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第62号(2009年10月)

     皆さまこんにちは。
   シルバーウィーク明けとともに益々秋らしさが増してまいりましたが、い
   かがお過ごしでしょうか。
   今月号より、メルマガのスタイルを一部変更しております。読者の皆さま
   からの積極的なご意見、ご感想をお待ちしております。
      
   メルマガへのご意見・ご感想は、mail[at]sangaku.titech.ac.jpまでお寄せ
      ください。
   ※メールアドレス内の[at]は@に置き換えてご送信ください。
   
   ━━≫◆◆目次◆◆≪━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
   
   【1】研究・産学連携本部からのお知らせ
    ≫ 8件のお知らせ
   【2】産学連携活動のご紹介
    ≫ 国際的産学連携活動について
   【3】東工大のセンター紹介
    ≫ 教育工学開発センター&教育環境創造研究センターのご紹介
   【4】最新発明情報
    ≫ 今月は未公開特許情報が4件増えました
   【5】最近の研究成果
    ≫ 2件の研究成果のご紹介
   【6】新聞掲載記事
    ≫ 11件の東工大研究関連記事のご紹介
   【編集後記】
   
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   【1】研究・産学連携本部からのお知らせ
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   ◆平成21年度新現役チャレンジ支援事業実施(蔵前ベンチャー相談室)
    :http://kuramae-kvs.sakura.ne.jp/
   
   ◆第1回先進エネルギーシステム国際シンポジウム
    「アジア太平洋サンベルト開発に向けて」(10/6~7)
    :http://www.iri.titech.ac.jp/pdf/20090823.pdf
   
   ◆バイオジャパン2009 ワールドビジネスフォーラム(10/7~9)
    :http://expo.nikkeibp.co.jp/biojapan/index.html

   ◆G-COE PICE 国際シンポジウム(10/13~14)
    :http://www.gcoe-pice.titech.ac.jp/symposium-oct09/index.html
   
   ◆MOT特別セミナー「MOTとサービスイノベーション」(10/20)
    :http://www.mot.titech.ac.jp/data/event_2009_10_20.pdf
   
   ◆東工大横浜ベンチャープラザ・ビジネスセミナー(10/22)
    :http://www.kanto-bi.smrj.go.jp/ttyvp/(10月2日UP予定)

   ◆精密工学研究所公開(10/23)
    :http://www.pi.titech.ac.jp/index-j.html
   
   ◆東京工業大学オープンキャンパス&工大祭2009(10/24~25)
    :http://koudaisai.jp/
    (関連情報)東工大横浜ベンチャープラザが工大祭に出店
    :http://www.kanto-bi.smrj.go.jp/ttyvp/(10月2日UP予定)
   
   できます。

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   【2】産学連携活動のご紹介
      国際的産学連携活動について
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   文部科学省が毎年実施している大学等における産学連携等の実施状況調査
   の平成20年度のとりまとめ結果が発表されました。
   この中で、9項目について大学ごとの実績が発表されていますが、外国企業
   との共同研究の項目において、本学はトップの実績を挙げることができま
   した。
   マイクロソフト社(米国、シアトル)との組織的連携にもとづき実施して
   います2件のバイオインフォマティックスに関する共同研究(松岡聡教授、
   秋山泰教授)ならびにアブダビフューチャーエネルギー社(UAE、アブダビ)
   、コスモ石油株式会社と実施しております太陽熱発電に関する共同研究な
   どの大型案件の結果です。
   国際的共同研究は、もとより本学教員がグローバルな視点からみてオンリ
   ーワンの研究を実施しているために成り立つものですが、産学連携推進本
   部は、共同研究契約の締結、知的財産権の取り扱い方、海外企業とのやり
   とりなど、迅速な対応に努めました。
   
   上記の教員以外にもグローバルな視点からみてオンリーワンの研究を実施
   している教員は本学に多数おります。国内企業のみなさまもこのような経
   済状況であるからこそ、本学教員との連携を積極的にご検討くださいます
   ようお願い申し上げます。
   
   なお、文部科学省の発表内容の詳細につきましては下記HPをご覧ください。
   
   :http://www.mext.go.jp/a_menu/shinkou/sangaku/1282374.htm
   
   
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   【3】東工大のセンター紹介
      教育工学開発センター&教育環境創造研究センターのご紹介
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      今月号も前回に引き続き、共同研究教育施設(通称:センター)の中で、
   産学連携に関連のあるセンターをご紹介します。
   今回は「教育工学開発センター」と「教育環境創造研究センター」です。

