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第70号(2010年6月)

      皆さまこんにちは。
      初夏の風もすがすがしいころとなりましたが、皆様お変わりなくお過ごし
      のことと存じます。
      今月は先日プレスリリースされ、新聞記事にも掲載されたスマートグリッ
      ドプロジェクトのご紹介をしています。是非ご一読ください。

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      ご一報ください。また、メルマガへのご意見・ご感想もお待ちしております。
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      ━━≫◆◆目次◆◆≪━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

      【1】研究・産学連携本部からのお知らせ
        ≫ 4件のお知らせ
      【2】産学連携プロジェクトのご紹介
        ≫ 日本版スマートグリッドプロジェクト
      【3】最新発明情報
        ≫ 今月は未公開特許情報が4件増えました
      【4】新聞掲載記事
        ≫ 10件の東工大研究関連記事のご紹介
      【編集後記】

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      【1】研究・産学連携本部からのお知らせ
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      ◆科学・技術フェスタin京都(平成22年度産学官連携推進会議)
       標記会議にて、本学は「スマートグリッドのための配電系統用電力貯蔵
      システム」についてのパネル展示を行います。(下記の「【2】産学連携
      プロジェクトのご紹介」もご参照ください)
       日 時:平成22年6月5日(土)9:30~17:30
       場 所:国立京都国際会館
       主 催:内閣府、(社)日本経済団体連合会他
       その他:参加費無料、要事前申込
       詳 細:http://www.kagakugijutsu-festa.jp/


      ◆社会人教育院 講演会開催のお知らせ(6/9、7/23、9/15)
       いずれも夕刻、田町キャンパス・イノベーションセンターにて
       http://www.kyoiku-in.titech.ac.jp/kouenkai-ippan.pdf

      
      ◆G-COE「震災メガリスク軽減の都市地震工学国際拠点」
       ~基礎から始める都市地震工学シリーズNo.2~「第1回一般セミナー」(6/16)
       http://www.cuee.titech.ac.jp/Japanese/Events/2010/seminar_100616.html


      ◆新規採用産学連携コーディネーターのご紹介
       5月17日付けで研究・産学連携本部に新しく産学連携コーディネーター
      が着任いたしました。
       
      ◎浅井 俊克(あさい としかつ)
      ご挨拶:このたび、産学連携コーディネーターとなりました浅井俊克と申
      します。富士通、富士通総研、大和総研で主にIT構築の上流工程やマーケ
      ティング、コンサルティング業務に携わってきました。タテ社会と表され
      る日本社会で横連携のコーディネーション業務の重要性を認識し、産学連
      携の推進に寄与したいと存じます。なにとぞよろしくお願い申しあげます。


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      【2】産学連携プロジェクトのご紹介
        ≫ 日本版スマートグリッドプロジェクト
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       今回は、日本版スマートグリッドプロジェクトについてご紹介いたしま
      す。
       このたび、経済産業省資源エネルギー庁電力・ガス事業部電力基盤整備
      課が公募した「平成22年度次世代送配電系統最適制御技術実証事業」の参
      加事業者が決定しました。本学を含めた28の大学・企業・電力会社が共同
      で、大規模電源から家庭まで発電・送電・配電システム一体となった全体
      制御・協調による高信頼度・高品質の低炭素電力供給システムの実証を実
      施することとなりました。このプロジェクトは、2020年度までに太陽光発
      電2,800万kWを導入するという政府の目標の達成に向けて必要不可欠とな
      るものです。
       3年間のプロジェクトの中で、本学の赤木泰文研究室が早稲田大学、日
      立製作所、東芝三菱電機産業システム、電力中央研究所とともに「スマー
      トグリッドのための配電系統用電池電力貯蔵システムについての研究開
      発」を担当いたします。

       プロジェクトの概要につきましては、以下のURLをご覧ください。
       http://www.tepco.co.jp/cc/press/10052103-j.html

   
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      【3】最新発明情報
            特許情報公開のご紹介
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      研究・産学連携本部のHPでは、特許情報をご紹介しています。今月は未公開
      特許情報が4件増えました。それ以外にも公開特許情報、登録特許情報を
      お知らせしています。詳しくはHPをご覧ください。
      HP:http://www.sangaku.titech.ac.jp/invent/member.html


