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第48号(2008年8月)

   皆さまこんにちは。平成16年8月からスタートしたメルマガは、読者の皆さ
   まに支えられ、4周年を迎えることができました。これからも皆さまのお仕
   事に少しでもお役に立てるようなメルマガを発行していきますので、どう
   ぞ5年目もよろしくお願いいたします。
   
   メルマガへのご意見・ご感想は、mail[at]sangaku.titech.ac.jp
      までお願いいたします。
   ※メールアドレス内の[at]は@に置き換えてご送信ください。
   
   ━━≫◆◆目次◆◆≪━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
   
   【1】研究・産学連携本部からのお知らせ
    ≫ 9件のお知らせ
   【2】東工大の専攻紹介
    ≫ 電子物理工学専攻&研究室
   【3】最新発明情報
    ≫ 今月は未公開特許情報が6件増えました
   【4】新聞掲載記事
    ≫ 15件の東工大研究関連記事のご紹介
   
   ※今月号は「最近の研究成果」はありません。
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   【1】研究・産学連携本部からのお知らせ
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   ≫≫◆東工大発ベンチャー称号授与について
   
   平成20年6月25日(水)、下記ベンチャー企業3社に対して東工大発ベンチャー
   称号の授与が行われました。それぞれの企業についてはHPをご覧ください。
   
   第47号 株式会社TechEngine
   第48号 INFERRET JAPAN株式会社
   第49号 インピュテクス株式会社


   ≫≫◆本学発ベンチャー社長が井上春成賞受賞
   
   東工大発ベンチャー株式会社光コム 代表取締役社長 興梠(こうろぎ)
   元伸博士(元本学助手)が井上春成賞を受賞しました。 
   井上春成賞は、大学・研究機関等の独創的な研究成果をもとにして企業化
   した技術であって、わが国科学技術の進展に寄与し、経済の発展、福祉の
   向上に貢献したものの中から特に優れたものについて、研究者および企業
   を表彰するものです。
   興梠社長は、光周波数の直接測定を可能とする導波路型光コム発生技術の
   開発と、その精密長さ計測、医療応用などへの企業化が評価されました。

   詳細
   
   
   ≫≫◆HPリニューアル及び共同研究契約書雛型の改訂について
   
   平成20年7月25日(金)に、研究・産学連携本部HPをリニューアルいたしまし
   た。また、あわせて共同研究契約書雛型の改訂版をアップいたしましたの
   でご利用ください。
   
   URL: http://www.sangaku.titech.ac.jp/
   
   
   ≫≫◆第6回Inter-COEシンポジウム
   
   日 時:平成20年8月8日(金)
   場 所:大岡山キャンパス 70周年記念講堂、百年記念館他
   主 催:東京工業大学
   対 象:高校生、大学生、一般
   その他:参加費無料、要事前申込み
   詳 細:http://www.titech-intercoe.jp/
   
   本シンポジウムは「最新の研究内容の講演」と「最新の研究成果の見学」
   を通して、東工大の研究の最前線を体験していただく事を目的としていま
   す。受験生や在校生以外にも一般の方のご参加もお待ちしております。詳
   細・お申込はInter-COEシンポジウム専用特設HPをご覧ください。
   
   
   ≫≫◆COPENMIND2008展示会
   
   日 時:平成20年9月1日(月)~3日(水)
   場 所:ベラセンター(Bella Center),コペンハーゲン,デンマーク
   主 催:コペンマインド(COPENMIND ApS)
   詳 細:http://www.copenmind.com
   
   グローバルな技術移転と研究パートナーシップの確立を目的に、世界各国
   から企業、政府機関関係者が参加し、大学が自校の強みや有力技術を発表
   ・展示します。第1回目となる2008年はクリーンテクノロジーを主題として、
   大気汚染・気候変動、エネルギー、水、都市化、農業生産などの分野の報
   告やテーマ討論に加え、マッチメーキング、面談交渉の場が提供されます。
   東工大は次の3研究室からテーマ展示発表を行います。
        
