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第51号(2008年11月)

   皆さまこんにちは。さわやかな秋晴れが続いておりますが、いかがお過ご
   しでしょうか。
   先月は、すずかけ台キャンパスでは学術・研究公開が、大岡山キャンパス
   ではオープンキャンパスと工大祭が催されました。今後もこうしたシーズ
   発掘の機会をご活用いただけましたら幸いです。
   
   メルマガへのご意見・ご感想は、mail[at]sangaku.titech.ac.jpまでお願い
   いたします。
   ※メールアドレス内の[at]は@に置き換えてご送信ください。
   
   ━━≫◆◆目次◆◆≪━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
   
   【1】研究・産学連携本部からのお知らせ
    ≫ 7件のお知らせ
   【2】東工大の研究室紹介
    ≫ 社会理工学研究科価値システム専攻と経営工学専攻技術構造分析
            講座のご紹介
   【3】最新発明情報
    ≫ 今月は未公開特許情報が6件増えました
   【4】最近の研究成果
    ≫ 1件の研究成果のご紹介
   【5】新聞掲載記事
    ≫ 10件の東工大研究関連記事のご紹介
   
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   【1】研究・産学連携本部からのお知らせ
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   ≫≫◆三菱商事との共同研究プロジェクトが2008年度グッドデザイン賞を
      受賞
   
   三菱商事株式会社との組織的連携協定に基づき実施している共同研究「再
   生可能エネルギーを利用した電気自動車充電インフラシステム」(RE-EVプ
   ロジェクト、本学共同研究代表者は統合研究院特任教授 黒川浩助)が「
   2008年度グッドデザイン賞((財)日本産業デザイン振興会)」を受賞しま
   した。詳細は以下のHPをご覧ください。
   
   統合研究院:http://www.iri.titech.ac.jp/pdf/2008090ecocar.pdf
   グッドデザイン賞:
   http://www.g-mark.org/search/Detail?id=34214&sheet=outline&lang=ja
   
   
   ≫≫◆NHK「爆笑問題のニッポンの教養」で細野秀雄教授を紹介
   
   本日放送予定のNHK「爆笑問題のニッポンの教養」で「21世紀の錬金術師」
   と題して本学フロンティア研究センター 細野秀雄教授が紹介されます。
   画期的な新材料発見をしてきた細野教授が、新材料発見の意義、直観の極
   意について爆笑問題と語り合います。どうぞご覧ください。
   
   放送予定:NHK総合 平成20年11月4日(火)23:00~23:30
        (再放送は平成20年11月10日(月)15:15~)


   ≫≫◆Tokyo Tech Internationalへのアブダビプロジェクトの記事掲載に
      ついて
   
   最近のトピックスや最先端の研究紹介、学生レポートなどを掲載している
   東工大の英文広報誌「Tokyo Tech International」に、現在産学連携推進
   本部が積極的に支援しておりますアブダビプロジェクト(集光太陽熱発電)
   が紹介されました。
   
   Tokyo Tech International:
   http://www.titech.ac.jp/newsletter/e/(近日掲載予定)
   アブダビプロジェクトについて:
   http://www.sangaku.titech.ac.jp/mail/vol44.html(バックナンバー)
   
   
   ≫≫◆G-COE PICE国際シンポジウム「デジタルアシスト技術を用いたアナ
      ログ・RF回路技術」
   
   日 時:平成20年11月6日(木)9:30~17:30
   場 所:フォーラム8(渋谷道玄坂)
   主 催:G-COEプログラム「フォトニクス集積コアエレクトロニクス」、
   日本学術振興会シリコン超集積化システム第165委員会
   その他:一般20,000円、要事前申込み
   詳 細:http://www.gcoe-pice.titech.ac.jp/da-rf/
   
   本シンポジウムにおいては、デジタル技術を用いたアナログ・RF回路技術
   に関し優れた成果を上げている方々を世界からお招きし、最新の技術を分
   かりやすく紹介いたします。多くの方々のご参加をお待ちしております。
   
   
   
   ≫≫◆第44回大田区との技術交流セミナー
   
   日 時:平成20年11月13日(木)18:00~20:00
   場 所:大田区産業プラザ(PiO)5F会議室
   主 催:(財)大田区産業振興協会
   共 催:東京工業大学 研究・産学連携本部
   その他:参加費無料、要事前申込み
   講演者:東京工業大学 大学院総合理工学研究科 渡邉隆行 准教授
   テーマ:「大気圧プラズマの基礎とその応用~表面処理、材料合成、廃棄
       物処理などを中心に~」
   詳 細:http://www.pio-ota.jp/news/u-seminar/44.html
   
