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第6号(2005年2月)

皆様いかがお過ごしでしょうか。
今日から2月に入りました。立春も目前に迫っておりますが、寒い日が続いております。また花粉も飛んでいるようです。お体には十分お気をつけください。

2月号は、研究契約、米国での技術移転投資、産学連携推進コーディネーターのご紹介など、大学のシーズを活用していただいている方、これから活用しようと検討している方に最適な話題です。このままお読みください。

さらにより良いものにするため、2005年も皆様のご意見・ご要望をお待ちしております。
お気軽に下記メールアドレスまでお寄せください。
mail@sangaku.titech.ac.jp

===== 目次 ===========================================================
【2月号巻頭言】 研究・産学連携本部 契約・法務・研究管理部門長 山田 豊
【本部の活動紹介】 米国での技術移転投資に関する会議参加報告 他
【産学連携活動のご紹介】 産学連携推進コーディネーター 林 ゆう子
【最新発明情報】 特許情報公開のご案内
【最近の研究成果】 2つの研究成果のご紹介
【東工大のイベント】 2つのイベントのご紹介
【新聞掲載記事】 東工大研究関連記事ご紹介
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= 【2月号巻頭言】==================================================
「平成17年度の受託・共同研究契約締結に向けて」
研究・産学連携本部 契約・法務・研究管理部門長 山田 豊
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平成16年度の受託研究や共同研究の契約締結事務の峠を漸く越えたと思う間もなく、国や政府系機関との契約に基づく競争的資金による研究等に関する成果報告書作成の時期を迎えようとしております。研究代表者の作成する研究成果レポートと併せて会計収支報告書を作成することになりますが、平成16年度は国立大学法人化初年度であり、初めて企業会計基準を適用する決算を行います。

弊本部も当該研究室や財務担当部署と連携しながら会計収支報告のためのスタッフの確保を図りつつ決算準備を進めております。

他方、平成17年度の受託研究契約締結や共同研究契約締結の準備も行っております。法人化以前は国の会計制度に基づき当該年度の4月以降に契約締結し、研究経費の納入を行っておりましたが、今後は平成17年4月以降に研究を開始する場合でも、契約締結や研究経費の納入を4月以前に行うことが可能となりましたので、ご検討頂ければ幸いです。

また、実質複数年度の研究期間の契約を、単年度毎に更新している事例がありますが、当初から複数年度で契約締結することもご検討頂ければ、研究者が研究計画を立てやすくなりますし、双方の事務が軽減され、契約締結事務全体のスピードアップが可能となります。途中で予期せぬ事態が生じた場合でも、研究期間や研究経費の変更については可能な限り弾力的かつ迅速に対応いたしますので、是非ご検討ください。

平成16年度の研究契約締結が諸般の事情から、大幅に遅れたものがありますが、来年度は今年度の経験を活かして、迅速な契約締結を目指します。

今後とも、弊本部にご支援、ご協力をお願いいたします。
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= 【本部の活動紹介】 =====================================================
◆共同研究、受託研究の状況報告                      
◆「2月2日からの第26回工業技術見本市/テクニカルショウヨコハマ2005に参加」
◆「米国での技術移転投資に関する会議参加報告」              
研究・産学連携本部 知的財産戦略部門 細野光章           
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◆共同研究、受託研究の状況報告
2004年度も10ヶ月を経過しました。皆様のご協力・ご支援もあり、共同研究・受託研究とも昨年の金額を上回っております。これも皆様の期待のあらわれと感謝しております。
ちなみに2004年12月末現在で、共同研究313件、12億円、受託研究229件、28億円となっております。

研究・産学連携本部といたしましても、研究成果を新産業創出に結びつけるべく共同研究・受託研究によりいっそう力を入れていきたいと考えております。これからもよろしくお願いいたします。


◆「第26回工業技術見本市/テクニカルショウヨコハマ2005」
いよいよ2月2日より「第26回工業技術見本市/テクニカルショウヨコハマ2005」が始まります。東工大は、東工大TLOと共同で参加します。このイベントは、神奈川県下最大の工業技術・製品に関する総合見本市として、最先端の技術・製品を一堂に会するものです。東工大および東工大TLOと交流を希望される企業の皆様のご来場をお待ちしております。

日時 平成17年2月2日(水)~4日(金) 10:00~17:00
会場 パシフィコ横浜 展示ホール

東工大関連のイベントは下記の通りです。

産学連携ワークショップ
2月2日(水) 15:00~15:50 東工大技術シーズの紹介
東工大TLO特許流通アドバイザー(東工大産学連携推進コーディネータ) 鷹巣征行

パネル展示
〔大学研究紹介〕
・水とレーザーで推進する夢の乗り物 (機械物理工学専攻 矢部研究室)
・超高能率導波管平面アンテナのミリ波への応用(電気電子工学専攻 安藤・広川
研究室)