   <東工大の展示>
   
   ○炭素循環エネルギー研究センター 玉浦研究室
    「集光太陽熱発電プロジェクト」
    http://www.chemistry.titech.ac.jp/~tamaura/tamaura/content.html
   再生可能なエネルギーとして世界的な注目を集めている集光太陽熱発電技
   術についてご紹介します。本学の有する太陽光ビームダウン集光技術をも
   とにUAE政府系機関アブダビ・フューチャー・エナジー・カンパニーならび
   にコスモ石油株式会社と昨年12月より共同研究を実施しています。
   
   ○大学院理工学研究科土木工学専攻 福田研究室
    「大気・地域交通統合シミュレーションシステム」
    http://www.plan.cv.titech.ac.jp/fukudalab/
   交通シミュレーションと気象シミュレーションを統合した交通・大気環境
   を広域的に分析・予測するシステムを開発しました。東京や横浜などで有
   用性を実証済であり、交通システムの施策導入のための排出ガス推計や大
   気拡散状況の予測に有効な方法を提供できます。各国の都市計画立案や環
   境インパクト分析などでの国際連携も想定して展示を行います。
   
   ○大学院理工学研究科化学専攻 松下研究室
    「光・触媒反応マイクロリアクターシステム」
   光反応や触媒反応に最適なマイクロリアクターシステムを開発しました。
   酸化、還元、環化付加、アルキル化など各種の有機反応の効率、選択性を
   高めることができます。難分解性有害物質の処理、二酸化炭素の資源化、
   太陽エネルギーを利用した光触媒反応など環境に適応した化学を目指す東
   工大のテクノロジーを展示します。
   
   
   ≫≫◆イノベーション・ジャパン2008-大学見本市
   
   日 時:平成20年9月16日(火)~18日(木)10:00~18:00
   場 所:東京国際フォーラム
   主 催:(独)科学技術振興機構
       (独)新エネルギー・産業技術総合開発機構
   その他:入場料無料
   詳 細:http://expo.nikkeibp.co.jp/innovation/
   
   国内大学の最先端技術シーズと産業界のマッチングイベント「イノベーショ
   ン・ジャパン‐大学見本市」は今年で5年目を迎えます。本学からは6名の
   教員が出展予定です。新技術説明会では、教員自らプレゼンテーションを
   行う予定ですので、展示ブースと併せてこの機会をご活用ください。
   
   ■東工大出展一覧&新技術説明会日時■
   
   【アグリ・バイオ】
   9/16(火)16:00~16:30
   大学院生命理工学研究科 生物プロセス専攻 教授 北爪智哉 
   「光学活性アルコールの製造方法」
   
   【新エネルギー・省エネルギー】
   9/17(水)14:00~14:30
   資源化学研究所 教授 山口猛央
   「固体高分子形燃料電池材料のシステム設計」
   
   【環境】
   9/16(火)14:00~14:30
   資源化学研究所 准教授 谷口裕樹
   「低温で駆動する揮発性有機化合物の酸化分解触媒」
   
   【ものづくり】
   9/16(火)11:00~11:30
   大学院理工学研究科 機械物理工学専攻 教授 村上碩哉
   「塑性結合を利用した金属部品の製造方法」
   
   【ナノテク・材料】
   9/18(木)14:30~15:00
   大学院理工学研究科 応用化学専攻 教授 和田雄二
   「マイクロ波駆動化学により合成する粒径制御金属ならびに金属酸化物ナ
   ノ粒子」
   
   【環境】※展示のみ
   原子炉工学研究所 教授 有冨正憲
   「超音波アレイセンサを用いた環境流動計測技術」
   
   
   ≫≫◆蔵前ベンチャー相談室「第20回KVSセミナー」
      『人脈の構築-情報は人脈を通じて収集できる-』
   
   日 時:平成20年9月19日(金)19:00~
   場 所:田町キャンパスイノベーションセンター1階国際会議室
   主 催:(社)蔵前工業会・東京工業大学
   講 師:日本政策投資銀行国際部 大来哲郎 氏
   その他:参加費無料(交流会一般2,000円、学生500円)、要事前申込み
   詳 細:http://kuramae-kvs.sakura.ne.jp/
   
