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第47号(2008年7月) 

 皆さまこんにちは。安定しないお天気が続いていますが、いかがお過ごしでしょうか。もうすぐ本格的な夏がやってきます。どうぞ夏バテなどなさらないようお気を付けください。

※メルマガへのご意見・ご感想は、mail@sangaku.titech.ac.jp までお願いいたします。

=目次===============================================================
【1】研究・産学連携本部からのお知らせ

≫ 10件のお知らせ
【2】東工大の専攻紹介
≫ 電気・電子工学専攻&研究室
【3】最新発明情報
≫ 今月は未公開特許情報が8件増えました
【4】新聞掲載記事
≫ 9件の東工大研究関連記事ご紹介

※今月号は「最近の研究成果」はありません。
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【1】研究・産学連携本部からのお知らせ
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≫≫平成20年度「グローバルCOEプログラム」に3拠点採択

 東京工業大学は、文部科学省による「グローバルCOEプログラム」に応募し、今年度は3拠点が採択されました。
本G-COE申請拠点を含めた21COE、G-COE拠点の教育研究活動を連携することでその効果をさらに高めるため、全学的な教育研究システムを検討するとともに研究者の適切な評価とそれに基づく処遇を可能とする組織運営を実現し、G-COEが目的とする世界的教育研究拠点の形成と教育システムの改革を目指します。

 詳 細

 

≫≫◆寄贈シーラカンスの展示について

 TAFIRI(タンザニア国立水産学研究所)と東京工業大学 岡田研究室の共同研究を機に、タンザニアから2体のシーラカンスが寄贈されました。(1体目は2005年11月11日、2体目は2007年10月26日)
現在、東工大新技術展示コーナーには、レプリカを含め3体のシーラカンスを展示しています。お近くにお越しの際は、是非お立ち寄りください。

 ・東工大新技術展示コーナー
寄贈シーラカンス情報

 

≫≫◆特別講演会「オープンイノベーション環境での研究開発戦略」
~グローバル企業の動向と政策課題~

 日 時: 平成20年7月4日(金)14:00~15:30
場 所: 大岡山キャンパス 本館4階第1会議室
主 催: ナノファイバー先導研究戦略推進体
共 催: NEDO特別講座
講演者: 経済産業省産業技術環境局研究開発課長 土井良治 氏
その他: 参加費無料、要事前申込み
詳 細: http://www.titech.ac.jp/news/j/news080613-j.html

 今回の講演会は、経済産業省研究開発課で4年前より民間の技術企画部門を訪問し、毎年何十社を定点観測してきたことを踏まえ、インタビューの対象企業40社の情報を分析、取りまとめた結果を報告していただきます。

 

≫≫◆第42回大田区との技術交流セミナー

 日 時: 平成20年7月10日(木)18:00~20:00
 場 所: 大田区産業プラザ(PiO)5F会議室
主 催: (財)大田区産業振興協会
協 賛: 東京工業大学 研究・産学連携本部
その他: 参加費無料、要事前申込み
詳 細: http://www.pio-ota.jp/news/u-seminar/42.html
講演者: 東京工業大学工学研究科機械制御システム専攻 佐藤 勲 教授
テーマ: 「伝熱工学を利用したプラスチック成形加工の高度化
~不良対策からナノインプリント、省資源・省エネルギーまで~」

 本セミナーでは、プラスチック成形の型内で起こっている現象を伝熱工学的な視点から解析して、成形不良の抑止や新機能発現などの効果を発現させた事例や、最近注目のナノインプリントの形状転写現象について検討された結果を紹介します。どなたでもご参加いただけますので、お気軽にお申込みください。

 

≫≫◆合成工学シンポジウム

 日 時: 平成20年7月11日(金)10 : 00~
場 所: 東京工業大学国際交流会館
主 催: G-COEプログラム「新たな分子化学創発を目指す教育研究拠点」
コンビナトリアル科学研究推進体
その他: 参加費無料、要事前申込み
詳 細: http://www.coechem6.titech.ac.jp/event/080611.html

 新しい合成技術(マイクロリアター、マイクロウェーブ、ラボートメーション)を用いた有機合成に関するシンポジウムです。マイクロ波化学の分野で極めて著名なChristian Oliver Kappe教授に講演いただきます。皆さま奮ってご参加ください。

 

≫≫◆第2回個人健康・医療情報懇談会

 日 時: 平成7月16日(水)13:00~17:00
会 場: 東海大学校友会館「望星の間」
主 催: 東京工業大学統合研究院 
その他: 参加費無料、要事前申込み(定員になり次第〆切)
詳 細: http://www.iri.titech.ac.jp/pdf/iryo080716.pdf

