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第65号(2010年1月)

   新年明けましておめでとうございます。2010年最初のメルマガをお届けい
   たします。
   研究・産学連携本部は、本年も引き続き皆さまにとって有意義な情報を発信
   できるよう努力して参りますので、今後とも宜しくお願いいたします。
   メルマガへのご意見・ご感想は、mail[at]sangaku.titech.ac.jpまでお寄せ
   ください。
   ※メールアドレス内の[at]は@に置き換えてご送信ください。
   
   ━━≫◆◆目次◆◆≪━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
   
   【1】巻頭言
    ≫ 「ご挨拶」 理事・副学長/研究・産学連携本部長 伊澤 達夫
   【2】研究・産学連携本部からのお知らせ
    ≫ 6件のお知らせ
   【3】研究プロジェクトのご紹介
    ≫ Green ICTプロジェクト
   【4】最新発明情報
    ≫ 今月は未公開特許情報が4件増えました
   【4】新聞掲載記事
    ≫ 8件の東工大研究関連記事のご紹介
   【編集後記】
   
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   【1】巻頭言 「ご挨拶」
      理事・副学長/研究・産学連携本部長 伊澤 達夫
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   明けましておめでとうございます。旧年中は、東京工業大学の産学連携活
   動に多大なるご支援、ご協力を賜り厚く御礼申し上げます。
   
   昨年11月に行われた科学技術関係予算の事業仕分けが、大学における教育
   研究活動にどのような影響を及ぼすか不明な点も残っておりますが、従来
   と同じような活動を継続することは困難であると予想されます。
   特に、産学連携活動については厳しい査定が出されておりますが、日本の
   経済活動を根本から活性化させるためにも、大学の産学連携活動は今後ま
   すます重要になってくると認識しております。
   
   このような厳しい状況の中にあっても、従来から進めてまいりました連携
   活動を効率的に進めることにより、活動内容を縮小することなく大学と産
   業界、関連官庁との連携を強めてまいりたいと思っております。
   
   国内外の経済も厳しい状況にあると思いますが、大学人のなすべきことは、
   中長期的な観点で産業界に役立つ科学技術を、少しでも多く提供すること
   ではないかと思っております。大学が持つ研究開発機能と企業の長期的開
   発戦略をマッチングさせた強力な連携を推進すべく、多面的な連携活動を
   行っていきたいと考えておりますので、本年もよろしくお願い申し上げま
   す。

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   【2】研究・産学連携本部からのお知らせ
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   ◆第53回大田区との技術交流セミナー
    「CO2削減目標に向けて~耐熱金属材料の挑戦~」(1/14)
    http://www.pio-ota.jp/news/u-seminar/53.html
   
   
   ◆統合研究院主催国際シンポジウム
    「透明アモルファス酸化物半導体の現状と将来を探る」(1/25~26)
    http://taos2010.msl.titech.ac.jp/wiki/index.php
   
   
   ◆国際特許流通セミナー2010
    「プロイノベーションの深化に向けて~グリーンテクノロジー推進とその
    知財戦略~」(1/25~26)
    http://www.ryutu.inpit.go.jp/seminar_a/
   
   
   ◆社会人教育院第1回講演会
    「技術者が経営者になるために必要なスキルとは?~経営のサイエンス
    とアート~」(2/3)
    http://www.kyoiku-in.titech.ac.jp/kouen-mailmag.pdf
   
   
   ◆統合研究院Social Brain Forum主催国際シンポジウム
    「スマートソサエティの創造~超高齢化社会とソリューション研究~」(2/4)
    http://www.sbforum.jp/
   
   
   ◆神奈川県中小企業活性化推進月間のお知らせ
   神奈川県では、平成22年2月を「神奈川県中小企業活性化推進月間」とし、
   創業、技術、経営、人材育成など県及び関係機関が実施する中小企業への
   各種支援を集中的に展開します。東京工業大学 研究・産学連携本部は、この
   地域産業力の強化に向けた事業を後援しています。
   神奈川県HP:http://www.pref.kanagawa.jp/osirase/sangyo/gekkan/