〔TLO特許紹介〕
・回転型無段変速機 (機械宇宙システム専攻 広瀬先生)
・砒素除去技術 (化学工学専攻 川崎先生)

その他 東工大発ベンチャー企業の紹介

⇒詳細はこちらをご覧ください。


◆「米国での技術移転投資に関する会議参加報告」
研究・産学連携本部 知的財産戦略部門 細野光章

昨年11月初旬の10日間弱にわたり、米国・ボストンで開催された国際ビジネスフォーラム主催による「技術移転投資に関する会議」への参加と、併せてボストン市内・近郊にありますボストン大学、ハーバード大学、ブラウン大学の技術移転関連部門を訪問する機会をいただきました。

技術移転投資に関する会議(Tech Transfer Investing: Venture Investing in IP Commercialization & Research Spinouts)は、ベンチャーキャピタリストと大学・公的研究機関の技術移転実務者を対象に、お互いに抱える課題を討議してより良い関係性を構築する事を目的としており、今回が2回目の開催となります。200名弱の参加者は米国内から参加者が主体であり、そのうち半数が大学・公的研究機関の技術移転実務者、1/4がベンチャーキャピタリスト、残りがコンサルタント等という構成でした。

会議では、ベンチャーキャピタリスト等の研究機関外からの要望と大学技術移転実務者等の研究機関内からの要望をそれぞれ掲げたセッションから構成され、率直な議論が展開されて非常に興味深いものでした。知財の管理・活用に対して研究機関の柔軟な姿勢を求めるベンチャーキャピタリスト等、その地理的・社会的・学術的な位置づけの違いから多様な意見がある研究機関実務者等。立場や考え方の違いを全面に出しながらの議論は、本学の産学連携のあり方を考える上で参考になるものでした。

我が国でも昨今、数多くの産学連携に関する会議等が開催されていますが、表層的な討論に終始することが多いように思います。産学連携の実務者間で、これまで以上に率直で建設的な議論する必要性を改めて痛感しました。私ども東工大・研究・産学連携本部としても、そのような機会を設けたいと考えています。

ボストン在住のケリー大統領候補敗戦と、紅葉も終わりかけた晩秋の景色が重なり、うら寂しいニューイングランドというセピア色の印象を心に刻んで帰国しました。
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= 【産学連携活動のご紹介】 ===========================================
「産学連携推進コーディネーターの紹介」
産学連携推進コーディネーター 林 ゆう子
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こんにちは。東工大の産学連携推進コーディネーターをしております林と申します。
コーディネーターの概要は先月号にて岩本が紹介しておりますので、今回はどういう経歴の者がコーディネーターをしているのかを紹介したいと思います。

現在、全部で十数名のコーディネーターがおりますが、特許事務所とのやりとり担当している者、ベンチャー支援を担当している者などもおり、企業の皆様と本学の教員を結ぶ役割を主業務の一つとしている者は、私を含めて11名です。ほとんどの者が博士号を有し、化学・材料、電子・電気、機械・建築、バイオのいずれか(または複数)を専門としています。

このうち8名は、長く大手企業の研究開発職および管理職に就いていた者で、非常に豊富な経験を活かして、企業の皆様のニーズを汲み取りながら、教員の研究活動の中からシーズを見出し、双方のマッチングを行っています。企業の方から「東工大の担当者は企業の組織・考え方やニーズが良く判っていて、話がし易い」という評価を、また、教員から「安心して相談できる」との評価をいただいているのは、このためかと思います。

残り3名は「比較的」若く、経歴は様々です。ほかの2名については別の機会での紹介にまわすことをご了承いただき、今回は私の紹介だけさせていただきます。私は、東工大出身で、化学・材料を専門としており、この11名の中では唯一の女性です。数年ほど企業生活を経験した後、教員として東工大に戻って十数年間の研究+学生指導の生活を経て、2年前から産学連携に従事しております。東工大に長いこと居るため多くの教員・事務関係の方と仲が良いので、企業の方や教員のよろず相談の「初めの窓口」役にもなっております。2年前までは有機・高分子・液晶の合成・光反応・固体表面処理や分析化学一般が専門だと公言していたのですが、コーディネーターとしての守備範囲はこれらに限らず、無機化学、電子材料、半導体、環境などに拡がっていす。企業の方や教員と研究内容を十分に話し合えるように、勉強して専門を拡げています。

他のコーディネーターも同様で、自分の専門範囲を狭く留めるのではなく、広いものに拡げていっており、11名で東工大での研究内容のほとんど全てをカバーしています。
東工大での産学連携は、こうした広く深い専門知識を裏づけにしたコーディネーターたちが担っており、単なる「教員と弁理士の間の伝達」「企業と教員、大学事務の間の取次ぎ」業務ではないことが、「東工大の産学連携業務は中味が濃い」との評価をいただいている所以かと思います。

