をご希望の方は1月中にお申し出ください。なお入居資格者は「大学発ベンチャー」や「そのベンチャー設立に向けて具体的な起業計画・事業計画をお持ちの方」です。見学も随時受け付けております。

詳 細:http://ttyvp.smrj.go.jp/guide/018217.html
問合せ:東工大横浜ベンチャープラザ
Tel:045-989-2205 担当:藤間(フジマ)
E-mail: information@ttyvp-smrj.jp

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【3】グローバルCOEプログラム紹介
「計算世界観の深化と展開」
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 本拠点は、情報理工学研究科 数理・計算科学専攻の渡辺治教授を拠点リーダとし、平成19年7月より活動を開始しました。本拠点には、

数理・計算科学専攻
数学専攻
計算工学専攻
知能システム科学専攻
物理情報システム専攻

の教員が参加しています。本拠点では、計算を中心とした新たな科学分野の確立、計算世界観の手法を実践できる人材の育成を目標としています。

コンピュータ上で実現されていることをすべて計算と捉えると、我々人間が解析・分析できることすべてを計算と見なすことができます。計算世界観とは、科学の対象となる様々な現象を計算を中心に見直すという考え方です。
例えば、物理学では物理的な見方で対象を捉えますし、生命科学は生命科学的な見方で対象を捉えます。これに対して「計算を中心に見る」という立場は、これまでの科学の諸分野にない新たな立場です。この新たな見方をもとに、新しい科学の手法を築いていくのが計算世界観です。

計算を中心に対象を捉えることで、新たな概念の発見、新たなモデルの導出などが可能となる場合が知られています。例えば、解読困難性を従来の情報理論的視点ではなく計算という視点から捉えることによって、今日のインターネット時代に欠かせない公開鍵暗号が発見されました。本拠点では、計算世界観による科学技法の確立、計算に関する様々な理論と要素技術の開発を実践する計画です。具体的には、

・計算解析手法、高度アルゴリズム:
ランダムネスの研究、最適化アルゴリズムの理論
・科学の様々な対象を扱う手法:
効率的モデル化技法、データ分析法、可視化技術
・新世代のHPC基盤技術:
アクセラレータを用いたポストペタHPC技術、グリッド計算解析法

の確立・開発・実践を計画しています。

本拠点では、計算世界観による科学分野の確立のみならず、計算世界観による科学分野を担う人材の育成を推進することを大きな目標としています。そのため、高性能計算と数理の双方を駆使できる科学ジェネラリストたる博士の育成を目指します。
具体的には、博士課程の教育コース(計算世界観・特別教育研究コース)を設け、以下のような教育プログラムを実施していきます。

(1) 技術習得スクール
計算世界観の実践の基礎となる次のような理論や技術についての講義や演習などの科目群。
・アルゴリズムやモデル化の基礎理論
・スパコングリッドシステムの最適運用技術等、HPC運用技術の基礎
・具体的な応用分野における問題解決方法
(2) 研究インターンシップ(出向修行制度)
指導教員の研究室の他に、本拠点に加わっている教員の研究室に2ヶ月以上滞在する制度。そこで、指導教員以外の教員の指導を受け、共同研究等を体験する。また、他分野の研究者と知り合う機会でもある海外拠点へも積極的に送り出す。
(3) 数理科学フォーラム
本拠点の博士課程の学生で運営する研究発表会。外部の研究者(とくに企業の技術者や研究者)をコメンテーターに招き研究内容の評価を受ける。
(4) インターンシップ
博士課程後半の学生の企業や研究機関への派遣。


 また、これ以外にも、計算世界観を実践する人材発掘のためのセミナーの開催や、博士過程の学生のRA採用、さらに博士修了者のポスドク採用などを行い、計算世界観の科学分野確立と人材育成・発掘を積極的に進めていきます。 

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【4】最新発明情報
特許情報公開のご紹介
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 研究・産学連携本部のHPでは、特許情報をご紹介しています。今月は未公開特許情報が10件増えました。それ以外にも公開特許情報、登録特許情報をお知らせしています。詳しくはHPをご覧ください。

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【5】新聞掲載記事
8件の東工大研究関連記事ご紹介
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≫≫◆小型で重い荷物が支えられる壁登りロボットを開発
(日本経済新聞11/26朝刊)
理工学研究科 機械宇宙システム専攻 廣瀬茂男 教授

廣瀬研究室では、縦横20cm、重量3kgの磁石で金属製の壁面に張り付きながら移動する壁登りロボットを開発しました。これまで開発された壁登りロボットは壁面を移動させるためには磁石の吸着力を落とすため重い荷物を支えられませんでしたが、このロボットは、磁石の吸引力を保ったまま摩擦抵抗を減らす仕組みを考案して組み込んであり、40kgまでの荷物を支えながら、前後左右に素早く移動できます。船舶や石油タンクの壁面を自動塗装や点検をするロボットとして実用化を目指します。

 ・廣瀬研究室

 

