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第44号(2008年4月)

 皆さまこんにちは。本日より、また新たな年度のスタートです。
うららかな桜花の季節を迎え、大岡山キャンパスでは4月6日(日)まで桜花観賞を実施しています。お近くへお越しの際には、是非お立ち寄りください。

※異動等でメルマガの送付先に変更がある場合は、mail@sangaku.titech.ac.jpまでご一報いただけると幸いです。
また、メルマガへのご意見・ご感想もお待ちしております。

=目次===============================================================
【1】研究・産学連携本部からのお知らせ

≫ 5件のお知らせ
【2】産学連携活動のご紹介
≫ 「アブダビプロジェクト(集光太陽熱発電)
―地球に優しいエネルギーを目指して―」
【3】グローバルCOEプログラム紹介
≫ NPG Asia Materialsウェブサイト誕生のご案内
【4】最新発明情報
≫ 今月は未公開特許情報が12件増えました
【5】新聞掲載記事
≫ 12件の東工大研究関連記事ご紹介

※今月号は「最近の研究成果」はありません。
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【1】研究・産学連携本部からのお知らせ
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≫≫◆本学の取り組みについてテレビ放映のお知らせ

日 時: 平成20年4月2日(水)19:30~19:56
番組名: NHK総合 クローズアップ現代
詳 細: http://www.nhk.or.jp/gendai/

 本学の取り組みが上記日程でテレビ放映されます。
番組では、国際競争と向き合う大学の取り組みを特集し、本学の産学連携活動についても紹介される予定です。是非ご覧ください。

 

≫≫◆「第7回国際医薬品原料・中間体展」

 日 時: 平成20年4月9日(水)~11日(金)
 場 所: 東京ビッグサイト 東5・6ホール
 主 催: 株式会社化学工業日報社、CMPビジネスメディア株式会社、
CMP Information
 併 催: ICSE JAPAN 2008「第4回製薬業界受託サービスエキスポ」
P-MEC JAPAN 2008「第1回原薬・中間体研究開発機器展」
その他: 参加費無料、要事前申込み
詳 細: http://www.cphijapan.com/jpn/

 本展示会は、主に製薬業界や化学品業界の企業の出展が中心の国際年次イベントです。展示会場内には「TLO特設パビリオン」(TLO展示ブース・TLOアカデミックセミナー会場)が設置されます。医薬品関連企業へのPR、また国際最新情報収集の機会として是非ご利用ください。

<東工大出展内容(予定)>

(1)パネル展示(2件)(展示ブース:T-01)
・「フラバン類の製造方法」
大学院理工学研究科 鈴木啓介 教授
・「光学活性アルコールの製造方法」
大学院生命理工学研究科 北爪智哉 教授
※大学発ベンチャーの(株)ケムジェネシスと併設展示

(2)セミナー講演(TLOアカデミックセミナー)

   日 時: 4月9日(水)13:00~13:30
 演 題: 「生理活性ポリフェノール類の有機合成」
 演 者: 大学院理工学研究科 鈴木啓介 教授

 


≫≫◆東工大YVP開設1周年記念フォーラム
~世界に羽ばたく大学発ベンチャーを創出する支援策とは~

 日 時: 平成20年4月21日(月)15:00~17:30
(懇親会18:00~19:30)
 場 所: すずかけ台キャンパス すずかけホール3F多目的ホール
 主 催: 中小企業基盤整備機構 東工大横浜ベンチャープラザ
 協 賛: 東京工業大学 研究・産学連携本部
その他: 参加費無料(懇親会費3,000円)、要事前申込み
詳 細: http://ttyvp.smrj.go.jp/guide/034430.html

 東工大YVPでは、開設1周年を記念して「大学発ベンチャー支援」に関する啓蒙を目的としたフォーラムを、経済産業省大学吉澤連携推進課長、東京工業大学伊澤理事・副学長、東工大YVP運営連携機関の幹部、及び東工大YVP入居企業をお招きし、「基調講演」「パネルディスカッション」という形で開催します。
大学発ベンチャー、産学官連携にご興味ある方は、どなたでも参加可能です。

 

