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第82号(2011年6月)

      東工大は2011年5月26日に創立130周年を迎えました。東工大はこれからも
      ますますの発展を目指し、努力して参りますので、関係機関の皆様、地域
      の方々におかれましては、これからも暖かいご支援、ご協力をお願い申し
      上げます。

      ※メルマガの送付先に変更がある場合はmail[at]sangaku.titech.ac.jpまで
      ご一報ください。また、メルマガへのご意見・ご感想もお待ちしております。
   ※メールアドレス内の[at]は@に置き換えてご送信ください。

   
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      ○●●目次●●○
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      【1】研究・産学連携本部からのお知らせ
        ≫ 8件のお知らせ
      【2】産学連携活動のご紹介
       ≫ 「東日本大震災と東工大のロボット技術」
      【3】最新発明情報
        ≫ 今月は未公開特許情報が4件増えました
      【4】最近の研究成果
        ≫ 1件の研究成果のご紹介
      【5】新聞掲載記事
        ≫ 8件の東工大研究関連記事のご紹介
      【編集後記】

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      【1】研究・産学連携本部からのお知らせ
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      ●附属図書館大岡山本館の移転に伴う休館およびサービス休止のお知らせ
       東工大附属図書館大岡山本館の移転作業のため,2011年5月16日(月)
       ~7月3日(日)の間は大岡山本館は閉館しております。
       新図書館は2011年7月4日(月)にグランドオープンいたします。
        (新図書館の住所は現在と変更ありません。)
        http://www.libra.titech.ac.jp/news/20110415-gakugai.html


      ●第33回すずかけ祭(オープンキャンパス同時開催)を開催いたしました
       2011年5月13日~15日に今年度すずかけ祭を開催いたしました。今年は、
       1,901名の方々にご来場いただきました。たくさんのご来場および義援金
       へのご協力、ありがとうございました。ホームページに当日の写真を掲載
       しております。
       http://www.sok.titech.ac.jp/suzukakesai/
    

      ●「基礎から始める都市地震工学シリーズNo.3」第1回(6/3)
       http://www.cuee.titech.ac.jp/Japanese/Events/2011/seminar_110603.html


      ●講演会「エネルギーセキュリティと太陽光発電」(6/4)
       http://solid.pe.titech.ac.jp/130_lecture_6.html
  
      
      ●海外展示会TechConnect World Conference & Expo 2011に出展します
       開催日 :2011年6月13日(月)~16日(木)(展示会は6月14,15日)
       開催場所:米国ボストン Hynes Convention Center
       展示技術:会議テーマのナノテク、エネルギー、クリーンテック、マイ
            クロテックの中から東工大が海外出願した下記の特許技術の
            展示、紹介とマーケッティングを行います。
         ・有機EL用π共役溶媒可溶性青色発光ポリマーと塩化物モノマー
         ・単一細胞およびナノ粒子分析用の液滴直接注入プラズマシステム
         ・相安定性を有する有機光アップコンバーター         
         ・真空紫外光を用いたSi,SiO2とシリコーン樹脂との直接接合  
         ・超音波による大量排水処理装置         
         ・キャンドルリアクター(原子力エネルギー技術) 
      
       国際会議:http://techconnectworld.com/World2011/  
      展示出展者:http://www.techconnectworld.com/World2011/exhibitors.html  


      ●東工大横浜ベンチャープラザ入居募集について
       現在、東工大YVPでは入居相談を随時受け付けております。
       http://www.smrj.go.jp/incubation/yvp/room/
         問合せ:東工大YVP IM室/TEL:045-989-2205


      ●東工大YVPビジネスセミナー(6/16)
        「売上を倍増するホームページの作り方」
        http://www.smrj.go.jp/incubation/yvp/seminar/059767.html

         
                                                 
      ●第61回大田区・東工大技術交流セミナー(7/6)
       『福島第一原子力発電所の事故と今後の課題』
        http://www.pio-ota.jp/news/u-seminar/(6/3頃アップ予定)