≫≫◆エタノールからプロピレンを生産する試験プラント
(日本経済新聞11/26朝刊)
資源化学研究所 岩本正和 教授

経済産業省が行う植物由来エタノールから汎用プラスチックを量産する研究開発支援の一環で、エタノールから1日1トンのプロピレンを生産する試験プラントを建設します。プロピレンはナフサを分離精製して生産していますが、このプラントでエタノールからの量産が可能であることが証明され、さらに原料となるエタノールを植物から生産するようになれば、CO2の削減に貢献できます。ポリプロピレンは最も生産量の多い汎用プラスチックの1つですので、その効果は非常に大きいものです。

 ・岩本研究室

 

≫≫◆アジア5ヵ国語での防災マニュアル
(日本経済新聞(東京) 11/27、東京新聞11/27朝刊)
留学生センター 武井直紀 教授

武井教授と留学生十数人が、目黒区の区防災行動マニュアルを、中国、ハングル、インドネシア、タイ、ベトナム語版にボランティアで翻訳しました。
地震への備えや発生時の安全確保の方法と避難の仕方、非常時に役立つ区の外国人向け相談窓口の連絡先などを記載してあります。留学生の家族への配布を目的として作成しましたが、目黒区が知り、区内の外国人への配布用に区で15000部を印刷しました。

 ・留学生センター

 

≫≫◆倒壊家屋の被災者救助使えるホース状ロボット
(日経産業新聞11/27)
理工学研究科 機械制御システム専攻 塚越秀行 准教授

2本のウレタン製チューブからなる直径5.5cmで、長さ30cmから3mまで空気圧伸ばせるホース型ロボットを開発しました。空気圧の加え方で、伸ばす方向やS字型に曲げるなど動きを変えることができます。周りに引っかかりにくく、目的の方向に曲げて伸ばせるので、がれきなどの狭いすき間に入っていくことが可能です。先端に小型カメラや音声マイクを付けるなどして、被災者の探索などへの活用が期待されます。

 ・塚越研究室 

 

≫≫◆東京工業大学同窓会「蔵前ベンチャー賞」
(日刊工業新聞11/30)

東京工業大学同窓会の蔵前工業会は、東工大と関係のあるベンチャーを対象とした「蔵前ベンチャー賞」を創設しました。第一回の大賞は「株式会社ぐるなび」(飲食店のインターネット検索サービス)、奨励賞は「アスプローバ株式会社」(生産スケジューラーソフト研究・開発・販売)が受賞しました。
両会社のトップとも東工大卒業生です。

内容詳細

 

≫≫◆たたら製鉄で「ものづくり教育」
(毎日新聞(東京)12/3、日刊産業新聞12/4、日刊産業新聞12/4、
鉄鋼新聞12/4)
理工学研究科 物質科学専攻 永田和宏 教授

永田教授らは、実験・体験型のものづくり教育をさらに広げるため、新日本製鐵の協力を得てNPO法人「ものづくり教育たたら」を立ち上げました。
指導者を育成し、来年から小中学校などに派遣します。その一環として科学技術館(東京都千代田区)で「たたら製鉄実験イベント」を開催しました。

 ・永田研究室 

 

≫≫◆派遣型高度人材育成協同プラン
(日本経済新聞12/4夕刊)

東京工業大学では平成17年度から博士課程で最低三カ月以上、企業のプロジェクトチームに入って一員として従事する活動を単位として認定しています。これは、文部科学省の「派遣型高度人材育成協同プラン」に選定されたものです。これまでの主として就業体験や職業意識の形成を目的としたインターンシップとは峻別し、産学が人材の育成・活用に関して建設的に協力しあう体制を構築することにより、社会の抱える諸問題や産業界の取組を理解し、知的基盤社会を多様に支える高度で知的な素養のある人材を育成する、これまでにない大学院における新たなコンセプトの産学連携高度人材育成を推進するものです。

 ・内容詳細

 

≫≫◆磁気軸受けを備えたベアリングレスモーター
(日経産業新聞12/5)
武蔵工業大学 竹本真紹 講師(元:東京工業大学 助手)

竹本講師らは、半導体製造の洗浄工程で使う摩擦粉の出ない高出力ポンプを開発しました。フッ素樹脂でできた隔壁内部にモーターの回転子やポンプが浮遊する、非接触の軸受け構造を持つベアリングレスモーターを用いたもので、株式会社ヤマウラに技術移転します。本技術は、竹本講師が東京工業大学在籍中の研究成果を用いており、特許は東京工業大学が保有しています。

・関連発明:特許3739347、特許3854998

 

≫≫◆アルミナセメントのプラズマディスプレイパネル用電極保護膜への適用
(化学工業日報12/6)
フロンティア研究センター 細野秀雄 教授

旭硝子は細野研究室と共同で、12CaO・7Al2O3(C12A7)のプラズマディスプレイパネル(PDP)用電極保護膜への適用を目指して開発研究をしています。
C12A7は、ITO(インジウム・スズ酸化物)並みの導電性があり、0.6eVで電子放出されます。PDP保護膜に使用した際、放電ガス中のキセノン濃度が高くても電圧が上昇しないので、発光効率の向上が期待できます。PDP材料以外にも、フィールド・エミッション・ディスプレイ(FED)への適用も検討しています。