*東工大横浜ベンチャープラザ入居企業【最終募集中】のお知らせ*

募集スペースが残り2スペース(107号室:約83?、401号室:約121m2)のみとなりました。4月14日(月)まで入居申込を受け付けております。
入居資格者は「大学発ベンチャー」や「そのベンチャー設立に向けて具体的な起業計画・事業計画をお持ちの方」です。

   詳 細 http://www.smrj.go.jp/site/kobo/syosai/034516.html
 問合せ 東工大横浜ベンチャープラザ
 TEL 045-989-2205 担当:穐本(アキモト)
E-mail: information@ttyvp-smrj.jp

 

 

≫≫◆KVS特別セミナー講演録掲載のお知らせ

 2008年2月7日、東工大大岡山キャンパス百年記念館フェライトホールにおいて、蔵前工業会・東工大共催(K-BETS後援)のセミナーが開催され、日本のバイオマスエネルギーの総合戦略について熱心な討議が行われました。
講演録がホームページに掲載されましたのでご覧ください。

   詳 細:http://kuramae-kvs.sakura.ne.jp/

*なお、平成20年3月11日に開催されました第18回KVSセミナーの講演録も近日中に掲載する予定です。


≫≫◆すずかけ祭のお知らせ

 すずかけ祭は、すずかけ台キャンパスで毎年5月に催される学園祭です。今年は平成20年5月9日(金)~11日(日)に開催いたします。すずかけ台の研究室も一挙公開いたしますので、この機会をお見逃しなく。
詳細は来月号に掲載いたします。

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【2】産学連携活動のご紹介
アブダビプロジェクト(集光太陽熱発電)
―地球に優しいエネルギーを目指して―」
研究・産学連携本部 特任教授  高橋 秀実
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 私ども研究・産学連携本部が積極的に推進しております国際的な産学官連携活動の具体的な事例として、今回、集光太陽熱発電プロジェクトをご紹介いたします。

集光太陽熱発電技術は、化石燃料を使わない地球に優しい将来のエネルギー源として米国やスペイン、ドイツなどを中心に世界的な注目を集めています。本技術につきまして本学の炭素循環エネルギー研究センターの玉浦裕教授が10数年来行ってきた研究の成果が認められ、昨年12月にアラブ首長国連邦(UAE)が実施している再生可能なエネルギーの研究開発であるマスダールイニチシアチブへ正式採択され、UAE政府系機関のマスダール-アブダビ・フューチャー・エナジー・カンパニー(MASDAR-ADFEC)ならびにコスモ石油株式会社と集光太陽熱発電技術の共同研究を開始いたしました。

集光太陽熱発電とは、集光された太陽光を太陽炉の蓄熱材に熱エネルギーとして蓄熱し、この熱により蒸気タービンを回して発電を行うものです。
現在、スペインなどで開発が行われているタワートップ型は敷地に配置された反射鏡(ヘリオスタット)からの反射光をタワー先端に設置された太陽炉に集光するものですが、これに対して、本学のビームダウン集光技術の特徴はタワー上部に設置した中央反射鏡によって太陽光を再反射させ、地面に据え置きした太陽炉に集光します。太陽炉が地上にあるために、建設コストやメンテナンスコストを低減することができ、商業化が開始されている太陽熱発電のコストのさらなる低減が可能となります。

本共同研究と並行して、100kWの実証実験プラントのEPC(設計調達建設)契約を受託する企業が内定しており、国内外の5つの機関によるプロジェクトとして実施しています。2009年に実施予定の100kWの実証実験プラントの評価結果により、2010年には20MWの商業化プラントの建設を開始する予定です。また、本学ではアブダビからの留学生2名の本共同研究を通じた人材育成も予定しており、まさに国際的産学官プロジェクトと呼ぶにふさわしい内容です。

この1月末にアブダビでのマスダールの会議に出席いたしました。この会議にて、アブダビにて建設中のカーボンゼロエミッションシティーの入口付近の敷地に本学技術にもとづく太陽熱発電の100kW実証実験プラントを本年9月から建設することが合意されました。最近の石油価格の急騰は太陽熱発電にとっては強い追い風となります。太陽光がふんだんに降り注ぐ世界のサンベルト地帯といわれる地域にいつの日か東工大発の集光太陽熱発電施設が次々と稼働し、再生可能なエネルギーを世界中に提供することを夢見て、本プロジェクトの支援を行ってまいります。

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【3】グローバルCOEプログラム紹介
NPG Asia Materialsウェブサイト誕生のご案内
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材料系グローバルCOEプログラムから
新オンラインジャーナル NPG Asia Materials ウェブサイト誕生!