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      【2】産学連携活動のご紹介
        「東日本大震災と東工大のロボット技術」
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       我が国は、ロボット大国といわれ産業用ロボットをはじめ、介護用、
      ホビー用、災害用ロボットと多方面の用途に研究開発がなされてきた。
      しかし、東日本大震災における災害対応ロボットでは多くの課題が浮き彫
      りになっている。東工大では、広瀬研究室が災害対応ロボットとして開発
      した水難救助用「アンカーダイバー3号機」を活用して海底捜索に協力し
      ている。しかし、福島原発では、残念ながら米国製のロボットなどが施設
      内放射線測定で活躍している。
       原子力発電所用のロボットに関しては、1980年代に通産省主導により
      「極限作業ロボット開発プロジェクト(1983―1990年)」が推進され、人
      による作業の難しい場所や放射能測定用として点検作業ロボットや極限環
      境作業ロボットなどが開発が行われ、東工大でも原子力発電所用点検ロボ
      ットの開発を試みている。
       1999年に発生した茨城県東海村の核燃料加工会社JCOの臨界事故後、東
      工大は、2001年に、当時広瀬茂男教授が開発していたクローラ走行車の4
      クローラ構成と、円弧状のレールに取り付ける荷台の構成に関する保有技
      術を三菱重工に供与してJCO対応ロボットが緊急に開発されたが、ユーザ
      サイドから、他のロボットも含めすべてが「重い、大きすぎる等課題」や
      「開発資金の確保ができない」等の理由で開発が中止となり、廃棄処分に
      なったことは大変残念であった。
       残念ながら国や使用する電力会社などの原発関係者の間で「日本の原発
      は安全」という過信があり、研究開発段階の取組みは行ってきたが、大規
      模投資が必要となる実証段階および実用化段階への投資が行われなかった
      のである。
       この度の福島原発の事故を教訓として、原発対応ロボットの取組みを再
      構築する必要がある。まず、原発用ロボットを含む災害対策ロボット産業
      としての事業規模を国内市場で確保し、企業間の競争の場を作ることが必
      要である。そのためには政府主導による安全基準の見直し、「安全への投
      資のコンセンサス」つくりや、防衛庁、警察庁、消防庁、文部科学省等の
      災害対応の縦割り行政を一元化して開発資金を確保することも必要となろ
      う。
       災害向けロボットの実用化には、大学とロボットを製造する企業だけで
      なく、ロボットを使用するユーザー企業の現場で実証に結び付けるまでの
      技術検証が必要である。東工大でこれまで開発してきたロボット技術を産
      業界に広く広めるため産学連携の取組みの強化を進めて行きたい。

      (2011年5月23日、本学大学院理工学研究科機械宇宙システム専攻
       広瀬茂男教授にインタビュー)


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      【3】最新発明情報
            特許情報公開のご紹介
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      研究・産学連携本部のHPでは、特許情報をご紹介しています。今月は未公開
      特許情報が4件増えました。詳しくはHPをご覧ください。
      HP:http://www.sangaku.titech.ac.jp/invent/member.html


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      【4】最近の研究成果
            1件の研究成果のご紹介
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      ≫≫●Spin crossover and iron-rich silicate melt in the Earth's 
         deep mantle
         Nature 24 April 2011, Vol. 473, pp. 199-202
         理工学研究科地球惑星科学専攻 廣瀬 敬 教授
                        舘野 繁彦 特任助教
                        小澤 春香氏(博士課程学生)

      超高圧超高温環境をつくり出す実験装置を用いて、地球下部のマントルや
      マグマの化学組成や密度を解明し、深さ1,800kmを境にマントル深部のマ
      グマは周囲の岩石よりも重いことを解明しました。深部マントルではマグ
      マは下に沈むことを意味しており、今後、原始から現在までの地球の進化
      について理解が進むと期待されます。この研究成果は、海洋研究開発機構
      などとの共同研究によるものです。

       ・内容詳細 http://www.titech.ac.jp/file/110425_hirose.pdf
       ・廣瀬研究室 http://www.geo.titech.ac.jp/lab/hirose/home.html


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      【5】新聞掲載記事
            8件の東工大研究関連記事のご紹介
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       ≫≫●マントル深部のマグマ、周囲の岩石より重い 
         (日刊工業新聞4/25、科学新聞5/13)
         理工学研究科地球惑星科学専攻 廣瀬 敬 教授
                        舘野 繁彦 特任助教
                        小澤 春香氏(博士課程学生)

      →【最近の研究成果】をご覧ください。



     ≫≫●神奈川県産技センターなど、レーザー・ナノ加工で新手法
         -光の干渉で「着色」 (日刊工業新聞4/27)
         総合理工学研究科物質科学創造専攻 吉本 護 教授

      大気中でフェムト秒の近赤外線レーザーと緑色レーザーの2種の連続光
      レーザーを当て、nmサイズの周期構造を従来比数千倍の300m/minで連続加
      工する手法を開発しました。間隔はレーザーの出力を変えることで500-8
      00nmの範囲で制御でき、シリコンやガラス、プラスチックなどさまざまな
      素材の大面積基板に加工できます。この研究成果は、神奈川県産業技術セ
      ンター、フェトンとの共同研究によるものです。
        ・吉本研究室  http://www.dream.msl.titech.ac.jp/


      ≫≫●住宅のカラーシミュレーションを短時間で実現 (塗料報知4/27)

