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第43号(2008年3月)

 皆さまこんにちは。凍てつくような寒さからも解放され、日に日に春らしくなってまいりました。
年度末は皆さまお忙しいことと存じますが、異動等でメルマガの送付先に変更がある場合は、ご一報いただけると幸いです。

メルマガへのご意見・ご感想は、mail@sangaku.titech.ac.jp までお願いいたします。

=目次===============================================================
【1】研究・産学連携本部からのお知らせ

≫ 8件のお知らせ
【2】産学連携活動のご紹介
≫ 「インターンシップ成果報告」
【3】最新発明情報
≫ 今月は未公開特許情報が11件増えました
【4】最近の研究成果
≫ 1件の研究成果のご紹介
【5】新聞掲載記事
≫ 10件の東工大研究関連記事ご紹介

※今月号は「グローバルCOEプログラム紹介」はお休みさせていただきます。
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【1】研究・産学連携本部からのお知らせ
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≫≫◆平成19年度第2回東工大バイオ計測研究会「ナノメディシンの最前線」

日 時: 平成20年3月6日(木)13:00~18:00
場 所: すずかけ台キャンパス 生命理工学研究科426大会議室(B2棟4F)
主 催: 東京工業大学バイオ計測研究会
共 催: 東京工業大学大学院生命理工学研究科グローバルCOE
協 賛: 東京工業大学 研究・産学連携本部
その他: 参加費5,000円/人(交流会費込、当日支払い)
詳 細: http://www.sangaku.titech.ac.jp/document/2008/news_0121.html

 バイオ計測研究会は、東工大大学院生命理工学研究科の教員を中心として、産学連携および国際連携を目的とした組織である「東工大国際バイオフォーラム」の一環で行われている活動です。是非ご参加ください。

 

≫≫◆21世紀COEプログラム「エージェントベース社会システム科学の創出」
第4回公開シンポジウム

 日 時: 平成20年3月7日(金)9:30~17:15
 場 所: 大岡山キャンパス西9号館ディジタル多目的ホール
 主 催: 21世紀COEプログラム
「エージェントベース社会システム科学の創出」
 後 援: フィンランド大使館
その他: 参加費無料、要事前申込み
詳 細: http://www.absss.titech.ac.jp/event/project_0.html#086

 午前の部では、北米IBMとフィンランドのNokiaから講演者をお招きし、講演いただきます。また、拠点リーダーの出口弘が公共部門に関する統計データの意義について、さらにサブリーダーの木嶋恭一が2008年4月から本学に開設する大学院特別研究教育コース「社会的サービス価値のデザイン・イノベーター育成プログラム」の概要とその意義について報告します。
午後の部では、事業推進者が結集し、最終成果に向けて研究内容を発表します。

 

≫≫◆JST Innovation Bridge  東京工業大学研究成果発表会

 日 時: 平成20年3月10日(月)13:00~17:00
 場 所: 秋葉原 ダイビル5F
 主 催: 東京工業大学 研究・産学連携本部、科学学術振興機構
 その他: 参加費無料、要事前申込み
詳 細: http://deainoba.jp/meeting/080310/index.html

 イノベーション創出の可能性を秘めたシーズ候補を、産業界の視点で探索いただく場を提供いたします。「化学・材料・バイオ」、「機械・電気電子・情報・建築・ソフトウェア」の2分野に分けて会場を設け、各8名ずつ計16名の研究者が研究発表を行います。同時にポスター展示会場では、研究者と直接意見交換が行えます。このイベントは、JSTの産学共同シーズイノベーション化事業の一環として実施されています。お誘い合わせの上、是非ご参加ください。

 

≫≫◆蔵前ベンチャー相談室『第18回KVS セミナー』

 日 時: 平成20年3月11日(火)19:00~20:30
 場 所: 東京・田町キャンパスイノベーションセンター1階国際会議室
 主 催: 蔵前ベンチャー相談室
その他: 講演会無料(懇親会費1,000円、当日支払)要事前申込み
詳 細: http://kuramae-kvs.sakura.ne.jp/

