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第64号(2009年12月)

     皆さまこんにちは。
   早いもので、2009年も残すところあとわずかとなりました。今年最後のメ
   ルマガをお届けします。どうぞご活用ください。

   ☆★Merry Christmas and a Happy New Year!★☆
      
   メルマガへのご意見・ご感想は、mail[at]sangaku.titech.ac.jpまでお寄せ
   ください。
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   ━━≫◆◆目次◆◆≪━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
   
   【1】研究・産学連携本部からのお知らせ
    ≫ 3件のお知らせ
   【2】産学連携活動のご紹介
    ≫ 欧州の産学官連携活動~ASTP2009年秋季大会に参加して~
   【3】最新発明情報
    ≫ 今月は未公開特許情報が5件増えました
   【4】新聞掲載記事
    ≫ 12件の東工大研究関連記事のご紹介
   【編集後記】
   
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   【1】研究・産学連携本部からのお知らせ
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   ◆第52回大田区との技術交流セミナー(H21.12.10)
    http://www.pio-ota.jp/news/u-seminar/52.html
   
   ◆東工大横浜ベンチャープラザ
    ビジネスセミナー「はじめての経理の仕事」(H21.12.10、17)
   http://www.kanto-bi.smrj.go.jp/ttyvp/index-link/seminar2009.12.10.html
   
   ◆統合研究院 国際シンポジウム「透明アモルファス酸化物半導体の現状
    と将来を探る」(H22.1.25~26)
   http://www.iri.titech.ac.jp/pdf/20100125.pdf

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   【2】産学連携活動のご紹介
      欧州の産学官連携活動~ASTP2009年秋季大会に参加して~
      技術移転部門長 関谷哲雄
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   本年10月28~30日に、ポーランドの古都クラコフにて開催された欧州科学
   技術移転専門家協会(ASTP)2009年秋季大会に参加しました。ASTPは本部
   をオランダのハーグに置き、欧州各国の技術移転専門家の集まりとして19
   99年に創設され、現在世界約40カ国、1500人以上の会員を擁しています。
   本大会はポーランドの要請により、当地での開催となったため、参加者130
   名ほどのコンパクトでフレンドリーな会合になりました。
   会議では技術移転における基礎スキル、日常の課題、最新動向の3つのセ
   ッションに分かれて、講演と熱心な意見交換がおこなわれました。これか
   ら技術移転を梃子に地域振興、産業振興したいというポーランドなど中欧
   諸国の熱意、少し先をいく西欧や北欧諸国の現状を窺い知る良い機会とな
   りました。
   2010年5月には、パリで10周年記念大会が開催されるそうです。米国とは一
   味違う欧州の技術移転を知る良い機会ですので、関心をもたれた方は参加
   を検討されてみてはいかがでしょうか。
   ASTP:http://www.astp.net/   
   
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   【3】最新発明情報
      特許情報公開のご紹介
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   研究・産学連携本部のHPでは、特許情報をご紹介しています。今月は未公開
   特許情報が5件増えました。それ以外にも公開特許情報、登録特許情報をお
   知らせしています。詳しくはHPをご覧ください。
   HP:http://www.sangaku.titech.ac.jp/invent/member.html

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   【4】新聞掲載記事
      12件の東工大研究関連記事のご紹介
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   ≫≫◆「感性工学」を採り入れたゴルフクラブ
      (ゴム報知新聞10/26)
   
   東工大発ベンチャーである脳機能研究所は独自技術である「感性工学デザ
   イン」を用いて、ゴルファーが球を打つ前の精神状態を測定しました。こ
   れにより、ブリヂストンスポーツが改良したゴルフクラブが「リラックス
   した状態で安心して打てる」、プレッシャーを減らし、ナイスショットの
   確率を高めるものであることが確認されました。
   ・脳機能研究所 http://www.bfl.co.jp/main.html
   
   
   ≫≫◆燃料電池向け高分子膜、高温・低湿度で性能維持
      (日経産業新聞10/29)
      資源化学研究所 山口猛央 教授
   
   -30~100℃、湿度20%の環境で使える燃料電池向け高分子膜を開発しました。
   無数の細い穴があいた有機分子ポリイミドに、電気を通す高分子を表面に
   取り付けた二酸化ジルコニウムの微粒子を充てんしたもので、水素や酸素
   のガスは透過しません。性湿装置や冷却装置が不要になり、悪条件下でも
   低コストで燃料電池が使えるようになります。3~5年で実用化を目指しま
   す。
   ・内容詳細
   http://wwwold.titech.ac.jp/tokyo-tech-in-the-news/j/archives/2009/10/1256515200.html
   ・山口研究室 http://www.res.titech.ac.jp/~zairyosys/yamaguchilab/index.html
   