 統合研究院・医療情報プロジェクト(リーダー:大山永昭教授)では今年度、「電子私書箱」の仕組みを活用した個人健康情報参照システムの学内実証試験を計画しています。懇談会では政府等の関係者を交えて、「電子私書箱」の実現に向けた課題と期待について議論します。

 

≫≫◆東工大百年記念館第10回特別展示・講演会
光で拡がるネットワーク -レーザと光通信-

 日 時: 平成7月17日(木)~26日(土)
会 場: 大岡山キャンパス百年記念館1階展示室
主 催: 百年記念館
共 催: G-COEプログラム「フォトニクス集積コアエレクトロニクス」
その他: 参加費無料
詳 細: http://www.gcoe-pice.titech.ac.jp/event/science_cafe2008_7.PDF

 本展示会では、光通信を支えるとそれを中心とする光エレクトロニクスの世界を、東工大がこれまで行ってきた研究も交えて原理から実際まで広く紹介いたします。展示会期間中には、講演会やサイエンスカフェも開催します。皆さまお誘い合わせのうえ、是非ご参加ください。

 

≫≫◆すずかけビジネスセミナー
「アスプローバ(株)高橋邦芳社長講演会」

 日 時: 平成20年7月25日(金)17:00~19:00
場 所: 東工大横浜ベンチャープラザ2階会議室
主 催: 東工大横浜ベンチャープラザ
その他: 参加費無料、要事前申込み、定員40名(申込み先着順)
詳 細: http://ttyvp.smrj.go.jp/guide/035543.html

 アスプローバ(株)は、生産管理用のソフトで大変成功しているベンチャー企業です。高橋社長からベンチャー創業に至った経緯や創業期・発展期の苦労話をお聞きし、ベンチャー企業経営者や起業を考えられている方々の参考にしていただくことを目的としています。

 

≫≫◆第6回Inter-COEシンポジウム

 日 時: 平成20年8月8日(金)
場 所: 大岡山キャンパス 70周年記念講堂、百年記念館他
主 催: 東京工業大学
対 象: 高校生・大学生・一般
その他: 参加費無料、要事前申込み
詳 細: http://www.titech.ac.jp/campus-events/j/campus-events-j.html

 本シンポジウムは「最新の研究内容の講演」と「最新の研究成果の見学」を通して、東工大の研究の最前線を体験していただく事を目的としています。受験生や在校生以外にも一般の方のご参加もお待ちしております。詳細・お申込はInter-COEシンポジウム専用特設HPをご覧ください(7月1日UP予定)。

 

≫≫◆高校生を対象としたイベントのご案内

 東工大では、この夏も様々な講習会・イベントが企画されています。身近に高校生の方がいらっしゃいましたら是非ご参加ください。

☆高校生のための公開講座2008「物理学最前線~素粒子から宇宙まで~」

日 時:平成20年7月26日(土)
<http://www.phys.titech.ac.jp/highschool/koukai/index.html>

☆中学生・高校生のためのプログラム
「ひらめき☆ときめき サイエンス~ようこそ大学の研究室へ~」
日 時:平成20年7月26日(土)、8月9日(土)、
10月18日(土)、10月26日(日)
<http://www.rcd.titech.ac.jp/20hirameki/20hirameki-s.html>

☆第17回高校生のための夏休み特別講習会「生命理工学への招待」
-バイオの世界を探検してみよう-
日時:平成20年7月28日(月)~29日(火)
<http://www.bio.titech.ac.jp/koukou.html>

☆~化学への招待~一日体験化学教室
日時:平成20年8月8日(金)
<http://www.chem.titech.ac.jp/taiken2008/>

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【2】東工大の専攻紹介
電気電子工学専攻&研究室
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 今回のメルマガでは、大岡山キャンパスにあります大学院理工学研究科の電気電子工学専攻に属する研究室についてご紹介をいたします。
電気電子工学専攻では、社会基盤として重要な位置を占める電力・エネルギーシステム及び通信伝送システムに関わる学術分野において、ハードウェア技術とシステム・ソフトウェア技術の両面から研究・教育を行っています。
各研究室では,更に専門的な技術テーマを深く掘り下げ研究実施を行なっています。一度、研究室URLからその奥の深さをご確認ください。