   本セミナーではプラズマの基礎について分かりやすくお話しいただくとと
   もに、表面処理や材料合成、廃棄物処理などへの応用技術についても紹介
   していただきます。どなたでもご参加いただけますので、お気軽にお申込
   みください。
   
   
   ≫≫◆蔵前ベンチャー相談室『第21回KVS セミナー』
   
   日 時:平成20年12月1日(月)17:00~18:30(18:30~懇親会)
   場 所:大岡山キャンパス70周年記念講堂
   主 催:(社)蔵前工業会、東京工業大学
   その他:参加費無料(懇親会一般1,000円、学生無料)要事前申込み
   詳 細:http://kuramae-kvs.sakura.ne.jp/(近日中掲載予定)
   
   蔵前工業会はベンチャーの支援・育成活動を一層強化するため「蔵前ベン
   チャー賞」を創設しました。このほど第2回蔵前ベンチャー賞の受賞者が決
   定しましたので、その受賞式と受賞者による記念講演会を開催します。
   【受賞者】
   ・蔵前ベンチャー大賞 (株)ソリトンシステムズ社長 鎌田信夫氏
   ・蔵前ベンチャー奨励賞 (株)アールワークス社長 木下 仁氏
   
   
   ≫≫◆レクチャーシリーズ2008秋・冬
   
   日 時:平成20年11月10日(月)、11月18日(火)、12月9日(火)、
   12月16日(火)18:30~20:00
   場 所:大岡山キャンパス西9号館2Fディジタル多目的ホール
   主 催:世界文明センター人文学院・芸術学院
   詳 細:http://www.cswc.jp/event/index.php
   
   世界文明センターでは、学生・教職員の皆さんはもちろん、本学以外の学
   生、並びに一般の皆さんにも参加いただける講座・催しを多数開催いたし
   ます。講演者等詳細についてはHPをご確認ください。


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   【2】東工大の研究室紹介
      社会理工学研究科価値システム専攻と経営工学専攻
      技術構造分析講座のご紹介
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   東工大には、物質や物体を研究対象とする専攻や研究室だけでなく、価値
   判断と意思決定をキーワードにした文理融合の実践的な研究教育を行う価
   値システム専攻や、科学史・技術史・科学技術社会論・科学基礎論を扱う
   経営工学専攻技術構造分析講座があります。今回はこれらの研究室を紹介
   します。
   