   
   ≫≫◆秋の紫綬褒章受章
      (日本経済新聞11/2朝刊、朝日新聞11/2朝刊、毎日新聞11/2朝刊、
      東京読売新聞11/2朝刊、産経新聞11/2東京朝刊、東京新聞11/2朝刊、
      化学工業日報11/2、鉄鋼新聞11/2)
      フロンティア研究センター 細野秀雄 教授
   
   紫綬褒章は学術研究や芸術文化、技術開発において功績をあげた者に授与
   されるもので、細野教授の研究である次世代ディスプレイを駆動する高性
   能な透明アモルファス酸化物半導体(TAOS)の創始、ありふれた酸化物C1
   2A7を舞台とした新しい電子機能の開拓、そして鉄系高温超伝導物質の発見
   など酸化物をベースとした革新的電子機能材料の創出などの業績が評価さ
   れました。
   ・内容詳細 http://www.titech.ac.jp/topics/news/detail_693.html?id=topics
   ・細野研究室 http://lucid.msl.titech.ac.jp/~www/
   
   
   ≫≫◆日刊工業新聞社賞受賞 (日刊工業新聞11/4)
      理工学研究科 有機・高分子物質専攻 橋本寿正 教授、
      森川淳子 助教
   
   「第4回モノづくり連携大賞」のうち、「日刊工業新聞社賞」に東京工業大
   学と東工大発ベンチャーのアイフェイズが受賞しました。共同開発した薄
   膜の熱伝導測定法を国際標準化機構(ISO)の新標準として発行させた取り組
   みが評価されました。
   ・橋本研究室 http://www.op.titech.ac.jp/lab/hashimoto/top_h.html
   ・アイフェイズ http://www.ai-phase.co.jp/
   
   
   ≫≫◆マイクロソフトが大学と連携、3年間で数億円投入
       (日経産業新聞11/5)
      情報理工学研究科 計算工学専攻 古井貞煕 教授
   
   米マイクロソフトの基礎研究所であるマイクロソフトリサーチが発足させ
   た日本での産学連携研究を強化するための「マイクロソフトリサーチ ア
   カデミック連携プログラム」により、ロボット工学や音声・自然言語処理、
   クラウドコンピューティングなどの研究を進めるため、東京大学、東京工
   業大学など学術機関との関係強化が図られます。今後約3年間で数億円の資
   金を投入されます。
   ・古井研究室 http://www.furui.cs.titech.ac.jp/
   
   
   ≫≫◆たんぱく質で製作した粒子をナノサイズで制御する手法開発
      (日刊工業新聞11/07)
      生命理工学研究科 生命情報専攻 小畠英理 准教授
   
   GVGVPとポリアスパラギン酸をそれぞれ複数つなげた高分子を溶液中に入れ、
   温度を25℃から50℃に上げると、ポリアスパラギン酸がGVGVPを包み込む複
   合体に変化し、ポリアスパラギン酸同士が反発することで、タンパク質粒
   子を40-200nmの範囲で制御する手法を世界で初めて開発しました。生体由
   来の物質を使い、体への負担が少ない薬物送達システム(DDS)などへの応用
   が期待されます。
   ・小畠研究室 http://www.neobio.bio.titech.ac.jp/ja/index.html
   
   
   ≫≫◆リン欠乏応答関与の遺伝子発見、施肥が不要の植物に期待
      (化学工業日報11/10、日経産業新聞11/18)
      バイオ研究基盤支援総合センター 太田啓之 教授
   
   植物の必須元素であるリンの飢餓(欠乏)応答にかかわる酵素遺伝子「ホ
   スファチジン酸ホスファターゼ」を発見しました。これによって、リンが
   欠乏した土壌でも成長する植物の育種が期待でき、バイオエネルギー用植
   物の増産にともなうリン鉱石の高騰が問題になるなか、「施肥不要」植物
   の開発が見込まれます。この研究成果はテマセック生命科学研究所との共
   同研究によるものです。
   ・太田研究室 http://www.plantmorphogenesis.bio.titech.ac.jp/~official/index.html
   
   
   ≫≫◆デミング賞本賞授与
      (日本経済新聞11/12朝刊、日経産業新聞11/12)
      イノベーションマネジメント研究科 技術経営専攻 長田洋 教授
   