   ベンチャー企業ビジネスの多くの場合は、ある市場・業界への新規参入な
   ので人間関係・人脈の構築は特に重要であり、ビジネスの成否の鍵となる
   と言っても過言ではありません。
   こうした背景の下で、ベンチャー企業の関係者に対して「人脈」について
   考えていただくセミナーを開催いたします。是非ご参加ください。
   
   
   *セミナー講演録掲載のお知らせ*
   
   既にお知らせしました下記のセミナー講演録を、蔵前ベンチャー相談室
   のHPに掲載しましたのでお知らせいたします。
   
   ○平成20年5月15日開催
    第1回東工大ITクラブ・蔵前ITコミュニティ合同イベント
    「ITと通信の融合がもたらすもの」
   
   ○平成20年6月19日開催
    第19回KVSセミナー
    「ベンチャーキャピタルの本質的役割」~ベンチャーキャピタルとの
    付き合い方~
   
   
   ≫≫◆MOTシンポジウム「リスクを取る!」
   
   日 時:平成20年10月9日(木)10:30~16:40
   場 所:大岡山キャンパス 70周年記念講堂
   主 催:イノベーションマネジメント研究科
   その他:参加費無料、要事前申込み
   詳 細:http://www.mot.titech.ac.jp/event.html
   
   現在、そしてこれからの社会の中で自己を確立してゆくためにはリスクを
   管理し適切に対処すること、すなわち適切にリスクを取ることが不可欠で
   す。リスクを取ることの意味、そのための心構え、それに向けた大学教育
   などについて講演、パネルディスカッションを通じて考えます。プログラ
   ム等詳細はHPをご覧ください。
   
   
   ≫≫◆小~高校生を対象としたイベントのご案内
   
   東工大では、この夏も様々な講習会・イベントが企画されています。身近
   に小~高校生の方がいらっしゃいましたら是非ご参加ください。
   
   ☆高校生対象「化学への招待」一日体験化学教室
    日時:平成20年8月8日(金)
    http://www.chem.titech.ac.jp/taiken2008/
   
   ☆中学生・高校生対象
    「ひらめき☆ときめき サイエンス~ようこそ大学の研究室へ~」
    日時:平成20年8月9日(土)、10月18日(土)、10月26日(日)
    http://www.rcd.titech.ac.jp/20hirameki/20hirameki-s.html
   
   ☆小学5、6年生対象「地球とあそぼう2008」
    日時:平成20年8月26日(火)
    http://www.mue.titech.ac.jp/event/earth/asobo.html
   
   ☆小学生・中学生対象「夏休み サイエンス・クラブ2008」
    日時:平成20年8月28日(木)、29日(金)
    http://www.cswc.jp/lecture/lecture.php?id=51


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   【2】東工大の専攻紹介
      電子物理工学専攻&研究室
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   前回のメルマガでは、大学院理工学研究科の電気電子工学専攻のご紹介を
   いたしました。今回は、その電気電子工学専攻と関係も深い、電子物理工
   学専攻のご紹介をいたします。
   電子物理工学専攻では、物理学をベースにして、電子・光に関係する材料
   ・物性、通信・情報処理に有用な機能を持つデバイス、さらにデバイスを
   集積して構築されるシステムなどの分野について教育研究を行っています。
   具体的には、半導体、磁性体、誘電体、超伝導体、有機生体物質などの物
   性解明と新材料創製および機能設計、また、トランジスタ、レーザ、メモ
   リ、アイソレータ、有機電子・光素子、さらに集積回路のハードウエア設
   計、プロセス、超高性能化、ディスプレイのための大面積集積システム、
   ナノメートル構造での電子事象・量子効果による新概念デバイス・情報処
   理アーキテクチャの開拓、電気システムと人間のインターフェース、セン
   シングシステムなどの分野で世界最先端の研究を行っています。一度、各
   研究室の研究内容をご覧ください。
   
   [電子物理工学専攻]
   