   [価値システム専攻]http://www.valdes.titech.ac.jp/
   
   ・桑子 敏雄 教授
   環境、景観や社会基盤整備をめぐる国土行政、農村空間の地域づくり・ま
   ちづくりなどでの社会的合意形成
   http://www.valdes.titech.ac.jp/~kuwako/
   ・金子 宏直 准教授
   民事訴訟法、倒産法、知的財産権、電子商取引法など、法律と科学技術と
   の関係、とくに、法律専門家と他分野の専門家の知識の活用やそれぞれの
   責任の相互関係
   http://www.valdes.titech.ac.jp/~kaneko/
   ・高岸 輝 准教授
   美術史・デザイン史、美術作品を実際に熟覧するというフィールドワーク
   と文献資料を精読し解析するという論理的思考との両者を融合する文化遺
   産・博物館論
   ・井口 時男 教授
   日本近代文学研究、文芸評論
   現在は、現代の犯罪から過去の戦争まで、暴力と文学表現の問題
   http://www.valdes.titech.ac.jp/~iguchi/
   ・モートン・リース 教授
   比較文学、翻訳論
   http://www.valdes.titech.ac.jp/~morton/
   ・橋爪 大三郎 教授
   言語ゲームや権力などの理論社会学、宗教社会学、近現代アジア研究、地
   球温暖化の研究
   http://www.valdes.titech.ac.jp/~hashizm/text/
   ・上田 紀行 准教授
   文化人類学
   日本社会における、アイデンティティの危機と社会システムの構造的危機、
   日本仏教の再活性化
   http://www.valdes.titech.ac.jp/~ueda/
   ・今田 高俊 教授
   自己組織性の社会システム論および社会階層論
   ケアの原理による社会編成、グローバル時代の人と組織、産業社会からリ
   スク社会への転換
   http://www.valdes.titech.ac.jp/~imadalab/index.html
   ・中丸 麻由子 講師
   社会シミュレーションや数理モデル解析による進化生物学的アプローチ、
   生態系の持続可能性・崩壊と制度・慣習の関係についての数理モデル解析
   http://www.valdes.titech.ac.jp/~nakamaru/lab_info_jp.html
   ・徃住 彰文 教授
   自然言語、対話、知識、信念、価値、推論、感情、文学的感性、創造性な
   どをテーマとした高次感性認知科学、大規模知識資源学、計算心理学
   http://www.valdes.titech.ac.jp/~akt/
   ・江川 緑 准教授(留学生センター所属)
   精神保健学(多文化間精神保健・職場の精神保健・地域精神保健)、高齢
   化社会に対応した地域精神保健サービスの国際比較、在日外国人・高齢者
   のこころの健康と地域での共生
   ・猪原 健弘 准教授
   記号論理、集合論、グラフ理論、ゲーム理論、一般位相、測度論、抽象代
   数学などの数理的な枠組みを用いた社会における意思決定問題のモデル化・
   分析
   http://www.valdes.titech.ac.jp/~inohara/
   ・木嶋 恭一 教授
   「意思決定のモデル学」「システム思考あるいはシステムアプローチ」に
   よる個人や組織、国家などを主体した意思決定に対する統一的モデルの開
   発
   http://www.valdes.titech.ac.jp/~kk-lab/
   ・大和 毅彦 教授
   実験経済学、ミクロ経済学、ゲーム理論、メカニズム・デザインを通した
   理論と実験が融合した制度設計
   http://www.valdes.titech.ac.jp/~yamalabo/
   ・劉 岸偉 教授(外国語研究教育センター所属)
   比較文化史(中国、日本、西洋、十六世紀以降)、比較文学研究(日中の
   近代作家)、中国近代思想史
   http://www.liu.flc.titech.ac.jp/
   ・田中 善一郎 教授
   政治学、日本の現代政治
   政治改革、マニフェスト、総選挙の分析、政治腐敗、戦後の日本政治
   http://www.valdes.titech.ac.jp/~tanaka/
   ・蟹江 憲史 准教授
   政治学、国際関係
   Global Governance、地球温暖化対策の短・中・長期的期国際制度枠組及び
   地球温暖化政策に関する研究
   http://www.valdes.titech.ac.jp/~kanie/
   
   [経営工学専攻 技術構造分析講座]
   http://www.histec.me.titech.ac.jp/course/index.html
   
   ・木本 忠昭 教授・中島 秀人 准教授
   技術発達動態分析、技術史、人間と技術、技術論、科学・技術・社会論(
   STS)、社会や経営の中での技術の生成・発展の理論
   ・山崎 正勝 教授・梶 雅範 准教授
   科学社会連関分析、科学史、科学の社会史、物理学史、化学史、生物学史、
   比較科学史、科学発展の構造の社会との連関
   ・藁谷 敏晴 教授
   科学方法論、論理システム論、知識構造論、科学や技術及びその相関関係
   の論理的構造



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   【3】最新発明情報
      特許情報公開のご紹介
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   研究・産学連携本部のHPでは、特許情報をご紹介しています。今月は未公開
   特許情報が6件増えました。それ以外にも公開特許情報、登録特許情報をお
   知らせしています。詳しくはHPをご覧ください。
   HP:http://www.sangaku.titech.ac.jp/invent/member.html


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   【4】最近の研究成果
      1件の研究成果のご紹介
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   ≫≫◆“Speciation through sensory drive in cichlid fish”
      Nature vol.455, pp620-626 (2008)
      生命理工学研究科 生体システム専攻 岡田典弘 教授
   
   感覚系に分断選択が働くことで感覚器の適応が引き起こす種分化がもたら
   されることは、これまで理論的には考えられてきましたが、実在する証拠
   はごくわずかで不完全なものでしかありませんでした。岡田教授らは、ビ
   クトリア湖にすむシクリッドのうち水深ですみ分けている種の遺伝子を調
   べました。浅い場所にすむ種のオスは青い体、深い場所にすむ種のオスは
   赤い体をしています。ビクトリア湖は透明度が低く、水面には青い色の光
   が届き、湖底に近い場所になると赤い色の光しか届きません。シクリッド
   の色覚遺伝子を調べたところ、浅い場所にすむ種は青い光に、深い場所に
   すむ種色は赤い光に反応するようになっていました。遺伝子研究の結果、
   感覚器の適応が引き起こす種分化が明らかになりました。種分化の進行程
   度にみられる差は、環境(この場合は光)の違いの程度により説明付けら
   れます。これは、種分化が地理的隔離を伴わずに感覚器の適応によって同
   所的に生じることの証明となります。なお、本成果は、ベルン大学、スイ
   ス連邦水科学技術研究所、メリーランド大学、タンザニア魚類研究所、リ
   ーデン大学、九州大学、京都大学との共同研究によるものです。
   ・岡田研究室 http://www.evolution.bio.titech.ac.jp/