   
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   【3】研究プロジェクトのご紹介
      Green ICTプロジェクト
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   今回は、統合研究院の「Green ICT(Information and Communication Technology)
   プロジェクト」http://www.iri.titech.ac.jp/research/project/pj008.html
   についてご紹介します。
   高度情報化社会は更に進展し、また一方でエネルギーネットワークは劇的
   に変貌しつつあり、まさに情報・エネルギーネットワーククラウドが出現
   している状況にあります。このクラウドを構成するネットワークやそれに
   繋がる情報・エネルギー空間において、情報ならびにエネルギーの高速な
   伝達・交換・処理が進み、今後、エネルギー消費量が加速度的に増大する
   ことが懸念されています。
   本プロジェクトでは、このエネルギー消費を極小に抑え、安心安全で持続
   可能な高度情報・エネルギー社会を実現することを目的として、研究を推
   進しています。
   これを強力に推進するためには、国内外の企業、研究所、大学と連携した
   研究推進が不可欠です。このための第1歩としてTechnical Workshop for 
   Open Innovation -Green ICE(Information, Communication, and Energy 
   Technology)) at Tokyo Tech-を11月30日、12月1日に開催しました。初
   日には東工大のGreen ICE関連の研究紹介、今後連携の可能性のある企業か
   ら出口を見据えた研究への期待を紹介いただき、2日目には、Green ICEの
   課題実現に向けて、「オープンイノベーション型産学連携研究を目指して」
   をテーマに米国における産学連携の事例紹介やパネルディスカッションな
   どを行いました。初日には135名、2日目には112名の参加をいただき、熱気
   あふれる会議となりました。
   このワークショップを出発点として、Green ICEプロジェクトの関連研究、
   ならびに産学連携のフレームワークを発展、拡大して行く予定です。産学
   連携という観点からもご注目ください。


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   【4】最新発明情報
      特許情報公開のご紹介
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   研究・産学連携本部のHPでは、特許情報をご紹介しています。今月は未公開
   特許情報が4件増えました。それ以外にも公開特許情報、登録特許情報を
   お知らせしています。詳しくはHPをご覧ください。
   HP:http://www.sangaku.titech.ac.jp/invent/member.html


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   【5】新聞掲載記事
      8件の東工大研究関連記事のご紹介
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   ≫≫◆高速文字表示3.5インチカラー液晶表示ユニット開発
      (日刊工業新聞11/25)
      情報理工学研究科計算工学専攻 吉瀬謙二 講師
   
   伝送速度が毎秒11万5200ビットと従来製品に比べ10倍高い文字表示ができ
   る3.5インチカラー液晶表示ユニットを開発しました。素早い表示速度が求
   められる計測機器や生体認証システムなどへの適用が期待されます。量産
   化を進め、従来品の半額での販売を目指します。この研究成果はインテグ
   ラル電子との共同研究によるものです。
   ・吉瀬研究室 http://www.arch.cs.titech.ac.jp/
   
   
   ≫≫◆広帯域の電圧制御発振器を開発
      (科学新聞11/27、日刊工業新聞12/2、科学新聞12/4)
      理工学研究科電子物理工学専攻 松澤昭 教授、岡田健一 准教授、
      原翔一 氏(修士課程学生)
   
   周波数分周器を組み合わせることで-5.7GHzで発振する広帯域の電圧制御発
   振器(VCO)を開発しました。コイルとコンデンサで構成するLC型の発振器
   で、従来比10倍以上の世界最高性能です。複数の無線通信規格に対応する
   マルチスタンダード無線端末が実用化すれば、1端末であらゆる規格に対応
   できるようになります。
   ・松澤・岡田研究室 http://www.ssc.pe.titech.ac.jp/
   
   
   ≫≫◆ポリマー材の熱伝導率を正確予測の模擬実験法を開発
      (日経産業新聞12/2)
      理工学研究科有機・高分子物質専攻 柿本雅明 教授
   
   電子機器に使う絶縁性ポリマー材料の熱の伝えやすさを正確に予測するシ
   ミュレーション(模擬実験)技術を開発し、予測結果に基づき、実際に熱
   伝導率が従来より約3.5倍優れたポリマーの試作に成功しました。放熱する
   ことによって性能が低下しにくい部品の開発に役立てる考えで、自動車や
   家電への応用を狙います。この研究成果は三菱電機との共同研究によるも
   のです。
   ・柿本研究室 http://www.op.titech.ac.jp/lab/kakimoto/index.html
   
   
   
   ≫≫◆水晶板でにおいの種類即座に判定するシステムを開発
      (日本経済新聞12/3地方経済面)
      理工学研究科電子物理工学専攻 中本高道 准教授
   