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      【4】新聞掲載記事
            10件の東工大研究関連記事のご紹介
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      ≫≫◆減衰ゴム採用のビル用制振ダンパーを開発 
         (化学工業日報4/22、日刊工業新聞4/22、鉄鋼新聞4/22、
         日刊産業新聞4/22、日刊建設工業新聞4/22、建設通信新聞4/22)
         応用セラミックス研究所 笠井 和彦 教授

      ビル用制振装置で、ゴムと鋼材が加硫接着によって一体化したパネル構造
      の温度依存性が小さい高減衰ゴム制振ダンパーを開発しました。10~30℃
      まで安定した減衰性能を実現し、従来のアクリル樹脂を用いた粘弾性ダン
      パーに比べて性能変化を1/3程度に抑えられ、コストも3割程度低くできま
      す。本成果は、新日鉄エンジニアリングと住友ゴムとの共同研究によるも
      のです。
      ・笠井研究室 http://www.serc.titech.ac.jp/~kasailab/


      ≫≫◆常温下で機能する触媒を発見、酸化チタンをナノチューブ状に 
         (化学工業日報4/28、科学新聞4/30、日経産業新聞5/12)
         応用セラミックス研究所 原 亨和 教授、北野 政明 特任助教

      酸化チタンを内径5nmのナノチューブ状にすることで、常温下で既存の固
      体酸触媒に比べて3倍以上の性能を持つ酸触媒となることを発見しました。
      触媒のエネルギー効率を向上させることにより、コスト削減や二酸化炭素
      排出抑制につながることが期待されます。本成果は、神奈川科学技術アカ
      デミーとの共同研究によるものです。
      ・内容詳細 http://www.titech.ac.jp/file/100421_hara.pdf
      ・原研究室 http://www.msl.titech.ac.jp/~hara/top%20revision.html


      ≫≫◆紫綬褒章を岩本教授が受章
         (朝日新聞4/28朝刊、毎日新聞4/28朝刊、東京読売新聞4/28朝刊、
         産経新聞4/28東京朝刊、日本経済新聞4/28朝刊、
         日経産業新聞4/28、化学工業日報4/28、科学新聞4/30)
         フロンティア研究機構 岩本 正和 教授

      2010年春の褒章で岩本 正和 教授が紫綬褒章を受章しました。「材料化学
      研究(ナノ空間触媒化学の開拓)」の業績が評価されました。紫綬褒章は,
      学術研究や芸術文化,技術開発において功績をあげた人に贈られます。
      ・内容詳細 http://www.titech.ac.jp/topics/news/detail_1116.html?id=topics
      ・岩本・石谷研究室 http://www.res.titech.ac.jp/~organic/top_page.htm


      ≫≫◆セメント協会の論文賞を受賞 (コンクリート工業新聞4/29)
         理工学研究科 国際開発工学専攻 大即 信明 教授
                         斎藤 豪 助教

      セメント協会の第38回セメント協会論文賞受賞に大即教授らの「電気的Ca
      溶脱促進試験を用いた実験的検討と実期間への換算に関する一考察」の
      論文が選ばれました。
      ・大即研究室 http://www.ide.titech.ac.jp/~otsukilab/o-cj-labo.html


      ≫≫◆蓄電池の代替として風力の余剰電気をEVに、1日300台充電 
         (日経産業新聞4/30)
         ソリューション研究機構 先進エネルギー国際研究センター
                          柏木 孝夫 センター長

      風力発電の夜間などに発電する余剰電力を複数の電気自動車(EV)に直接充
      電できる技術を開発しました。北海道で運転中の風力発電所の発電量デー
      タに合わせ蓄電量を変化させて行ったもので、高価な蓄電池の代わりに普
      及が見込まれるEVを使うことで発電事業者の投資負担を軽減し、国内で風
      力発電の拡大につなげます。本成果は、三菱商事との共同研究によるもの
      です。
      ・先進エネルギー国際研究センター http://aes.ssr.titech.ac.jp/


      ≫≫◆土木学会賞を受賞 (日刊建設工業新聞5/10、建設通信新聞5/10)
         総合理工学研究科 人間環境システム専攻 盛川 仁 准教授

      09年度の土木学会賞の論文賞を盛川准教授らの「起こり得る全ての地震の
      発生確率を考慮した構造物の脆弱性情報を内在化する地震リスク評価方
      法」が受賞いたしました。
      ・盛川研究室 http://www.enveng.titech.ac.jp/morikawa/