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   【5】新聞掲載記事
      10件の東工大研究関連記事ご紹介
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   ≫≫◆アスファルト処理で発生する汚染水の処理
      (琉球新報9/21朝刊)
      原子炉工学研究所 有冨正憲 教授 
   
   NPO法人再生舎は、有冨研究室と共同で、舗装道路のアスファルトを切断す
   る際に発生するベンゾ〔α〕ピレンなどを含む排水をその場で処理して固
   形化した有害物質と真水に分離する技術を開発し、沖縄県浦添市で実演を
   行いました。従来排水溝などに直接流された濁水を処理してから流すこと
   で環境への負担が軽減させる他、固形化した物質は建設資材などに再利用
   できます。
   ・有冨研究室 http://www.nr.titech.ac.jp/~maritomi/
   
   
   ≫≫◆スクリーン印刷/焼結法を用いた金属化合物系太陽電池の作成
      (日経産業新聞9/22)
      理工学研究科 電子物理工学専攻 小長井誠 教授、山田明 教授
   
   銅やインジウム、セレンを原料に使うCIS型太陽電池を、材料となる金属化
   合物をインク状に加工し、印刷のように塗布するだけで製造できるように
   しました。CISの原料粉末を有機溶媒と混合した後、粒の大きさを0.1-0.3
   μmに微細化し、この原料溶液を印刷のインクのように基板の上に塗り、そ
   のまま焼き固めたところ、粒の大きさが1~3μmにそろい、太陽電池として
   働くことを確かめたものです。金属化合物系太陽電池は、主流のシリコン
   系太陽電池に比べて原料が調達しやすく次世代の太陽電池として期待され
   ており、簡易な工程で製造できる技術を求められています。なお、この成
   果は、龍谷大学との共同研究によるものです。
   ・小長井・山田研究室 http://solid.pe.titech.ac.jp
   
   
   ≫≫◆燃料電池の電解質内部での酸素イオンを可視化
      (日経産業新聞9/25)
      総合理工学研究科 材料物理科学専攻 八島正知 准教授
   
   固体酸化物型燃料電池(SOFC)の電解質として研究が進むアパタイト型酸
   素イオン伝導体に、1500℃以上で中性子線を照射し、反射してくる中性子
   線の情報から、酸素イオンの動きを解析しました。その結果、量子力学を
   利用したシミュレーションとは異なる経路で、電解質の中を酸素イオンが
   移動し拡散していく様子が明らかになりました。この成果を利用して電解
   質の設計を行えばより高効率なSOFCか開発できます。なお、本成果は、物
   質・材料研究機構、兵庫県立工業技術センター、東北大学との共同研究に
   よるものです。
   ・八島研究室 http://www.materia.titech.ac.jp/~yashima/Yashima-Jpn.html
   
   
   ≫≫◆改質不要な固体酸化物型燃料電池を開発
      (化学工業日報9/25、電気新聞9/25、日経産業新聞10/3)
      炭素循環エネルギー研究センター 伊原学 准教授
   
   固体酸化物型燃料電池(SOFC)では、石油や天然ガスなどの化石燃料と水
   蒸気を高温で反応させて得た水素を燃料に使用しています。伊原准教授は、
   Ni化合物の燃料側電極にプロトン伝導体としてSr化合物を微量添加するこ
   とで燃料極の高活性化を図り、炭素析出などによる劣化を抑えて、化石燃
   料を直接SOFCに使えるようにしました。これにより、従来のSOFCに比べて、
   発電効率を1.3倍にできます。また析出する固体の炭素を燃料に何度も使え
   るリチャージャブル・ダイレクトカーボン燃料電池を開発し、世界最高の
   高出力を実現しました。
   ・伊原研究室 http://www.chemistry.titech.ac.jp/~tamaura/ihara/content.html
   
   
   ≫≫◆新築木造向け制振工法(日刊工業新聞9/26)
      応用セラミックス研究所 笠井和彦 教授、坂田弘安 准教授
   
   東海EC株式会社は、笠井教授・坂田准教授と共同開発した、新築木造住
   宅向けの新たな制振動工法「K・ブレースシブ」の受注を始めました。「K
   ・ブレースシブ」は、筋交いを柱に固定する部品を中央がくぼんだ“ヒョ
   ウタン状”にして、振動を吸収しやすくし、建物の倒壊を防ぐと同時に、
   地震による内外装の損傷を軽減するものです。なお、本技術の模型をすず
   かけ台キャンパス「新技術コーナー」に展示してあります。
   ・関連発明 特開2006-207292、2006-207290、2001-342749
   ・笠井研究室 http://www.serc.titech.ac.jp/~kasailab/
   ・坂田研究室 http://www.serc.titech.ac.jp/~sakatalab/
   