 東京工業大学 材料系グローバルCOEプログラム 「材料イノベーションのための教育研究拠点」(リーダ:竹添秀男)はNPG Nature Asia-Pacificと共に、アジア太平洋地域における材料科学分野の主要科学者・研究者の皆様の協力を得て、新オンラインジャーナルNPG Asia Materialsのウェブサイトを2008年3月24日に立ち上げました。このウェブサイトでは、各月に材料科学のすべての分野にわたる研究成果、ハイライトを掲載し、アジア太平洋地域における最新の研究成果を広く知らしめることを目的としています。

  ・材料系グローバルCOEプログラム

 

また、このウェブサイトは研究ジャーナルNPG Asia Materialsの出版に向けた第一段階として位置付けております。皆様には是非、このウェブサイトで最新のハイライト論文を楽しんでいただき、来るべきジャーナルの発行へのご支援を賜れればと思います。

それでは、ウェブサイトをお楽しみください。

  →http://www.asia-materials.com

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【4】最近の研究成果
特許情報公開のご紹介
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 研究・産学連携本部のHPでは、特許情報をご紹介しています。今月は未公開特許情報が12件増えました。それ以外にも公開特許情報、登録特許情報をお知らせしています。詳しくはHPをご覧ください。

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【5】新聞掲載記事
12件の東工大研究関連記事ご紹介
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≫≫◆情報通信教育と情報通信分野の教育に関する連携協定
(日経産業新聞2/22)

情報通信研究機構と本学理工学研究科は情報通信分野の教育に関する連携協定を締結しました。これは「連携大学院」という制度に基づいたもので、情通機構の研究員が本学の教員として指導に当たったり、学生を受け入れたりします。2008年度は教授・准教授各1名が派遣されます。

 

≫≫◆新系統(鉄イオンを含む層状化合物)の高温超伝導物質を発見
   (東京読売新聞2/24朝刊、東京新聞2/26朝刊、
中日新聞2/26夕刊、日経産業新聞2/26・2/29)
フロンティア研究センター 細野秀雄 教授

今回発見された新高温超伝導物質LaOFeAsは、金属系超伝導物質、銅酸化物系超伝導物質とは異なる第3の新しい超伝導物質系であり、新規超伝導物質としては30Kを超える高い転移温度が特徴です。LaOFeAsは、電気絶縁性であるLaO層と金属的伝導を示すFeAs層が交互に積層された結晶構造を持つ層状化合物です。純粋なLaOFeAsは、低温にしても電気抵抗がゼロとならず、超伝導は示しませんが、酸素イオンの一部をフッ素イオンで置換することで超伝導を示すようになります。フッ素イオン濃度が11atm%の時の転移温度は32Kです。今後、物質定数の最適化などにより更なる高温化が期待され、本成果は、高温超伝導材料の新鉱脈の発掘であると考えられます。(以上、メルマガ3月号掲載のものを再掲載)
また、科学技術振興機構は、この高温超電導物質について、共同研究チームを近く発足させる計画を明らかにしました。大学を中心に材料合成、物性測定、理論などの専門家で組織し、新物質に関する情報を共有し、分担して研究開発を進めます。また同機構は、日本発の新物質の実用化に向け、国内での研究開発と知的財産権確保を支援するとしています。

 ・詳細
細野研究室

 

≫≫◆ニッケル触媒でエチレンからプロピレンを合成
(日経産業新聞2/26)
資源化学研究所 岩本正和 教授

孔径2.1nmの多孔質セラミックスにニッケルを固定した触媒を使って、エチレンとごく微量の水を反応させることでエチレンからプロピレンを一段階で合成することに成功しました。400℃でエチレンのほぼ40%がプロピレンになったものです。プロピレンを原料とする樹脂は、国内だけでなくアジアでも需要が大きく伸びていて、逆にだぶつきが予想されるエチレンの製造設備を有効活用する技術として、石油化学会社が実用化に向けた研究を進めています。この技術は、現行のエチレンプラントを改良し、後工程に触媒を加えるだけで連続生産できるものです。

 ・岩本研究室

 