   ・藤井 信生 教授
    高周波アナログ回路、アナログ集積回路の計算機援用設計、
    アナログ信号処理
    http://www.ec.ss.titech.ac.jp/
   ・内田 健 准教授
    ナノデバイス中のキャリア輸送、ひずみシリコンデバイス、
    シリコン量子効果デバイス
    http://diana.pe.titech.ac.jp/
   ・小長井 誠 教授
    シリコン系薄膜太陽電池、分子線エピタキシー法による超格子の製作
    http://solid.pe.titech.ac.jp/
   ・岩本 光正 教授
    有機分子膜の電子物性、有機分子膜の変位電流とトンネル電流、
    分子膜整流素子に関する研究
    http://www.pe.titech.ac.jp/IwamotoLab/
   ・真島 豊 准教授
    金属内包フラーレン分子配向スイッチ、ナノメカニカル単一電子デバイス、
    有機薄膜トランジスタ
    http://www.pe.titech.ac.jp/MajimaLab/MajimaLab_J.html
   ・阿部 正紀 教授
    フェライト磁性薄膜の水溶液中作製とその応用、磁性ナノ粒子のバイオ・
    メディカル応用、磁性ナノイオンの表面プラズモン共鳴
    http://www.pe.titech.ac.jp/AbeLab/
   ・中川 茂樹 准教授
    垂直磁気記録技術、磁性薄膜デバイス、薄膜作製技術
    http://www.spin.pe.titech.ac.jp/
   ・古屋 一仁 教授
    量子位相デバイス
    http://www.pe.titech.ac.jp/Furuya-MiyamotoLab/
   ・宮本 恭幸 准教授
    OMVPE法による半導体結晶成長の研究、
        極微構造を用いた超高速デバイスの研究
    http://www.pe.titech.ac.jp/Furuya-MiyamotoLab/
   ・松澤 昭 教授
    RF・アナログ・デジタル混載集積回路の高性能化、高能率設計
    http://www.ssc.pe.titech.ac.jp/
   ・岡田 健一 准教授
    高周波アナログ・デジタル集積回路、無線回路設計、
        電子デバイスモデリング
    http://www.ssc.pe.titech.ac.jp/
   ・山田 明 教授
    歪みSi系材料のエピタキシャル成長、
        原子間力顕微鏡を用いた半導体のナノ加工、薄膜太陽電池
    http://solid.pe.titech.ac.jp/
   ・中本 高道 准教授
    化学センシングシステム、センサ情報処理用ASICチップの設計、
        嗅覚ディスプレイ
    http://silvia.mn.ee.titech.ac.jp/
   ・小田 俊理 教授
    シリコン極微細構造量子効果デバイス、酸化物超薄膜の原子層制御結晶
    成長、高温超伝導微細加工集積デバイス
    http://diana.pe.titech.ac.jp/
   ・中川 貴 准教授
    磁性ナノ粒子のバイオ医療応用、
        マイクロ波吸収体用六方晶フェライトの合成、ナノ構造材料の局所構造
    http://www.pe.titech.ac.jp/AbeLab/


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   【3】最新発明情報
      特許情報公開のご紹介
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   研究・産学連携本部のHPでは、特許情報をご紹介しています。今月は未公開
   特許情報が6件増えました。それ以外にも公開特許情報、登録特許情報をお
   知らせしています。詳しくはHPをご覧ください。
   HP:http://www.sangaku.titech.ac.jp/invent/member.html


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   【4】新聞掲載記事
      15件の東工大研究関連記事ご紹介
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   ≫≫◆「視認性評価画像」技術
      (日経産業新聞6/26)
      総合理工学研究科 人間環境システム専攻 中村芳樹 准教授
   
   目で見える見え方そのままをディスプレー上に再現するアルゴリズム「リ
   アル・アピアランス画像システム」を開発しました。映像を撮影した現場
   で人が感じる明るさ感覚や色の知覚量と、ディスプレー視聴環境での人の
   目の知覚量とを数量的に比較して画像処理を施し、目の順応状態を数量的
   に表現するものです。この技術はディスプレー表示、プロジェクター、プ
   リント写真などの画像表示やテレビや映画などの動画表示にも応用できま
   す。この技術は、東工大発ベンチャーのビジュアル・テクノロジー研究所
   が実用化しています。
   ・中村研究室
   ・(株)ビジュアル・テクノロジー研究所
   