 ・細野研究室

 

≫≫◆化学物質の管理システム
(日刊工業新聞12/11)

大学も労働安全衛生法が適用されますが、研究室それぞれが一企業のごとく独立運営しているため、工場全体を一括管理するようにはいきません。
そこで、東京工業大学では、化学物質の管理システム「TITech ChemRS」を作成し、運用しています。これは、教員が生み出したもので、9割以上の研究室が登録・使用しています。試薬瓶の商品バーコードを読み取り、各物質のMSDS(物質の性状及び取扱いに関するデータシート)などの情報を引き出すと同時に、個別容器にタグを付けて管理をします。業者からの納入時と最終廃棄時点は全学で把握し、一方で、どの部屋にどんな薬品があり、どの危険物をいつ移動させたかなどの管理は研究室ごとで行い、研究に支障が出ないようにしています。

 ・総合安全管理センター 環境保全室

 

≫≫◆東京都大田区で小学校教員対象の理科研修
(日刊工業新聞12/11)

東京都大田区は2008年度から東京工業大学の教授や准教授、大学院生を講師に招き、区内の小学校の教員を対象に理科研修を行うことになりました。
複数科目を受け持つ小学校教師の理科指導力の水準を高め、生徒の理解を後押しすることなどで、“理科離れ”を防ぐのが狙いで、内容は年間授業の半分を充てる実験に関するもので、フラスコや量りの扱い方、実験廃液の処理など基礎的なものとする予定です。

 

≫≫◆原子配列が破壊する瞬間を撮影
(日経産業新聞12/14)
フロンティア研究センター 腰原伸也 教授
応用セラミックス研究所  中村一隆 准教授

独立行政法人 科学技術振興機(JST)の「腰原非平衡ダイナミクスプロジェクト」 の一環として、大学共同利用機関法人 高エネルギー加速器研究機構、JSTと共同で、単結晶の圧縮・破壊現象(衝撃圧縮過程)を、短パルスX線を用いて時間分解能100p秒で瞬間撮影することに世界で初めて成功しました。
また、レーザーパルス照射と短パルスX線照射のタイミングを変えた実験を繰り返すことにより、物質が瞬間的に圧縮され、破壊してゆく様子を観測することに成功しました。様々な材料の破壊過程の解明に役立ち、宇宙空間など厳しい環境下で使う材料や、衝撃や破損に強い新素材の開発につながることが期待されます。

 ・腰原研究室
中村研究室

 

≫≫◆実大規模の橋脚耐震実験
(神戸新聞12/14朝刊、中国新聞12/17夕刊、日刊建設工業新聞12/17)
理工学研究科 土木工学専攻 川島一彦 教授

川島教授が実験を担当して、防災科学技術研究所兵庫耐震工学研究センターで実大規模の橋脚耐震実験を行いました。1970年代に建設した直径1.8m、高さ7.5m、約310トンの円柱橋脚を再現したもので、鉄製おもりなど約300トンを載せました。阪神・淡路大震災時の揺れを加えると、橋脚は上下・水平に激しく揺れ、根元のコンクリートがはがれ落ちました。今後は、来年度は70年代の段落とし配筋のRC橋脚や、これに鋼板やカーボンファイバーを巻いた橋脚を実験するとともに、現在の基準による橋脚の耐震性能や耐震余裕度を確認、米国設計基準による橋脚についても調べる予定です。

 ・川島研究室

 

≫≫◆有機溶媒使わない医薬品製造
(日本経済新聞12/17朝刊)
フロンティア研究センター 細野秀雄 教授

細野教授らは、酸化アルミニウムと石灰からできる12CaO・7Al2O3(C12A7)が、ピナコールを製造する反応の触媒に使えることを確かめました。触媒に用いたC12A7は酸素イオンを電子に置き換える処理をして、水に浸すと電子を放出するようにしたものです。ピコナールは、重要な医薬品中間体で、現在の製造工程は有機溶媒や強い酸の中でリチウム化合物や金属ナトリウムを触媒に使っています。
処理したC12A7を触媒に用いることで、有機溶媒や強い酸を使わないクリーンな化学合成に広く応用できる可能性が拡がります。

 ・細野研究室

 

≫≫◆長周期地震動の様子をCGで再現
(東京読売新聞12/17夕刊)
総合理工学研究科 人間環境システム専攻 翠川三郎 教授

大地震の際、震源から数百キロ離れた場所などが周期数秒で揺れる長周期地震動に襲われたときの高層ビルのフロアで家具が激しく動く様子をコンピューターグラフィックス(CG)で再現するシステムを開発しました。縦横約3メートルの震動台を作り、長周期地震動を受けた机やいす、棚がどのように動くかを確認した上で、地震波に応じて建物の各フロアに置かれた複数の家具が同時にどう動くかコンピューター上で再現できるようにしたものです。

 ・翠川研究室


※本学教員の所属・肩書きは、2007年12月1日現在のものです。

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