≫≫◆太陽光レーザーを用いたマグネシウム精錬
(日本経済新聞2/29朝刊、日刊工業新聞3/17、日刊産業新聞3/17)

 東京工業大学発ベンチャーの株式会社エレクトラは、太陽光でレーザーを生み出し、その熱でマグネシウムを製錬する技術の実証設備を2009年にモンゴルに建設します。モンゴル政府の支援を受けてゴビ砂漠近くのチョイル地区で実験を実施します。太陽光を大型レンズで絞り込み、特殊なセラミック結晶に当てて、波長1μmのレーザー光を生み出す装置を300基程度設置します。レーザー光をマグネシウム化合物の粉末に当てて分解すると、マグネシウムを得られます。マグネシウムは水と反応すると水素を発生するため、燃料電池などのエネルギー源として利用できます。

 ・株式会社エレクトラ

 

≫≫◆心筋を修復し、がん増殖を抑制する可能性のあるたんぱく質
「ペリオスチン」

(毎日新聞 3/2朝刊)
生命理工学研究科 生命情報専攻 工藤明 教授

工藤教授らのチームは、たんぱく質「ペリオスチン」を発見以来、その生物内での役割を研究してきました。ペリオスチンは、重力や荷重による刺激を受けると骨を再生する機構のなかで重要な役割を果たすと考えられてきましたが、それだけでなく、急性心筋梗塞後の心筋修復に重要な役割を果たしていることも分かりました。このメカニズムを知ることで、新しい治療法の開発につながる可能性が期待されます。さらに、ペリオスチン欠如マウスに、がん細胞を移植したところ、普通のマウスと比べてがん細胞が大量に増殖したことから、ペリオスチンは、がんの増殖抑制にも関与していると考えられます。これは、ペリオスチンがあると、がんが正常細胞を圧迫する時の刺激で線維芽細胞が被膜を作って、がんの成長を抑制するためだとみられます。

  ・工藤研究室

 

≫≫◆哺乳類の脳形成に関与する遺伝情報を確認
(日本経済新聞3/4夕刊、東京読売新聞3/5朝刊、
毎日新聞 3/16朝刊)
生命理工学研究科 生体システム専攻 岡田典弘 教授

ゲノム中の繰り返し配列「レトロポゾン」はゲノムの約40%を占めますが、機能はほとんど分かっていません。岡田教授らの研究チームは、哺乳類、鳥類、爬虫(はちゅう)類で似ているレトロポゾンを発見しました。レトロポゾンは、これらに共通する祖先のゲノムに入り込み、約3億年続いてきたと推測されます。研究チームは、この部分が周辺の遺伝子の働きを調節していると仮説を立てて、発生段階の胎児マウスを使ってこの部分と周辺遺伝子との関係を調べました。その結果、この部分は、発生にかかわる遺伝子を活性化し脳組織の「視床核」の位置を決めていることが明らかになりました。視床核はマウスのひげなど末端の感覚器官とつながっている哺乳類特有の構造をしており、哺乳類の脳の進化に重要な役割を果たしていると結論づけられます。レトロポゾンのうちの一部の領域は、哺乳類では種を超えてほとんど変化していないことから、哺乳類に共通する特徴を形づくるような機能を持ったため、変化せずに残ったと考えられます。なお、本成果は理化学研究所との共同研究によるものです。

 ・岡田研究室 

 

≫≫◆臓器の癒着を抑制するゲル
(日経産業新聞3/7)
資源化学研究所 伊藤大知 助教

手術の際、臓器などが傷つくと腹膜や横隔膜などの臓器とくっつく「癒着」が起こります。伊藤助教らはヒアルロン酸とメチルセルロースを混ぜるとゲル状になる性質を利用し、手術の際に両方を含む溶液を混ぜながら患部にたらすことで、生じたゲルが患部を覆うため臓器の傷が治りやすくなり、癒着を抑えられることを見出しました。今後は、ゲルに抗がん剤を含ませて、ほかの臓器へのがんの転移を防ぐ治療などへの応用も探ります。ゲルに薬を混ぜれば徐々に薬を放出することも確認できています。なお、この成果は米国マサチューセッツ工科大学、米国ハーバードメディカルスクール、米国デュポンとの共同研究の成果です。

 ・山口研究室(伊藤助教の所属研究室)

 