電気・電子工学専攻
  • 高橋 宏治 准教授
    離散事象システム制御、ペトリネット応用、ハイブリッド制御
  • 石井 彰三 教授
    マイクロプラズマとその応用、プラズマと液体・固体との相互作用
  • 赤木 泰文 教授
    パワーエレクトロニクス回路、電力システムへのパワーエレクトロニクスの応用
  • 藤田 英明 准教授
    電力変換回路の高性能化、高周波インバータとその応用
  • 安岡 康一 教授
    水中非平衡プラズマ、電気流体力学効果とその応用
  • 水本 哲弥 教授
    光アイソレータ、光集積回路、光制御光機能素子
  • 西山 伸彦 准教授
    超高速光伝送、光多機能集積回路、半導体レーザ
  • 安藤 真 教授
    電磁界の高周波回折理論 、ミリ波帯高利得平面アンテナ、無線周波数の有効利用と分配
  • 廣川 二郎 准教授
    アンテナ工学、電磁波数値解析法
  • 荒木 純道 教授
    ソフトウェア無線システム、情報セキュリティ技術、時空間符号信号理論
  • 阪口 啓 准教授
    アレー信号処理、フトウェア無線
  • 荒井 滋久 教授
    光通信用半導体レーザ、量子効果光デバイス、半導体極微構造形成技術に関する研究
  • Adarsh Sandhu 准教授
    バイオ・ホール素子を用いた次世代医療診断装置の開発、走査型ナノ・ホールプローブ顕微鏡の開発及びそれを用いた磁性材料の物性評価、AlGaN/GaNヘテロ構造を有する極高温用・高感度ホール素子の開発、2次元電子ガスヘテロ構造を有する温度センサー
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【3】最新発明情報
特許情報公開のご紹介
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 研究・産学連携本部のHPでは、特許情報をご紹介しています。今月は未公開特許情報が8件増えました。それ以外にも公開特許情報、登録特許情報をお知らせしています。詳しくはHPをご覧ください。

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【4】新聞掲載記事
9件の東工大研究関連記事ご紹介
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≫≫◆細胞を構成するたんぱく質を回収する装置
(日経産業新聞5/22)
精密工学研究所 初澤 毅 教授

細胞を構成するたんぱく質や、細胞の中に含まれる内容物を回収する装置として、1cm×2cmのチップ上に四本の流路を作り、流路の両端には細胞や流れてきた内容物をためる溶液槽と電極を設置しました。電極に電圧をかけて一方の溶液槽から細胞を1つずつ流し、途中で細胞膜を破壊し、もう一方の溶液槽で内容物を回収する構造です。細胞の種類に合わせて掛ける電界の条件を変えて使用します。1つの細胞ごとにたんぱく質を回収できますので、体性幹細胞やがん幹細胞、新型万能細胞(iPS細胞)などの研究に利用できます。
なお、本研究成果は日本精工株式会社との共同研究によるものです。

 ・初澤研究室

 

≫≫◆生石神社のご神体「石の宝殿」の内部調査
(毎日新聞5/28地方版、神戸新聞6/20朝刊、毎日新聞6/21地方版)
情報理工学研究科 計算工学専攻 亀井宏行 教授

亀井教授らが、兵庫県高砂市生石(おうしこ)神社のご神体で、造られた背景が謎に包まれている巨石「石の宝殿」をレーダーと超音波を用いて探査したところ、石棺を収める「石槨(せっかく)」ならば存在すると思われる空洞は確認できませんでした。

 ・亀井研究室

 

≫≫◆PETの解像度の高性能化
(日経産業新聞5/29)
理工学研究科 基礎物理学専攻 片岡淳 助教

人体の内部を撮影する陽電子放射断層撮影装置(PET)の検出器に使う新しい半導体、受信した信号を増幅する技術、検出した信号を高速で処理する専用のLSIを開発しました。解像度が従来の5倍以上に向上し、より小さながん細胞が発見できます。また、検出器部分が小型化できたことで、頭部用や動物用など用途を絞った小型の装置の開発が可能となります。さらに、光増倍管を用いずに半導体を用いることで磁気共鳴画像装置(MRI)と組み合わせた複合機の開発も可能になります。
なお、この研究成果は、浜松ホトニクス株式会社、宇宙航空研究開発機構との共同研究によるものです。

 ・河合研究室(片岡助教所属)

 

≫≫◆設計前に構造解析可能なシミュレーションを開発
(日刊工業新聞5/30)
理工学研究科 機械物理工学専攻 萩原一郎 教授

株式会社湘南技術センターは、萩原教授と共同で設計前の材料段階で強度などの構造解析が行えるシミュレーションシステムを開発し、販売を始めました。従来の機械設計では設計後に不具合が見つかるケースが多かったのですが、本シミュレーションでは、設計前の材料段階で、個々の部品の強度のシミュレーションが可能です。今後は、強度解析に加え、熱耐性やひずみ検査の解析プロセス構築も視野に入れた研究を行います。
なお、本研究成果は経済産業省の「地域新生コンソーシアム研究開発事業」によるものです。