   両センターには「教育」という単語がついており、それぞれ、1973年、19
   83年に設立された歴史のあるセンターですが、設立趣旨や研究内容は異な
   ります。
   教育工学開発センター(:http://www.cradle.titech.ac.jp/index_j.html)
   は、教育工学的手法によって教育の改善に関する研究・開発・実践を行
   うことを目的とし、現在は下記の研究を行っています。また、衛星通信に
   よる遠隔教育プロジェクトとして、高校と大学の連携、海外との連携、一
   橋大学との交流講義、企業への講義発信などを行っています。人間行動を
   研究対象としている教員のほか、情報科学や情報工学、電気・電子を専門
   としてきた教員も多く関わっています。
    1.教育情報のプレゼンテーションの研究 
    2.教育メディアシステムの開発 
    3.遠隔教育における人間行動の変化とシステムの最適化 
    4.通信衛星利用による教授学習システムの効果分析 
    5.認知しやすい教材構造のモデリング 
    6.問題解決過程の分析とコンピュータシミュレーション 
    7.教授と学習の相互作用の分析 
    8.情報提示と学習効果の評価 
    9.学習反応データの分析と評価 
   一方、教育環境創造研究センター(:http://www.rcfef.gh4.titech.ac.jp/center/index.htm)
   は、教育施設を含む地域環境全体を創造的に開発する観点から、社会の要
   請につながる教育環境計画に関する研究を行っています。
   小中学校、高等学校、大学キャンパス等の単体の施設計画にとどまらず、
   周辺環境との融合・地域社会への参画・社会情勢への対応等を含めた、施
   設空間と地域環境全てにわたる“教育環境を創造する”ことを重要と考え
   ており、地域文教施設計画、文教施設ネットワーク計画、地域構造計画な
   どの研究実績があります。都市計画、土地利用・地域施設計画や学校等の
   空間利用の専門家、建築学を専門としている教員が関わっています。


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   【4】最新発明情報
      特許情報公開のご紹介
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   研究・産学連携本部のHPでは、特許情報をご紹介しています。今月は未公開
   特許情報が4件増えました。それ以外にも公開特許情報、登録特許情報をお
   知らせしています。詳しくはHPをご覧ください。
   HP::http://www.sangaku.titech.ac.jp/invent/member.html

   


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   【5】最近の研究成果
      2件の研究成果のご紹介
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   ≫≫◆A momentum-dependent perspective on quasiparticle interference in
      Bi2Sr2CaCu2O8+δ
      Nature Physics, Published online: 30 August 2009
      応用セラミックス研究所 笹川崇男 准教授
   
   「角度分解光電子分光」で超電導物質内の電気的な状態を分析することに
   より、超電導物質の電気抵抗がゼロになる「臨界温度」の大幅な引き上げ
   に道を開く実験データを得ました。現在は少なくとも-109℃まで冷やす必
   要がありますが、これを家庭用冷凍庫並みの-27℃に高められる可能性が
   あります。実現すれば電力損失のない送電ケーブルなど、応用範囲を一気
   に拡大できます。この研究成果はスタンフォード大学、大阪大学、東京大
   学との共同研究によるものです。
   ・笹川研究室 :http://www.msl.titech.ac.jp/~sasagawa/
   
   
   ≫≫◆Reptilian heart development and the molecular basis of cardiac chamber
      evolution
      Nature 461, 95-98 (2009)
      グローバルエッジ研究院 竹内純 特任助教、小柴和子 氏(博士
      課程学生)
   
   ヒト先天性心疾患の原因遺伝子Tbx5が、魚類から両生類、哺乳類と発達し
   てきた心臓の進化に重要な役割を果たしていることを明らかにしました。
   心房と心室を仕切る中隔という組織の形成に関与し、遺伝子の働き方によ
   っては不完全な心臓になります。成果は先天性の心臓病の治療などに道を
   開きます。
   ・内容詳細 :http://wwwold.titech.ac.jp/tokyo-tech-in-the-news/j/archives/2009/09/1251936000.html
   ・竹内研究室 :http://www.global-edge.titech.ac.jp/faculty/takeuchi/index.html

      