 今回は「物づくり」の魅力についての講演会を開きます。中小企業ながら、米国のボーイング社の指定工場であり、東大阪の中小企業をまとめて人工衛星『まいど』を打ち上げた株式会社アオキの青木豊彦さんに講演いただきます。

 

≫≫◆東工大横浜ベンチャープラザ「研究放談会」

 日 時: 平成20年3月13日(木)15:00~17:00
 場 所: 東工大横浜ベンチャープラザ2階会議室
 主 催: 中小企業基盤整備機構 東工大横浜ベンチャープラザ
その他: 参加費無料、要事前申込み
詳 細: http://ttyvp.smrj.go.jp/guide/034245.html

 東工大YVPでは、この度「研究放談会」と称して、研究開発型ベンチャー企業であります東工大YVP入居企業と研究者(学生・教員・企業内研究者)との交流の場を設けることとしました。
第1回は、「頭皮上電解析から脳機能を推定する研究」をテーマとして、東京工業大学名誉教授であり、かつ株式会社脳機能研究所代表取締役社長であります武者利光氏を座長として開催します。


≫≫◆第40回大田区との技術交流セミナー

 日 時: 平成20年3月13日(木)18:30~20:30
 場 所: 大田区産業プラザ(PiO)5F会議室
主 催: (財)大田区産業振興協会
協 賛: 東京工業大学 研究・産学連携本部
その他: 参加費無料、要事前申込み
詳 細: http://www.pio-ota.jp/news/u-seminar/40.html
講演者: 東京工業大学フロンティア研究センター 秦 誠一 准教授
テーマ: 「コンビナトリアル技術による金属系新材料の探索とその実用化」

 本講演では、従来、長期間・高リスクを必要とした材料開発を、短期間で効率的に行うことができるコンビナトリアル技術を駆使した「薄膜金属ガラス材料探索」や「金型用への応用」などの事例が詳しく紹介されます。
皆さまのこれまでの新製品開発の手法に大きな一石を投じる技術になるかもしれません。どなたでもご参加いただけますので、お気軽にお申込みください。

 

≫≫◆3大学3全国共同利用研究所連携プロジェクト公開討論会
「先進材料・新接合技術とその応用」

 日 時: 平成20年3月14日(金)13:00~20:00
 場 所: 大岡山キャンパス西9号館ディジタル多目的ホール
 主 催: 東京工業大学応用セラミックス研究所、東北大学金属材料研究所、大阪大学接合科学研究所
その他: 参加費無料(交流会費2,000円)
詳 細: http://project2005.msl.titech.ac.jp/symp2008/


 本討論会では、応用セラミックス研究所が進めている全国3研究所連携プロジェクト「金属ガラス・無機材料接合技術開発拠点」の新接合技術・先進材料と応用に関する成果を一般公開するとともに、異なる分野の研究者との交流・情報交換を通じて新しい研究展開のシーズを探索することを目的としています。最先端の研究者による6件の招待講演と60件のポスター発表を企画しています。詳しくはHPをご覧ください。

 

≫≫◆第3回統合研究院「ソリューション研究」国際シンポジウム
『大学はいかにして企業や社会からの期待に応えるか』

 日 時: 平成20年3月21日(金)
第1部・総合セッション(9:30~12:30)
第2部・分科会(13:30~17:30)
 場 所: 経団連会館(東京都千代田区大手町1-9-4)
 主 催: 東京工業大学統合研究院
その他: 参加費無料、要事前申込み(定員になり次第締切り)
詳 細: http://www.iri.titech.ac.jp/symposium.html

 本シンポジウムでは、第1部で欧米における先導的な事例をもとに、大学がどのようなビジョンと戦略のもとに改革に 取り組むべきかを議論します。
第2部は統合研究院が進める先進エネルギーマネジメント、医療・バイオ、医療情報の3研究プロジェクトごとに分科会を開催、研究成果の報告や今後の課題について議論します。

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【2】産学連携活動のご紹介
「インターンシップ成果報告」
産学連携コーディネーター(研修生) 國府田 たま子
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 ぐすーよー、ちゅーうがなびら。
(皆様、いかがおすごしですか? -沖縄方言です-)