   
   ≫≫◆超小型の衛星から市販PDAで地球の鮮明画像
      (日経産業新聞7/1)
      理工学研究科 機械宇宙システム専攻 松永三郎 准教授
   
   松永准教授の研究グループは、本年四月にインドのロケットで打ち上げた
   重さ三キログラムの人工衛星を東工大目黒区のキャンパスから制御してい
   ます。今回、この人工衛星に搭載された市販の携帯情報端末(PDA)付属の
   カメラで地球の鮮明画像の撮影に成功しました。この画像は、撮影した画
   像データを日本全国のアマチュア無線家が協力して受信し、集められたも
   のをまとめたものです。また、この人工衛星には、電気を帯びた荷電粒子
   を検知する高感度センサーも搭載しており、地球上の荷電粒子の分布地図
   を作ることにも成功しました。
   ・松永研究室
   
   
   ≫≫◆エマルジョン燃料製造装置
      (日刊工業新聞7/1)
      フロンティア研究センター 吉川邦夫 教授
   
   吉川研究室は、クリーンメカニカル株式会社との共同研究で、A重油に水を
   混合したエマルジョン燃料が、A重油に対する水の割合が10%で熱効率が10
   ―20%程度向上することを実証しました。同社では、このエマルジョンを
   つくる装置「エコマシン」の本格的な販売を開始します。装置は重油燃料
   だけを使用する既存のボイラの内部を改造せずに取り付けることができ、
   水を混ぜるだけで乳化剤が不要というものです。
   ・吉川研究室
   
   
   ≫≫◆電気自動車向けインフラシステムの研究開発
      (日経産業新聞7/2、7/8、日刊工業新聞7/2、化学工業日報
      7/2、電気新聞7/2、日刊建設工業新聞7/2、建設通信新聞7/2、
      毎日新聞7/3朝刊、環境新聞7/8、日本経済新聞7/11朝刊)
      統合研究院
   
   統合研究院の先進的エネルギーマネジメント(AEM)プロジェクトの一環と
   して、三菱商事株式会社と共同で、再生可能エネルギーを利用した電気自
   動車向けインフラシステムの研究開発を行います。東工大の大岡山キャン
   パスに太陽光発電パネル、太陽熱発電機および充電システムを設置し、す
   ずかけ台キャンパス、田町キャンパスとの間で三菱自動車の次世代電気自
   動車の試作車を走行させる予定です。蓄電装置など新たに開発するインフ
   ラシステムの開発・技術面では、株式会社ジーエス・ユアサ パワーサプ
   ライの協力を得て行います。また、トステム住宅研究所アイフルホームカ
   ンパニーと、太陽光などで得たクリーンエネルギーを選択して電気自動車
   に充電し、電気をためた自動車を蓄電池代わりに使って、住宅の電気をま
   かなうシステム構築の開発研究も行います。
   ・統合研究院AEMプロジェクト
   
   
   ≫≫◆革新型太陽電池国際研究拠点整備事業
      (東京新聞7/3朝刊、化学工業日報7/3、電気新聞7/4)
      理工学研究科 電子物理工学専攻 小長井誠 教授
   
   経済産業省 資源エネルギー庁では、新素材、新概念を活用して変換効率
   が40%で発電コストが現在の約1/7となる革新型太陽電池を2050年実用化す
   ることを目指した技術開発研究拠点を2か所決定しました。その1か所、産
   業技術総合研究所つくばセンターを中心とした研究拠点では、小長井研究
   室、三菱重工株式会社等と共同して、薄膜を積層した多接合型等を開発し
   ていきます。これは、各層で異なる波長の光を吸収し、全体として効率を
   向上させるものです。もう1拠点は東京大学を中心としたグループでシャー
   プや新日本石油などと連携し、太陽光を吸収する半導体を三次元に並べた
   「量子ドット型」と呼ばれる太陽電池を研究します。
   ・小長井研究室
   