   
   ≫≫◆シリコン中の極浅高濃度不純物の状態を光電子分光法で解明
      (科学新聞9/26)
      総合理工学研究科 物理電子システム創造専攻 筒井一生 准教授
   
   高性能なシリコンCMOSトランジスタに必須なシリコン表面でのナノレベル
   極浅pn接合において、添加したホウ素の活性化状態と、その深さ方向分布
   を解明することに成功しました。これは、シリコンを表面から極薄に削り、
   削るたびに軟X線を用いた光電子分光法によって分析したものです。LSIを
   構成するシリコン極微細CMOSトランジスタにおいては、その高濃度不純物
   の分布と活性化の制御が必要です。こうした不純物導入プロセスと熱処理
   プロセスの開発には、表面近くで不純物がどのような状態でどう分布して
   いるかを解明する必要があります。本成果によって、CMOSトランジスタの
   高性能化が進むことが期待されます。
   ・内容詳細
   http://www.titech.ac.jp/tokyo-tech-in-the-news/j/archives/2008/10/1222992000.html
   ・筒井研究室 http://www.tsutsui.ep.titech.ac.jp/
   
   
   ≫≫◆環境によって決まる進化の過程
      (日本経済新聞10/2朝刊、毎日新聞10/2夕刊)
   
   →「研究成果」をご覧ください。
   
   
   ≫≫◆レーザープリンターから放出されるナノ粒子の解析
      (日経産業新聞10/2)
      資源化学研究所 藤井正明 教授
   
   近年、レーザープリンターからnmオーダーの微粒子が出ているという報告
   が注目を集めています。藤井教授らは、プリンター周辺から集めたナノ粒
   子をレーザーで少しずつ削り、その組成や構造を調べました。その結果、
   トナーの加熱部にある樹脂を主成分としており、触媒となる酸化チタンな
   どを含む粒子であることが判りました。今後、nmオーダーの微粒子の健康
   への影響や毒性についての検討を行う動きがあり、こうした測定解析技術
   が鍵となります。
   ・関連発明 特開2008-039521、2007-327929
   ・藤井研究室 http://www.res.titech.ac.jp/~kiso/indexj.html
   
   
   ≫≫◆太陽熱発電プロジェクトにコニカミノルタオプトが参画
      (化学工業日報10/8)
      炭素循環エネルギー研究センター 玉浦裕 教授
   
   玉浦研究室がアブダビ政府系機関のアブダビ・フューチャー・エナジーと
   コスモ石油と共に実証実験を行うビームダウン式太陽熱発電で用いる、効
   率的な集熱を可能とする高反射率ミラーの設計開発をコニカミノルタオプ
   トが手掛けることになりました。ビームダウン式太陽熱発電は、平面鏡群
   を用いて集光しその熱で発電を行うシステムです。数百枚から数千枚の鏡
   を使って太陽光を集熱炉に集めて溶融塩を1000℃程度にすることで蓄熱し、
   必要な時に発電できるものです。
   ・関連発明 再表2006/025449、特開2008-094636
   ・玉浦研究室 http://www.chemistry.titech.ac.jp/~tamaura/tamaura/content.html
   
   
   ≫≫◆ダイヤモンド型炭素分子アダマンタンで電気の光変換を理論計算
      (日経産業新聞10/9)
      応用セラミックス研究所 笹川崇男 准教授
   
   米スタンフォード大学と共同で、ダイヤモンドを使ってLED素子を作製する
   最適条件をシミュレーションによる理論計算で突き止めました。ダイヤモ
   ンドの電子構造は電気―光変換効率が極めて低いことが知られていますが、
   原子数を少なく端に水素があるアダマンダンでは電気エネルギーを100%光
   に変換できる半導体材料と同じ電子構造に変わることが判りました。アダ
   マンタンでは180nmの光が、アダマンタンが2つ、3つ繋がった形状の分子で
   は190nm、200nmの光が出ることという計算結果です。
   ・関連発明 米国特許出願 12/139,339
   (開示に関しては、研究・産学連携本部にお問い合わせください。)
   ・笹川研究室 http://www.msl.titech.ac.jp/~sasagawa/
   
   
   ※本学教員の所属・肩書きは、2008年10月1日現在のものです。     


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