沖縄からの産学連携コーディネーター研修生、國府田(こうだ)です。
OILメルマガ34号でご挨拶をさせていただいてから、あっという間に月日が経ってしまいましたが、今年の3月末で1年半にわたるインターンシップ研修を修了することとなります。その締めくくりに、再びこの場を借りてご挨拶させて頂くことになりました。

本研修の目的は、沖縄における産学連携を推進する人材の育成です。沖縄のような地方の産学連携は、東工大のような首都圏の歴史ある国立大学とは明らかに性質が大きく異なります。
そのような中での研修にも関わらず、私自身は産学連携活動の“いろは”から始めるといったレベルでした。このような具合でしたので、本部の皆さんにとって、大変忙しい業務の中での私への一からの指導は、負担も大きかったことと思います。

研修活動では、東工大と沖縄をつなぐ活動を心がけてきました。
その中で、東工大で沖縄に関わる研究をされている何人かの教員の方と面談させていただくことが出来ました。また、昨年11月には大倉副学長をはじめとする生命理工学研究科の5人の教員の方々に沖縄に来て頂くことが出来ました。これがきっかけで、あるバイオベンチャー企業と1人の教員の方との間で、沖縄県産業振興公社が実施している「沖縄イノベーション創出事業」への申請が決まり、現在、最後の仕事として申請への取りまとめを担当させて頂いています。

また、研修中に大学院イノベーションマネジメント研究科の講義を科目履修する機会を頂くことが出来ました。本部での実務研修もさることながら、社会人学生も多くいる講義を受講させていただいたことは、大変良い刺激になり勉強にもなりました。
グループワークやプレゼン、レポートでは本当に苦しみましたが、優秀な学生の皆さんや先生方に助けられて、何とか期末を迎えることが出来ました。毎回の講義は大変魅力的で深く考えさせられるものでしたので、今の私にとっての大切な糧となりました。

研究の本拠地となった大岡山のキャンパスは本当に素敵なところです。近所の保育園くらいの子供達が植え込みの木々をかきわけ遊んでいる姿や、それを眺める母親達が弁当を広げていたり、外国人の家族がそろって散歩をしていたりと、地域住民の憩いの場としての存在価値をもっています。
学内のゴミ回収が一日に何度も回ってくるのには、お掃除する方々には本当に頭が下がる思いです。古い建物でもきれいに整備され活用されています。春の桜並木、秋の銀杏と、キャンパスの植え込みも都会の真ん中とは思えない落ち着きようです。これらの光景を見ていると、大学という場所が産学連携以前に、地域住民が訪れたくなる場所として存在することの意義をつくづく感じます。大学を訪れた企業の人らしき方の、「春には、ぜひあの桜を見に来たいね。」という言葉が印象的でした。

最後になりましたが、1年間の研修を通してお世話になった本部の方々、東工大の教員の方々、学生の皆さん、たくさんの関係企業の皆様方、そしてこの研修へ送り出してくださった沖縄の多くの方々に心より深く感謝申し上げます。

4月からは沖縄県の東京事務所で1年間働くこととなりました。
これからの活動を通して、この研修で得た成果を沖縄の皆さんに活用していただけるようがんばりたいと思います。
今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

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【3】最新発明情報
特許情報公開のご紹介
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 研究・産学連携本部のHPでは、特許情報をご紹介しています。今月は未公開特許情報が11件増えました。それ以外にも公開特許情報、登録特許情報をお知らせしています。詳しくはHPをご覧ください。

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【4】最近の研究成果
1件の研究成果のご紹介
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≫≫◆“Cohesin mediates transcriptional insulation by
CCCTC-binding factor”

Nature 451, 796-801 (2008)
生命理工学研究科 生体システム専攻 白髭克彦 教授
坂東優篤 助教、吉田圭介氏(学生)