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   【6】新聞掲載記事
      11件の東工大研究関連記事のご紹介
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   ≫≫◆抗HIVタンパク質アクチノヒビンの科学的メカニズムを解明
      (福島民報8/26、化学工業日報8/28、科学新聞9/11、
      薬事日報9/11)
      G-COE 竹中章郎 特任教授
   
   生化学的手法とX線結晶構造解析によって、新しいタンパク質アクチノヒ
   ビンがHIVの表面に突き出た糖鎖間に跨って結合することでHIVの細胞への
   感染を選択的に阻止する仕組みを発見しました。これにより、これまでの
   抗HIV薬とは異なる新しい機構に基づく安全なHIV感染予防薬としての開発
   が期待されます。この研究成果はいわき明星大学、北里大学との共同研究
   によるものです。
   ・内容詳細 :http://wwwold.titech.ac.jp/tokyo-tech-in-the-news/j/archives/2009/08/1251417600.html
   ・G-COE(生命時空間ネットワーク進化型教育研究拠点) :http://www.bio.titech.ac.jp/global-coe/j/index.html
   
   
   ≫≫◆ES細胞を100%神経系細胞に分化させる手法開発
      (日刊工業新聞8/26)
      生命理工学研究科生体システム専攻 白髭克彦 教授
   
   マウスのES細胞を用い、細胞分化を抑える働きのあるHes1遺伝子からでき
   るHes1たんぱく質の量が多いときは筋肉や骨などの細胞、少ないときは神
   経系の細胞に分化しやすく、通常のES細胞では30%しか神経系に分化しませ
   んが、Hes1たんぱく質がまったくできないES細胞では、分化する環境にし
   てから6日目までにほぼ100%が神経系の細胞に分化することを発見しました。
   この研究成果は京都大学、大阪大学との共同研究によるものです。
   ・白髭研究室 :http://shirahigelab.bio.titech.ac.jp/
   
   
   ≫≫◆疾患原因遺伝子、心臓進化に関与
      (日経産業新聞9/3、東京新聞9/3夕刊、科学新聞9/11)
      グローバルエッジ研究院 竹内純 特任助教、小柴和子 氏(博士
      課程学生)
   
   →【最近の研究成果】をご覧ください。
   
   
   ≫≫◆超電導の国際賞 (日経産業新聞9/3、日刊工業新聞9/11)
      フロンティア研究センター 細野秀雄 教授
   
   超電導国際会議(M2S)が超電導分野の新物質の発見で優れた業績を挙げた研
   究者を表彰する「ベルンド・T・マティアス賞」の受賞者に細野秀雄教授
   が選ばれました。2008年に鉄系の超電導体を発見し、磁石への応用が期待
   でき、がん治療に使う重粒子加速器の小型化などにつながる成果であるこ
   とが評価されました。
   ・細野・神谷研究室 :http://lucid.msl.titech.ac.jp/~www/
   
   
   ≫≫◆ダイヤ製金型から転写するガラス成形技術確立 (日刊工業新聞9/3)
      総合理工学研究科 物質科学創造専攻 吉本護 教授
   
   ダイヤモンドで微細な金型を作り、熱インプリント(型押し加工)法で転
   写するガラス成形技術を確立し、モバイルプロジェクターの主要部品であ
   るマイクロ複眼レンズを作製しました。この手法はガラス微細加工の低コ
   スト、大量製造に道を開くもので、3年後をめどに製品への採用を目指しま
   す。この研究成果はトーメイダイヤ、協同インターナショナル、栃木県産
   業技術センターとの共同研究によるものです。
   ・吉本研究室 :http://www.dream.msl.titech.ac.jp/
   
   
   ≫≫◆超電導臨界温度、「冷凍庫」レベルに道、上昇妨げる現象特定 
      (日経産業新聞9/4)
      応用セラミックス研究所 笹川崇男 准教授
   
   →【最近の研究成果】をご覧ください。
   
   
   ≫≫◆日本ロレアル「日本奨励賞」を受賞
      (東京読売新聞9/8朝刊、東京新聞9/8朝刊、日経産業新聞9/8、
      日刊工業新聞9/9、朝日新聞9/11朝刊、産経新聞9/14東京朝刊、
      毎日新聞9/15朝刊、科学新聞9/18)
      フロンティア研究センター 富田文菜 博士研究員
   