   日本科学技術連盟が総合的品質管理(TQM)の活動や研究で優れた業績を上げ
   た経営者や研究者に贈るデミング賞本賞に本学の長田洋教授が選ばれまし
   た。企業で技術開発や品質管理に携わった経験を生かし、TQM理論を研究し
   ており、企業への普及活動などが評価されました。
   ・長田研究室 http://www.geocities.jp/osada_lab/index_jp.html
   
   
   ≫≫◆照明効果を色分け表示する測定システム
      (日経産業新聞11/12)
   
   東工大学発ベンチャーであるビジュアル・テクノロジー研究所と岩崎電気
   が専用カメラで輝度の分布を計測し、その情報を再処理して人の目で感じ
   る明るさや、室内のどの部分が目立って見えるかなどを色分けして表示す
   る測定システム「クオピクス」を開発しました。社内の営業ツールに活用
   していましたが、展示会で好評だったため外販に踏み切り、照明器具メー
   カーや設計事務所を対象に、年間で20セットの販売を目指します。
   ・ビジュアル・テクノロジー研究所 http://www.vtl.co.jp/
   
   
   ≫≫◆電気を3割通しやすい炭素ナノファイバー、量産技術を開発
      (日経産業新聞11/13)
      イノベーション推進体 安田榮一 教授
   
   溶融紡糸法で成型されたカーボンナノファイバーで、熱処理の方法を工夫
   することにより、従来に比べて電気抵抗が従来より30-40%低い新素材を開
   発した。大量生産も可能。EV用のリチウムイオン電池などに利用すれば電
   気の出力が高くなる可能性があり、2011年春の事業化を目指します。これ
   はNEDOの「先端機能発現型新構造繊維部材基盤技術の開発」プロジェクト
   の成果です。
   ・ナノファイバー先導研究戦略推進体
   http://www.rso.titech.ac.jp/innovative/2008/13_tanioka.pdf
   
   
   ≫≫◆太陽熱発電用反射鏡事業化へ、アブダビに供給
      (化学工業日報11/18)
      炭素循環エネルギー研究センター 玉浦裕 教授
   
   東京工業大学プロジェクトであるビームダウン式太陽熱発電の100kW級テス
   トプラントがアブダビで完成、12月から3カ月にわたる実証試験で集光状況
   などデータを収集します。2010年中には20MW級のフェーズ2計画を固める
   予定で、コニカミノルタオプトは実証試験で得られたデータを解析して反
   射鏡の低コスト化を図り、2~3年以内に事業化を判断します。
   ・玉浦・伊原研究室 http://www.chemistry.titech.ac.jp/~tamaura/index.html
   
   
   ≫≫◆たんぱく質を素早く解析できるシステム開発
      (日刊工業新聞11/18)
      生命理工学研究科 分子生命科学専攻 林宣宏 准教授
   
   生体内の複数のたんぱく質を分離して特徴を調べられる「2次元電気泳動法」
   の最適化で、ゲルの面積を従来の1/6程度に減らし、分析に使うサンプル量
   を1/20に減らし、サンプル処理速度を10倍程度に高め、生体を構成するた
   んぱく質を素早く解析できるシステムを開発しました。生体物質を簡単に
   検査できるシステムの開発が期待されます。この研究成果はホーユーとの
   共同研究によるものです。
   ・生体物性学分野
   http://www.bio.titech.ac.jp/ls_j/bunshiseimeikagaku_007.html#hayashilab
   
   
   ※本学教員の所属・肩書きは、2009年11月1日現在のものです。

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   **編集後記** 
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   メルマガ64号は本年の最終号です。
   2009年も、あとひと月になりました。
   年末に向けて、体調管理に気をつけてお過ごしください。
   さて、ここ東工大の大岡山キャンパスは、都会とは思えない手付かずの自
   然に恵まれています。
   早春の紅梅、白梅に始まり、入学式の頃の櫻、夏の百日紅、秋の公孫樹…
   
   師走に入り正門の横では、山茶花の薄い花びらが風に揺れています。
   四季折々の草木の中でも、秋から冬にかけて、実の生る植物を楽しむこと
   ができます。
   ムラサキシキブ、ネズミモチ、シイ、ギンナン、トキワサンザシ、カラスウリ
   その実を手のひらにのせると、心が温まるような気がします。
   自然の恵みに負けぬよう、このキャンパスから生まれる研究や業績が、皆
   さまのお役に立てれば嬉しいです。
   
   (編集委員  ナキウサギ)

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