≫≫◆排ガス触媒の活性メカニズム解明
(化学工業日報3/7)
総合理工学研究科 材料物理科学専攻 八島正知 准教授

これまで可視化できなかった結晶内での酸素イオンの拡散を中性子照射で正確に再現することで、触媒活性と結晶構造に相関関係があることを世界で初めて実証しました。自動車排ガス浄化触媒材料であるセリア-ジルコニアでは酸素イオンが広い空間に拡散していることが明らかになり、触媒活性が不規則な結晶構造に起因していることを解明したものです。これを開発手法に取り入れることで、同触媒の大幅な活性向上を実現できると見込まれます。第一稀元素化学工業では、来期から新触媒開発に着手します。

 ・八島研究室 

 

≫≫◆ナノサイズのセラミックス柱状構造物
(日経産業新聞3/12)
資源化学研究所 彌田(いよだ)智一 教授、陳愛華 研究員

直径約10~30nm、高さ50~400nmの酸化ケイ素の柱状構造をガラス基板に多数敷き詰めることに成功しました。1本1本には基板に垂直方向に直径約2nmの孔があります。燃料電池の電極やたんぱく質を分離する膜などへの利用が期待されます。これまで彌田教授らが研究を続けてきた、親水性部分と疎水性部分のブロック共重合体をキャストして相分離によって形成されるナノシリンダーアレイの親水性部分にだけ酸化ケイ素の柱を形成させたものです。

 ・関連特許 特許3979470、特開2007-131653、2006-273890、2005-314526
特願2005-328815
彌田研究室

 

≫≫◆心臓の先天性異常に関与するたんぱく質
(日経産業新聞3/12)
生命理工学研究科 生命情報専攻 川上厚志 准教授
生命理工学研究科 生体システム専攻 広瀬茂久 教授

 心臓の先天性異常にかかわるたんぱく質の一つを確認しました。ゼブラフィッシュを対象にした実験から、細胞膜上にあるたんぱく質「コネキシン」が、心臓を形成するために不可欠な物質を作る遺伝子の活動を促すことを突き止めたものです。コネキシンの生成を阻害すると、この遺伝子は発現しなくなったことから、コネキシンがこの遺伝子に働きかけていることが分かりました。ました。研究チームは、今後、コネキシンの活動を左右するような遺伝子やたんぱく質がないか調べ、メカニズムの解明を目指します。将来の先天性心疾患の診断や予防、治療法の開発に繋がることが期待されます。

 ・川上研究室
広瀬研究室

 

≫≫◆SOFC電極材料のイオン拡散経路を解明
(化学工業日報3/14)
総合理工学研究科 材料物理科学専攻 八島正知 准教授

中性子照射観測によって、固体酸化物型燃料電池(SOFC)の空気極材料における酸素イオンの拡散経路解明に成功しました。1258℃におけるその場観察で、ランタンコバルタイトの核密度分布とイオンの拡散経路を決定したもので、電極材料の拡散経路解明は世界初です。酸素イオンは直線的ではなく曲線的に移動することがわりました。また、同じペロブスカイト型化合物なら、水素イオンの挙動がランタンコバルタイトとほぼ同じことを見いだした。これは同じ結晶構造を有するイオン伝導体では拡散経路がほぼ同じになることを意味するものであり、構造によって簡単に分類できる可能性が示唆され、今後イオン拡散経路の体系化をベースに電極材料の開発が加速することが期待されます。

 ・八島研究室

 

≫≫◆面発光レーザーを用いた次世代スパコン用光伝送装置
(日本経済新聞3/19朝刊、日経産業新聞3/19、日刊工業新聞3/19)
精密工学研究所 小林功郎教授

NECと東京工業大学は、次世代のスーパーコンピュータの実現に欠かせない装置を試作したと発表しました。面発光レーザーによるLSI間や装置間の光インターコネクションにおいて、世界最速毎秒25ギガビットで世界最長100mのデータ伝送を実現する技術と、1個のLSIの周囲に1,000信号分の光モジュールを高密度に実装する技術です。これらにより、次世代のスーパーコンピュータのLSI間や装置間の超高速大容量データ伝送が、省エネ、省スペースで可能となります。

 ・詳細
小林研究室


※本学教員の所属・肩書きは、2008年3月1日現在のものです。

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