   日本ロレアルの若手女性科学者を対象とした「ロレアル―ユネスコ女性科
   学者 日本奨励賞」の2009年度の受賞者として富田文菜研究員が選ばれま
   した。筋肉にあるタンパク質ミオグロビンの中を移動する一酸化炭素の動
   きを観察したことが評価されました。
   ・内容詳細 :http://www.titech.ac.jp/topics/news/detail_543.html?id=topics
   ・腰原・沖本研究室(富田研究員の所属研究室) :http://www.cms.titech.ac.jp/~koshihara/index.html
   
   
   ≫≫◆パワコン出力のモニタリングシステムの開発
      (電気新聞9/8)
      統合研究院ソリューション研究機構 黒川浩助 特任教授
   
   パワーコンディショナーの付加価値を高めるため、出力が下がった原因を
   追究できるモニタリングシステムを開発しました。固定価格買い取り制度
   を利用する海外の太陽光発電会社は発電電力量の下限を設定されており、
   発電電力量の早期回復に貢献することが期待されます。この研究成果は東
   芝三菱電機産業システム、産業技術総合研究所との共同研究によるもので
   す。
   ・AESプロジェクト :http://www.iri.titech.ac.jp/research/project/pj001.html
   
   
   ≫≫◆幹細胞の大量培養に成功 (化学工業日報9/9)
      フロンティア研究センター 赤池敏宏 教授
   
   遺伝子的手法により細胞間接着分子として知られるEカドヘリンが表面に無
   数に並ぶ細胞培養のためのマトリックスを作製し、ES細胞やiPS細胞をマト
   リックス上で大量培養できる要素技術を開発しました。今後はベンチャー
   企業と共同で同細胞培養システム中での肝臓再生なども視野に入れており、
   細胞培養から臓器再生まで一貫したシステムの構築にも挑戦します。
   ・赤池・田川研究室 :http://www.akaike-lab.bio.titech.ac.jp/akaike/index.html
   
   ≫≫◆水素発生の仕組み再現、「生命誕生」解明の鍵に
      (日経産業新聞9/11、日刊工業新聞9/11)
      理工学研究科地球惑星科学専攻 丸山茂徳 教授、大森聡一 助教
   
   約40億年前のコマチアイト(火山岩)と熱水との反応を実験で再現し、メ
   タン生成菌を中心とする生態系を、地球規模で維持するのに十分な高濃度
   水素が生成されることを初めて実証しました。従来の仮説を裏付けたもの
   で、今後、地球などの岩石型惑星における生命存在の可能性を解明するカ
   ギとなることが期待されます。
   ・丸山・廣瀬研究室 :http://www.geo.titech.ac.jp/lab/maruyama/maruyamalab/maruyamalab.html
   
   
   ≫≫◆ナノアレイ作成技術開発、ポリマー使い基板上に微細周期構造
       (化学工業日報9/17)
      資源化学研究所 彌田智一 教授、伊藤香織 助教、渡邉良子 氏
      (修士課程学生)
   
   自己組織化するブロックコポリマーを利用し、シリコンウエハー表面に世
   界最小の16nm周期構造を持ったナノホールアレイを作成することに成功し
   ました。シリコン以外にガラス、マイカ、金属など各種の基板が利用でき、
   基板表面の前処理などがまったく不要です。短時間に量産できるのが特徴
   で、光学素子やナノセンサー、ナノ電極などへの利用が期待されます。
   ・彌田・長井研究室 :http://www.res.titech.ac.jp/~hikari/hikarij.html
   
   
   ※本学教員の所属・肩書きは、2009年9月1日現在のものです。

      


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   **編集後記** 
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   先月開催されたイノベーションジャパン2009では、東工大ブースにも多く
   の方々においでいただきました。この場をお借りして御礼申し上げます。
   
   さて、そのイノベーションジャパンで個人的に気になったのが『大学「食」
   の祭典』。産学連携の実績として商品化された「食」は、最近デパートで
   の販売会や、TV等で取り上げられているのを目にするようになりましたが、
   大学を知ってもらう意味でも面白い企画だと思います。
   いつか東工大からも生まれる日が来るのでしょうか。東工大ワインや東工
   大まんじゅう、東工大サプリメント…ちょっと売れそうな気がします。
   
   今月号よりスタイルを一新いたしましたが、いかがでしたでしょうか?
   役立つ情報とアットホームな編集後記をモットーに、これからもメルマガ
   の向上に努めてまいります。
   (編集委員S.S.)      


                                                  このページのトップへ
    
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