      ≫≫◆液晶レーザーの発振エネルギーを大幅低減で次世代ディスプレイに道
      (化学工業日報5/13)
         理工学研究科 有機・高分子物質専攻 渡邊 順次 教授
                        竹添 秀男 教授
                                               小西 玄一 准教授

      自然な色彩を表現するための次世代液晶ディスプレイのキーデバイスであ
      る液晶レーザーにおいて、発光色素が持つ量子収率や蛍光寿命、配向性な
      どの因子と低しきい値化の関係を明らかにすることで、効率的にレーザー
      発振する発光色素を開発し、従来の1/20のエネルギーで発振に成功しまし
      た。本研究は科学技術振興機構の産学連携推進事業の成果です。
      ・渡辺・戸木田研究室 http://www.op.titech.ac.jp/polymer/lab/watanabe/index.htm
      ・竹添研究室 http://www.op.titech.ac.jp/gs/takezoe/index.html
      ・小西研究室 http://www.op.titech.ac.jp/polymer/lab/konishi/index.html
      ・発表資料 http://www.jst.go.jp/pr/announce/20100512/index.html


      ≫≫◆テープ1巻の磁気テープ容量を30倍の50TB記録可能に
         (日経産業新聞5/14)
         理工学研究科 電子物理工学専攻 中川 茂樹 准教授

      テープの記録層にする磁性体の粒子を微細化して吹きつけるスパッタを活
      用し、HDD同様の記録方式で高密度にデータを垂直に詰め込む技術により、
      磁気テープの記録容量をテープ1巻で最新方式の約33倍にあたる50TBまで
      記録できる製造技術を共同開発しました。本成果は、日立マクセルとの共
      同研究によるものです。
      ・中川研究室 http://www.spin.pe.titech.ac.jp/index-j.html


      ≫≫◆リチウム原子の観察成功、電池の性能アップに期待 
         (日本経済新聞5/15夕刊)
         理工学研究科 物性物理学専攻 高柳 邦夫 教授
         総合理工学研究科 材料物理科学専攻 大島 義文 助教
       
      TEMを使ってLi、V、Oからなる電極材料を、試料に電子を当てる角度など
      を工夫し、0.8nmの間隔で2個のV原子が、その内側に2個のO原子、さらに
      その内側に大きさ0.25nmのLi原子2個が並んでいる様子が観察できました。
      これにより最適な電極材料を効率よく探索することができ、基盤技術とし
      て期待されます。
      ・高柳研究室 http://wwwsurf.phys.titech.ac.jp/tylab/index_j.html


      ≫≫◆強アルカリ性でも機能するパルプ製造向け酵素を開発 
         (日経産業新聞5/20)
         生命理工学研究科 生物プロセス専攻 中村 聡 教授

      紙パルプの製造工程で原料木材の繊維からリグニンをうまく取り除くため、
      繊維とリグニンをくっつけているキシランを分解する改良酵素を開発しま
      した。繊維の精製や漂白に適したpH9.5の強いアルカリ性の環境でも働き
      が落ちません。塩素を使った漂白も減らせ、環境負荷を低減できる可能性
      があります。製紙会社などが使えるようさらに性能を改善することとして
      います。
      ・中村研究室 http://www.nakamura.bio.titech.ac.jp/


      ※本学教員の所属・肩書きは、2010年5月1日現在のものです。


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      **編集後記**
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      大岡山キャンパスの正門脇にある百年記念館をご存知でしょうか。ここの
      地階で、益子焼の島田庄司、島岡達三ら人間国宝の焼き物を見ることがで
      きます。その脇にはノーベル化学賞の白川英樹博士の黒く光るポリアセチ
      レンも展示されています。ここは、東工大の科学技術の代表的な研究教育
      の記念物、歴史的資料などの展示室となっています。
      5月26日は、東工大の129回目の誕生日でした。久しぶりに訪ねましたが、
      改めて129年の歴史と先人の偉業を感じた次第です。皆さまも一度寄って
      みてください。
      百年記念館特別展示室
      http://www.libra.titech.ac.jp/cent/exhibition-hall.html

      (編集委員 テトロドトキシン)


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