   
   ≫≫◆人工骨に不純物を混ぜることで強度向上を実現
      (日経産業新聞7/4)
      理工学研究科 材料工学専攻 安田公一 准教授、塩田忠 助教
   
   骨の主成分は、水酸基を有するリン酸カルシウムの一種である「アパタイ
   ト」です。これまでアパタイトより強度が小さいために高強度が必要な人
   工骨には使われなかった、水酸基のないリン酸カルシウム「TCP」を、アパ
   タイトに30%ほど混ぜて人工骨を作ったところ、曲げ強度が混合前の3倍以
   上の180MPaまで上昇することを確認しました。TCPはアパタイトより生体骨
   との置き換わりが早く、生体骨の成長を促進する効果があることも知られ
   ています。今後は、医用材料メーカーなどと組んで実用化を目指します。
   ・安田研究室
   
   
   ≫≫◆太陽熱による水浄化・淡水化
      (日刊工業新聞7/4、日本経済新聞7/7朝刊)
      理工学研究科 機械物理工学専攻 矢部孝 教授
   
   太陽光をフレネルレンズで集めて水を70-80℃に温め、その水を特殊な構
   造の水車にぶつけて半径0.1mmmの水滴にして蒸発を早め、それを冷やして
   淡水化する装置を開発しました。濾過が不要となり、メンテナンスが容易
   で、従来の方式に比べて必要電力が非常に少なく、10分の1程度のコストで
   浄水化・淡水化が可能な装置です。矢部教授らは、モンゴル政府と協力し
   て、雨がほとんど降らない同国内の砂漠近くに実証設備を建設する予定で
   す。
   ・矢部研究室
   
   
   ≫≫◆大面積電子回路用の液晶半導体材料
      (日経産業新聞7/8)
      理工学研究科附属 像情報工学研究施設 半那純一 教授
   
   半那研究室では、ネマチック液晶に電子を流すことに成功しました。液晶
   材料を繰り返し精製し、不純物を取り除くことで、不純物由来のイオン電
   導がなくなり、電子伝導が大きくなりました。電荷移動度は、精製前に比
   べて1桁大きくなりました。電子が流れる液晶を用いることで、大面積の軟
   らかい基板に塗ってどこにでも張れる半導体回路を作製できる可能性があ
   ります。本研究は、大日本印刷との共同研究です。
   ・半那研究室
   
   
   ≫≫◆カーボンを使用した燃料電池触媒
      (日本経済新聞7/12、日刊工業新聞7/18)
       理工学研究科 有機高分子物質専攻 尾崎純一 特任教授、
      柿本雅明 教授
   
   燃料電池内で水素と酸素を反応させて電気を発生させる電極触媒として、
   白金の代替にカーボンを用いる技術を開発しました。炭素原子を直径20nm
   前後の球状の構造に形成することで、触媒作用が高まったものです。白金
   に比べてコストが低く抑えられる他、高出力でも安定した触媒作用が可能
   です。本研究は日清紡株式会社との共同研究です。日清紡株式会社は、来
   年度中に実用化に目処をつけて、まずは家庭用の製品を供給する計画です。
   ・柿本研究室
   
   
   ≫≫◆曲げ強度2倍以上の超微粒子を混ぜたセメント
      (日経産業新聞7/15)
      理工学研究科 材料工学専攻 坂井悦郎 教授
   
   粒径5~40μmのアルミナセメントの原料に、粒径約0.1μmの酸化ケイ素
   の微粒子と高分子分散剤をそれぞれ約10%均質に混ぜたセメントを開発し
   ました。これに水を約10%混ぜると型に流し込めるほどの液状となり、固
   まった後は、曲げ強度は一般的なポルトランドセメントの2倍以上の約30MPa、
   圧縮強度は従来のものと同程度のものが得られました。これまで、曲げ強
   度が不足してセメントが適用できなかったところへの適用が期待されます。
   ・坂井研究室
   