 ・萩原研究室

 

≫≫◆地球寒冷化の可能性
(日本経済新聞6/2)
理工学研究科 地球惑星科学専攻 丸山茂徳 教授

丸山教授は、5月25日~30日に開催された日本地球惑星科学連合大会で、二酸化炭素の増加によるとされている地球温暖化問題に関連して、宇宙から地球に降り注ぐ放射線の増減に連動して雲の量が変わることによる気温変動の仕組みを紹介しました。さらに、放射線の進入を妨げている地球の磁場や太陽風が今後弱まるとみられるために雲の量が増えて気温が下がる予想を説明しました。

 ・丸山研究室

 

≫≫◆大きな電気歪特性を持つ非鉛系物質
(化学工業日報6/2、日経産業新聞6/4)
フロンティア研究センター 腰原伸也 教授
応用セラミックス研究所 伊藤満 教授

腰原教授、伊藤教授らは、チタン酸バリウム結晶中のバリウム原子の一部がカルシウムに置き換わった構造をしている物質を開発しました。この単結晶は、0.63%という巨大な電界歪値(圧電特性)と誘電率の優れた温度特性を示します。従来圧電素子に使われている鉛・ジルコニア・チタン酸化物(PZT)よりも高い電気歪特性です。単結晶のため製造コストが高くなりますが、多結晶体でも高い電界歪特性が得られる可能性があり、世界的に鉛を禁止する情勢に合致する新しい材料となることが期待されます。

・関連発明:特願2006-352695
腰原研究室
伊藤研究室

 

≫≫◆白金・金コロイドを用いたアデノウイルス診断キット
(化学工業日報6/10)
生命理工学研究科 生物プロセス専攻 大倉一郎 教授

株式会社タウンズは、大倉教授らと共同で、アデノウイルス感染症を短時間で高感度に診断できる診断キットの販売を開始しました。これは、金属コロイドの標識物質に抗体を結合させておき、検体にウイルスが存在すると抗原と標識抗体、固相化抗体が免疫複合体を形成して、陽性・陰性を判定するものです。従来は、金コロイド微粒子を用いており、感度が低く、判定に時間がかかっていました。今回の開発品では、金粒子表面に白金粒子を均一分散したコロイドを用いることで、抗体の結合力が強く、安定性・抗原抗体反応における特異性に優れたものとなり、高感度・判定時間の短縮が可能となりました。
なお、本研究成果は、静岡県地域イノベーション促進研究開発助成、富士山麓都市エリア産学官連携促進事業の一環です。

 ・関連発明:特許3886000
大倉研究室

 

≫≫◆海洋バイオマス共同研究体
(日刊建設工業新聞6/11、電気新聞6/20、日刊建設工業新聞6/20、
建設通信新聞6/20)
統合研究院 ソリューション研究機構 柏木孝夫 教授

柏木教授がコンソーシアム代表を務め、竹中工務店が事務局を担当する海洋バイオマス研究コンソーシアムが設立されました。環境・食糧・エネルギー分野でのさまざまな問題解決、持続可能な循環型社会の形成を目指し、大学を中心とした海洋バイオマス分野の専門研究者と関連産業界が連携して、二酸化炭素(CO2)の固定化などの海洋バイオマスの研究開発を推進します。既に、複数の大学が参加を表明していますが、さらに電力、ガス、石油関連や商社、建設会社などの企業の参加を求めています。

 

≫≫◆新しい統計的タイミング解析技術
(日刊工業新聞6/13)
統合研究院 ソリューション研究機構 佐藤高史
特任教授 今井正紀 氏

 モンテカルロ法およびノンパラメトリック統計に基づく新しい統計的タイミング解析技術を開発しました。モンテカルロ法では計算量が事前にわからないという課題がありましたが、本解析手法では、ノンパラメトリック統計を組み合わせることで事前に必要なサンプル数を明確にし、モンテカルロ法の計算より数十倍から数百倍の計算時間短縮を可能にしています。
本解析技術を利用することで、マイクロプロセッサやシステムオンチップ設計においてタイミングばらつきをより正確に考慮できるようになると同時に、高速に動作する付加価値の高い回路をより短期間で設計できるようになります。

 ・詳細内容
益研究室(佐藤特任教授、今井氏所属)

 

※本学教員の所属・肩書きは、2008年6月1日現在のものです。

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