今後とも、我々、産学連携推進コーディネーターを活用していただき、満足のいく産学連携を進めていただければ幸いです。
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=【最新発明情報】================================================
「特許情報公開のご案内」
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技術シーズの宝庫である東工大の特許情報を、研究・産学連携本部(OIL)HPの「最新発明情報」に掲載しています。ここでは未公開特許を含め、順次新情報も掲載しておりますので、是非皆様の商品開発にご活用ください。今月は未公開特許情報が6件増えました。

⇒詳細はこちらをご覧ください。
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= 【最近の研究成果】 =================================================
◆「有機超伝導候補が室温超高速光応答材料に変身」
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◆ 「有機超伝導候補が室温超高速光応答材料に変身」
本学大学院理工学研究科物質科学専攻の腰原伸也教授が研究総括を務める独立行政法人科学技術振興機構(JST)総括実施型研究ERATOタイプ「腰原非平衡ダイナミクスプロジェクト」グループは、レンヌ第一大学(フランス)、京都大学、高エネルギー加速器研究機構、及び神奈川科学技術アカデミーと共同で、有機電荷移動錯体((EDO-TTF)2PF6)結晶が、超高速、超高感度の光応答を室温付近で示すことを発見しました。

本研究によってこの種の有機結晶が、室温動作する超高感度かつ超高速の次世代光通信用材料として有望であることが初めて見出されました。これらの成果は、『Science』(1月7日号)に掲載されています。

⇒詳細はこちらをご覧ください。
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= 【東工大のイベント】 =================================================
◆高分子学会講演会「高分子一本のサイエンス」       
◆ベンチャー・ビジネス・ラボラトリー・シンポジウム2004
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◆高分子学会講演会「高分子一本のサイエンス」
日付:平成17年2月9日(水)
場所:百年記念館3階フェライト会議室

広範囲の科学技術全般を、ナノという新たな視点で捕らえた技術の集合ともいえるナノテクノロジーは、バイオテクノロジーとの融合も着実に進展し、進化するテクノロジーとしての産業界の期待もますます大きくなっています。

本講演会では、高分子鎖1本がどのように集まり、組織化され、様々な機能を発現するのか、特にサイエンスの観点から最先端でご活躍の研究者にご講演いただき、今後のさらなる可能性を考えていきます。

なお、相澤学長による基調講演があります。

⇒詳細はこちらをご覧ください。
WEB画面の下方に行事カレンダーがあります。そのカレンダーの2月9日をクリックしてください。


◆ベンチャー・ビジネス・ラボラトリー・シンポジウム2004

日付:平成17年3月1日(火)13:00~18:30
場所:百年記念館3階フェライト会議室

このシンポジウムでは、光コム研究所の興梠常務の「東工大発ベンチャー設立の経緯」や香取本部長代理の「産学連携の取組のご紹介」ほか、若手研究者によるベンチャービジネスの芽となりうる13テーマの研究発表が行われます。

皆様のご来場お待ちしております。

⇒詳細はこちらをご覧ください。

このイベント以外にも多数のイベントをご紹介しています。
⇒詳細はこちらをご覧ください。
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= 【新聞掲載記事】 ==================================================
「東工大研究関連記事ご紹介」
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最近新聞報道された東工大の研究について7件ご紹介します。

「光の反射、即調節~超高速スイッチ向け技術~」
大学院理工学研究科 物質科学専攻 腰原伸也教授(日経産業新聞1/7)

「プラスチックに糖鎖結合~シャーレ再利用細胞を大量培養~」
フロンティア創造共同研究センター 岡畑恵雄教授
生命理工学研究科 生体分子機能工学専攻 森俊明助教授(日経産業新聞1/11)

「創薬用化合物探査を事業化~大学発企業の技術顧問に~」
大学院理工学研究科 応用化学専攻 高橋孝志教授(日経産業新聞1/13)

「たんぱく質を自動分離~磁石・微粒子使い新薬開発効率化~」
生命理工学研究科 生命情報専攻 半田宏教授 (日本経済新聞朝刊1/14)

「幅広い震度対応制振部材を開発」
応用セラミックス研究所 笠井和彦教授(日本経済新聞朝刊1/14)

「薬物送達システム用に50ナノカプセル~ウイルスのたんぱく質活用~」
生命理工学研究科 生命情報専攻 半田宏教授(日経産業新聞1/18)

「タンパク質のナノチューブ~生体分子識別チップなど応用期待~」
生命理工学研究科 生命情報専攻 半田宏教授(日経産業新聞1/24)
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