コヒーシン複合体は、細胞分裂時の姉妹染色分体の接着に関与しますが、有糸分裂後の細胞の遺伝子制御にも寄与している可能性があります。コヒーシンがどのようにして遺伝子発現を調節するかは明らかではありませんでした。適切な時期に構造遺伝子を活性化させるには、ゲノムを機能ごとに区切る仕切り(インシュレーター)が存在すると考えられています。本論文では、ヒトゲノム中のコヒーシン結合部位について調べ、その多くが転写のインシュレーションに必要なジンクフィンガータンパク質であるCCCTC結合因子(CTCF)と共に存在すること、コヒーシンを特異的な結合部位に局在させるために必要であることが判明しました。また、ヒトゲノム上には1万3000カ所のインシュレーター部位が存在していることも明らかになりました。今回の成果を基に、遺伝子が活性化される領域を狙って導入すれば、効果が高まる可能性があります。なお、本研究は、オーストリア分子病理学研究所、三菱総合研究所、東京大学、大阪大学、熊本大学、理化学研究所との共同研究成果です。

 ・詳細
白髭研究室

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【5】新聞掲載記事
10件の東工大研究関連記事ご紹介
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≫≫◆直径、原子1個分の金属ワイヤ
(日本経済新聞1/21)
理工学研究科 物性物理学専攻 高柳邦夫 教授授

直径が原子1個分、または、2個、3個、4個分という究極の細さの金属ワイヤの作製に成功しました。さらに、この導電率を測定することもできました。導電率は、原子1個分の0.3nmでは一定の値となり、2個の場合はその2倍、4個では4倍などと段階的に変化し、四個を超えるとこうした関係はなくなることが判明しました。また114個ではワイヤの長さに関係なく断面だけで導電率が決まることも判りました。こうした現象の観測は世界初めてです。これは、室温で動作する高速・低消費電力の量子デバイスへの応用も考えられます。

 ・物性物理学専攻

 

≫≫◆大田区産業振興協会でナノファイバーについて講演会
   (日刊工業新聞1/24)
理工学研究科 有機高分子物質専攻 谷岡明彦 教授

東京工業大学と産学連携による技術交流を行っている大田区産業振興協会は、定期的な共同セミナーを開催していますが、今回は、谷岡が、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)のプロジェクトとして進めているナノファイバーの新産業創出についての講演会を開催しました。ナノファイバーは、高強度・軽量構造材や光・電子デバイス、医療・環境などへの展開が注目されている新素材です。高いレベルのモノづくりをする大田区の中小企業からナノファイバーの新たなニーズを聞き取ることを目的の1つとした講演会となりました。

 ・谷岡研究室

 

≫≫◆直接メタノール型燃料電池向けの新しい高分子膜
(日経産業新聞1/28)
資源化学研究所 山口猛央 教授

基材となるポリイミド薄膜に形成した100nm程度の穴に、スルホン化ポリエーテルスルホンをすき間なく充てんして作成した、導電性高分子膜を開発しました。直接メタノール型燃料電池(DMFC)に用いると、メタノールのクロスオーバー(電極からの漏れ)を従来のフッ素系高分子膜の300分の1に低減できることがわかりました。また、リチウムイオン電池に比べ、連続稼働時間を5-10倍に引き上げることが可能です。

 ・関連発明 特願2007-278737(【3】最新発明情報をご覧ください)
山口研究室

 

≫≫◆ヒトゲノム 遺伝子制御の仕組みを解明
(日経産業新聞1/31、日刊工業新聞1/31、産経新聞1/31朝刊、
毎日新聞2/3、化学工業日報2/4、朝日新聞2/8)
生命理工学研究科 生体システム専攻 白髭克彦 教授

 →【4】最近の研究成果 をご覧ください。

 

≫≫◆燃料電池極材酸化物の酸素イオン分布を可視化
(日刊工業新聞2/6)
総合理工学研究科 材料物理科学専攻 八島正知 准教授

X線の代わりに中性子を使った高温中性子回折でプラセオジムニッケル酸化物を測定し、電子による乱れを避けて原子核の分布をとらえたところ、酸化物中の酸素イオンを測定でき、酸素イオンが酸化物中を拡散する経路が明らかになりました。この酸化物は固体電解質型燃料電池の電極や酸素透過膜の材料への適用が期待されており、酸素イオンの分布や移動経路が可視化できたことは、これら材料への実用化に重要な情報となります。なお、これは、九州大学工学研究院の石原達己教授、物質・材料研究機構量子ビームセンターの泉富士夫氏らとの共同研究成果です。

詳細
八島研究室

 