   においの種類を即座に判定できる新方式の計測システムを開発しました。
   におい成分である微粒子を水晶板上の膜に吸着させて調べる特殊なセンサ
   ーを採用し、30分程度かかる従来機器に比べて分析時間を大幅に短縮でき
   るのが特徴です。食品や環境関連業界などをターゲットに2~3年内に商品
   化を目指します。この研究成果は静岡県工業技術研究所、大阪府立大学な
   どとの共同研究によるものです。
   ・中本研究室 http://silvia.mn.ee.titech.ac.jp/
   
   
   ≫≫◆1ナノレベルのダイヤで結晶を作製、X線や電気を紫外線に
      -医療機器に応用(日経産業新聞12/7)
      応用セラミックス研究所 笹川崇男 准教授
   
   大きさが0.5~0.8nmの極めて小さなダイヤモンドが立体的に結びついた単
   結晶を作製しました。結晶は外部から入ったX線や電気を紫外線に変える可
   能性があり、確認を行います。紫外線が出せるようになれば、薄型の照明
   機器や内視鏡に取り付けるがん治療機器などへの応用が見込めることから、
   民間企業などと協力して早期の実用化を目指します。
   ・内容詳細 http://www.msl.titech.ac.jp/~sasagawa/press.html
   ・笹川研究室 http://www.msl.titech.ac.jp/~sasagawa/
   
   
   ≫≫◆有機SDA使わずゼオライト合成、コスト1/10以下に
      (化学工業日報12/8)
      資源化学研究所 辰巳敬 教授
   
   特異な性質、細孔構造の8員環ミクロ孔を有するRTH型ゼオライトに結晶構
   造を記憶させた種結晶を極少量添加することで、複雑で手間のかかる構造
   の有機SDA(構造規定剤)を不要とし、合成コストも1/10以下に大幅に低減
   する、新たなゼオライト合成法を開発しました。アルミニウムを含むメタ
   ロシリケート触媒機能にも優れることから、窒素酸化物(NOx)などの大幅
   な抑制も期待できます。
   ・辰巳・野村研究室 http://www.res.titech.ac.jp/~shokubai/tatsumi/top.html
   
   
   ≫≫◆第3回蔵前ベンチャー賞にベクターなど3社の社長を決定
      (日刊工業新聞12/8)
   
   東京工業大学の同窓会、蔵前工業会は、第3回蔵前ベンチャー賞(2009年度)
   の授賞者として、ソフトウエアのベクター、自動車技術のアールアンドデ
   ー、設計事務所のIAO竹田設計の3社と、それぞれ卒業生で創業者社長であ
   る3人を、新設の特別賞は、卒業生で清和特許法律事務所を創立した青木朗
   名誉会長を決定しました。
   ・蔵前工業会 http://www.kuramae.ne.jp/
   
   
   ≫≫◆乳房炎をウイルスで制御、マウス実験でウシの新治療法に道
      (日経産業新聞12/16)
      生命理工学研究科生物プロセス専攻 丹治保典 教授
   
   ウシの乳房炎の治療に役立つウイルスを発見しました。乳房炎の原因にな
   る黄色ブドウ球菌を攻撃する性質があり、抗生物質に代わる新しい治療法
   の開発につながります。マウスを使った実験で効果を確認しており、実際
   のウシにも効果があるか研究を進めます。この研究成果は酪農学園大学な
   どとの共同研究によるものです。
   ・内容詳細
   http://wwwold.titech.ac.jp/tokyo-tech-in-the-news/j/archives/2009/12/1259712000.html
   ・丹治研究室 http://www.biochemeng.bio.titech.ac.jp/index.html
   
   
   ※本学教員の所属・肩書きは、2009年12月1日現在のものです。


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   **編集後記** 
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   あけましておめでとうございます。
   今年もよろしくお願いします。
   
   さて、みなさまはどんな初夢をご覧になりましたか。
   “一富士、二鷹、三茄子”
   縁起のよい初夢の慣用句で由来は諸説あるようですが、駿河の名物を挙げ
   たというのが有力のようです。富士山、鷹は縁起物というイメージがあり
   ますが、茄子はちょっと不思議な感じがします。
   ともあれ、夢を見ない(覚えられない)筆者にとっては、どんな初夢でも見て
   みたいものです。
   
   このメルマガから夢のある技術をたくさんご紹介できればと思っております。
   
   (編集委員 あまのじゃく)


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