      東工大発ベンチャーであるインターローカスは、建物の画像の各領域を分
      割するマスキング作業を、独自のオートマスキング機能によりワンクリッ
      ク1分でエリア分けができるように改良し、従来品に比べてはるかに短時
      間でできるカラーシミュレーションシステム「カラーエクスプレス」を開
      発しました。塗装や塗料販売の営業担当者にとって、塗り替え提案などで
      の心強い営業ツールになります。
       ・インターローカス   http://i-locus.com/



      ≫≫●16QAM変調方式導入した60GHz帯ミリ波無線機開発 
         (日刊工業新聞5/3)
         理工学研究科電子物理工学専攻 松澤 昭 教授
                        岡田 健一 准教授

      無線信号の位相と振幅の両方を使って一度に4bit分の情報を送る「16QAM
      変調方式」を導入した、11Gbit/sの高速で伝送できる60GHz帯域対応の
      「ダイレクトコンバージョン」型のミリ波無線機を開発しました。従来と
      比較し、直交局部発振器の位相雑雑音を1/100に抑えることができます。
      部品点数を少なくでき、小型で、消費電力が低くできるため、携帯電話な
      どにも搭載できます。
        ・内容詳細    http://wwwold.titech.ac.jp/tokyo-tech-in-the-news/j/archives/2011/02/1266451200.html
        ・松澤・岡田研究室   http://www.ssc.pe.titech.ac.jp/

      
      
      ≫≫●文理の枠越えた人材育成で「グローバルリーダー教育院」設置
         (日本経済新聞5/11朝刊、日刊工業新聞5/11、科学新聞5/20)

      国際社会や企業、官公庁などで活躍する指導者を育てる「グローバルリー
      ダー教育院」を創設しました。修士課程に在籍する大学院生から約10人を
      毎年選抜し、授業料を全額免除します。博士号を取得するまでの一貫教育
      で専門性を深めながら、文系・理系の枠を超えた幅広い教養を身に付けま
      す。
        ・内容詳細 http://www.titech.ac.jp/file/110511_global.pdf
      
         
       ≫≫●国民との科学・技術対話の公開講演会を開始 (日刊工業新聞5/13)

      政府の総合科学技術会議が打ち出した「国民との科学・技術対話」のため
      の公開講演会を始めます。1件年3000万円以上の公的研究費を受ける研究
      者が学内に約50人が対象で、これらの研究者による講演を進めていきます。
      とくに若手には科学技術コミュニケーションの助言をし、専門家ではない
      相手への情報発信力の強化を図っていきます。
        ・内容詳細 http://www.titech.ac.jp/file/110506_saisentan.pdf
            
            
       ≫≫●独ゴットフリード・ワグネル賞2010を受賞 
         (化学工業日報5/16、科学新聞5/20)
         理工学研究科応用化学専攻 大友 明 教授

      在日ドイツ商工会議所はドイツ連邦共和国大使公邸で第3回ドイツ・イノ
      ベーション・アワード「ゴットフリード・ワグネル賞2010」の授賞式を開
      催し、2等賞に「原子レベル制御による金属酸化物界面の創製と高移動度
      電子デバイス応用」研究を行った大友明教授が選ばれました。
        ・大友研究室 http://www.apc.titech.ac.jp/~aohtomo/index.html



     ≫≫●省エネガスタービン発電を「超臨界CO2」で成功
          (日経産業新聞5/20、日刊工業新聞5/20、電気新聞5/20)
         原子炉工学研究所 宇多村 元昭 特任教授
       
      CO2を超臨界状態にして高効率で発電する世界初のシステムを開発、実際
      の発電に成功しました。新システムは圧力をかけて温度が上がると気体が
      膨張する性質を利用しており、CO2を圧縮機にかけて温度を250℃から600
      ℃に上げ、その際に放出される熱でCO2を再加熱し、再びタービンを回す
      力にすることで、わずかな外部熱を加えるだけで発電が続けられます。こ
      の研究成果は、エネルギー総合工学研究所、熱技術開発、東京大学などと
      の共同研究によるものです。
         ・内容詳細  http://www.iae.or.jp/news/pdf/PressRelease_S-CO2GasTurbine.pdf




      
      ※本学教員の所属・肩書きは、2011年5月1日現在のものです。


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      **編集後記**
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       震災後、「テレワーク」が注目されています。テレワークは、会社まで出
      勤せずに、IT技術を活用して自宅やサテライトオフィスなどで仕事をする、
      場所や時間の制約を受けずに働くことができる仕組みです。オフィスが災
      害にあったり、交通機関が止まったりしても業務を続けるための有力な方
      法として導入を検討する企業が増えています。最近は、計画停電に対応し
      て、テレワークの省エネ効果や電力ピークシフト効果にも期待が高まって
      います。他にも、町外に避難した役場の機能維持、避難住民に対する雇用
      対策など、震災対策として幅広い活用可能性があります。
      東工大では、そうしたテレワークの研究も進めています。

      (編集委員 やまもも)


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