≫≫◆ポリマーブレンドから中空糸炭素繊維を作成
(化学工業日報2/6)
イノベーション研究推進体 ナノファイバー先導研究戦略推進体
大谷朝男 特任教授

炭素前駆体ポリマーの中に熱分解消失性ポリマーを混合、調整し、紡糸、炭素化(熱処理)をして中空糸の新型炭素繊維を得ることに成功しました。
従来の金属を用いた製法と比べると、複合物を含まず炭素の純度が高い製品を得ることができ、糸をCNF並みに細くすることで、自動車部材や水処理、またそれ以外の新分野へ用途展開が期待されます。

 ・関連発明 特開2005-163229

 

≫≫◆携帯電話用デュアルモード 1チップRF-LSIを開発
(化学工業日報2/14、日経産業新聞2/14)
理工学研究科 電子物理工学専攻 松澤昭 教授

松下電器産業(株)は、携帯電話用UMTS/GSM/EDGE対応の送信・受信の無線回路と、送信DAコンバータと受信ADコンバータなどからなるアナログベースバンド回路を集積したデュアルモード 1チップRF-LSIを開発し、2008年2月中旬よりサンプル出荷を開始します。ADコンバータの消費電力を40%削減することで受信時の消費電力を10%低減する高周波対応のアナログ
回路設計技術については、東京工業大学の松澤教授との共同研究成果です。

 ・松澤研究室

 

≫≫◆複雑なDNAナノ構造物
(日刊工業新聞2/8、化学工業日報 2/18)
総合理工学研究科 知能システム科学専攻 村田智 准教授

人工的に合成した250種類のDNAを用いて、1本のプラスミドDNAを折り畳むことにより2次元の結晶をつくり、これに複数のDNA配列でつくられた「DNAタイル」という複合体を一定幅で自己集積させた幅約100nmのリボン状のDNAナノ構造物を作製しました。ドラッグデリバリーシステム(DDS)、たん白質結晶解析、ナノ反応場などへの応用のほか、シリコン素子に替わる光・電子デバイスなどへの応用が期待されます。なお、これは、日本学術振興会特別研究員の藤林健一氏、カリフォルニア工科大学のエリック・ウィンフリー准教授らとの共同研究成果です。

 ・関連特許 特開2006-334741 特願2008-012050
村田研究室

 

≫≫◆シリコン光回路に光アイソレーター作製
(日刊工業新聞2/19)
理工学研究科 電気電子工学専攻 水本哲弥 教授

物性の異なるシリコンと特殊材料「磁気光学ガーネット」を真空状態で結晶成長し、接合させることで、シリコン光回路上に光アイソレーター機能を付加することに成功しました。この光アイソレーターを用いることで、配線の問題などで高速化の限界にある既存の電子回路に代わる、シリコン光集積回路の実現が期待されます。

 ・関連発明 特許3407046特開2007-219285 特願2006-075854
特願2006-011234(【3】最新の発明情報 をご覧ください)
詳細
水本研究室

 

≫≫◆新系統(鉄イオンを含む層状化合物)の高温超伝導物質を発見
(日本経済新聞2/19朝刊、朝日新聞2/19朝刊、毎日新聞2/19朝刊、
日経産業新聞2/19、化学工業日報2/19、日刊工業新聞2/19)
フロンティア研究センター 細野秀雄 教授

 今回発見された新高温超伝導物質LaOFeAs は、上記金属系超伝導物質、銅酸化物系超伝導物質とは異なる第3の新しい超伝導物質系であり、新規超伝導物質としては30K を超える高い転移温度が特徴です。LaOFeAs は、電気絶縁性であるLaO 層と金属的伝導を示すFeAs 層が交互に積層された結晶構造を持つ層状化合物です。純粋なLaOFeAs は、低温にしても電気抵抗がゼロとならず、超伝導は示しませんが、酸素イオンの一部をフッ素イオンで置換することで超伝導を示すようになります。フッ素イオン濃度が11 atm%の時の転移温度は32Kです。今後、物質定数の最適化などにより更なる高温化が期待され、本成果は、高温超伝導材料の新鉱脈の発掘であると考えられます。

 ・詳細
細野研究室


※本学教員の所属・肩書きは、2008年2月1日現在のものです。

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