   
   ≫≫◆「高度化学計測能力を備えた先導的研究者養成」カリキュラム
      (日刊工業新聞7/15)
      理工学研究科 化学専攻
   
   化学専攻は、大学院修士課程の習得単位の半分を実験演習含む必修科目と
   することにしました。先端計測技術を柱に据え、非破壊のラマンなどの分
   光分析、有機物質で広く使われる核磁気共鳴、結晶・表面解析のX線結晶
   解析などの実験演習のほか、化学物質の安全教育を必修科目にしました。
   実験は5人前後の少人数型としています。さらに、選択科目では大型放射光
   など、学外の施設・研究者の下での実験も実施します。
   ・化学専攻
   ・カリキュラム詳細
   
   
   ≫≫◆ヒートアイランド現象の実証
      (日本経済新聞7/15夕刊)
      理工学研究科 国際開発工学専攻 神田学 准教授
   
   埼玉県宮代町の日本工業大学にある、一辺1.5mのコンクリートの立方体を
   500個以上を並べて一戸建ての住宅密集地を想定した共同実験施設で、植物
   が都市の大気に与える効果を実験しました。実験施設にプランターを並べ
   て実験したところ、木の本数が同じならば、森よりも街路樹や植木として
   点在させた方が、水蒸気の放出や二酸化炭素の吸収で約2倍の効果があると
   いうデータが確認できました。
   ・神田研究室
   
   
   ≫≫◆SOFC用次世代型電解質のイオン拡散経路を可視化
      (電気新聞7/16)
      総合理工学研究科 材料物理科学専攻 八島正知 准教授
   
   固体酸化物型燃料電池(SOFC)用次世代型電解質として注目されているア
   パタイト型酸化物イオン伝導体の一種であるランタンケイ酸塩のイオン拡
   散経路を可視化することに成功しました。SOFC動作温度である約1500℃で
   ランタンケイ酸塩に中性子線を照射し、散乱した中性子を検出して可視化
   したものです。その結果、特定の酸化物イオンの挙動がイオン伝導率向上
   の原因になっていることが明らかになり、イオン伝導率を高めるような固
   体電解質材料の設計が可能になりました。なお、本研究成果は、物質・材
   料研究機構、兵庫県立工業技術センター、東北大学との共同研究によるも
   のです。
   ・八島研究室
   
   
   ≫≫◆江崎玲於奈賞受賞
      (東京読売新聞7/16朝刊、日経産業新聞7/16、日刊工業新聞7/16、
      日本経済新聞7/16地方経済面、毎日新聞7/16地方版)
      理工学研究科 物性物理学専攻 高柳邦夫 教授
   
   高柳邦夫教授が第5回江崎玲於奈賞を受賞しました。これは、電子顕微鏡を
   使って原子レベルで物質表面の構造を解析する手法を開発し、シリコンの
   表面における原子配列を解き明かしたこと、高分解能の透過型電子顕微鏡
   を走査型トンネル顕微鏡に組み込み、ナノ構造の表面を原子レベルで解析
   する新しいナノ物質研究の道を開いたことを評価されたものです。
   ・高柳研究室
   ・江崎玲於奈賞
   
   
   ≫≫◆光照射で駆動するモーター
      (日本経済新聞7/20朝刊、東京新聞7/20朝刊、産経新聞7/20朝刊、
      中日新聞7/20朝刊、朝日新聞7/25朝刊)
      資源化学研究所 池田富樹 教授
   
   紫外線を照射すると縮み、可視光を照射すると元に戻る性質をもったアゾ
   ベンゼン液晶ポリマーのフィルムをモーターのベルト部に用いた「光照射
   駆動型モーター」の開発に成功しました。フィルムの裏をポリエチレンで
   補強した厚さ約0.07mmのベルト状の輪を、直径1cmと3mmの大小二個の滑車
   に架けたもので、紫外線と可視光を繰り返し照射することで一分間に一回
   程度、ゆっくり回転します。フィルムの伸縮力は人間の筋肉の4倍で、伸縮
   を7秒間隔で30時間続けても発生する力は変わりません。
   ・関連発明 特開2008-115347
   ・池田研究室
   
   
   
   ※本学教員の所属・肩書きは、2008年7月1日現在のものです。     


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