年の瀬も押し迫ってまいりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
本年も研究・産学連携本部メールマガジンをご愛読いただき、誠にありがと
うございました。
今月号もたくさんの情報をご紹介しておりますので、お忙しい時期ではご
ざいますが、ぜひご一読ください。
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★:画像付きの記事を掲載しております。是非ご覧ください♪
【1】研究・産学連携本部からのお知らせ ≫ 年末年始の業務スケジュールについて
≫ エコプロ2016(12/8-10)
≫ 他2件のお知らせ
【2】産学連携活動のご紹介 ≫ 「ぐるなび/東京工業大学 共同研究講座」開設報告
≫ ≫ タイでの産学連携活動の促進について
≫ 他1件のお知らせ
【3】若手研究者紹介 平成28年度「挑戦的研究賞」受賞者紹介
≫ ★「原始惑星系円盤の多重ダストリングにおける微惑星形成過程の
解明」
【4】最新の研究成果 ≫ 1件の研究成果のご紹介 【5】新聞掲載記事 ≫ 8件の研究成果のご紹介 【編集後記】 〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
+‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥・+ 【1】研究・産学連携本部からのお知らせ
4件のお知らせ ・@+‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥・+
≫≫● 年末年始の業務スケジュールについて
年末年始は、2016年12月29日~2017年1月3日までお休みさせて
いただきます。
≫≫●エコプロ2016(12/8-10)
日 時:2016年12月8日(木)~10日(土)10:00~18:00
(最終日は17:00まで)
場 所:東京ビッグサイト(東ホール)
詳 細: http://eco-pro.com/2016/
エコプロ2016(旧名:エコプロダクツ展)に以下の2研究室が出展します。
是非、会場に足をお運びいただき、本学の技術をご覧ください。
・物質理工学院 宮内研究室 (E-74)「二酸化炭素発生器:蚊取り器など
への応用」
・科学技術創成研究院 長井研究室(E-75)「太陽光や室内光を利用した
環境浄化」
≫≫●全5日間集中講座「コーヒーの科学」2017年1月より土曜日開講
おいしい「コーヒー」はどのようにできあがるのか。
生産から焙煎・抽出の方法、さらには文化や健康などさまざまな観点から、
初めての方にもわかりやすく解説します。
理論から実践まで8名の講師から学びます。
【コース概要】
・受講日:全5回 2017年1月21日(土)、1月28日(土)、2月4日(土)、
2月18日(土)、2月25日(土)
10:30~16:10(1月28日と2月4日は16:40まで)
・場所:1月21日、2月18日、2月25日 東京工業大学田町キャンパス
410号室(JR田町駅徒1分)
http://www.academy.titech.ac.jp/cumot/access.html
1月28日、2月4日・・実習のため、外部の施設を利用(泉岳寺近くの予定)
・募集人数:30名(最少開講人数10名)
・受講料 :30,856円(税込)
・申込期間:2016年11月10日(木)~12月10日(土)*必着
・詳細: http://www.academy.titech.ac.jp/news/detail_496.html
≫≫●グローバル産業リーダー育成プログラム(GINDLE)
「Enterprise Engineering コース(後期)」2017年3月開催
産業のグローバル化に対応できる企業人材を育成することを目的として、
グローバル産業リーダー育成プログラム (GINDLE―Global INDustrial LE
ader) を設置しております。
その中のコースとして、ICTの利活用に焦点を当てたEnterprise Engineer
ing コース(後期)を、2017年3月、毎週金曜日と土曜日に開催いたしま
す。日程、内容等コース詳細は社会人アカデミーWebサイトをご覧くださ
い。
http://www.academy.titech.ac.jp/
※イベント情報は研究・産学連携本部HPにも掲載しています(随時更新)。
トップページのカレンダーのアイコンからご覧いただけます。 このページのトップへ
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3件のご紹介 +‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥+ ≫≫●東京工業大学 新技術説明会(10/25)のご報告 10月25日(火)に開催した東京工業大学新技術説明会では、昨年を上回る
285名もの方にご来場いただきました。
熱心な聴講、教員への詳細なご質問・名刺交換、誠にありがとうございま
した。
会場が混雑しご迷惑を掛け、申し訳ありませんでした。
会場が混雑しご迷惑を掛け、申し訳ありませんでした。
説明会終了後も、何人もの方から教員との面談を希望される連絡を頂戴し
重ねて御礼申し上げます。
実用化に向けての共同研究が進むよう、サポートして参りますので、
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
配布資料につきましては、一部の講演を除き、下記URLからダウンロード
できるようになっております。
詳細はこちら→ https://shingi.jst.go.jp/list/titech/2016_titech.html/
≫≫●タイでの産学連携活動の促進について 東工大は、2007年よりタイの国立科学技術開発庁(Thailand National
Science and Technology Development Agency 略称:NSTDA)及びタイの
有力4大学と連携して、大学院教育を行っています。この基盤を利用して
タイでの国際産学連携活動の強化の可能性調査のため、本学産学連携推進
本部の大井国際部門長が11月6日から10日にかけ、現地に出張し、タイ企
業、日系企業、NSTDA、TAISTパートナー大学等の関係機関を訪問しました。
その結果は、総じて東工大がタイで産学連携活動を強化することには、好
意的な意見が寄せられました。
今後の具体的方策は現在検討中ですが、タイでは経済力の向上につれて、
研究開発の意欲も高まっており、東工大としても国際産学連携強化の基本
方針に沿って前向きに対応していく方針です。
≫≫●ビジネスフェア from TAMA(11/2)のご報告 11月2日に東京ドームシティ プリズムホールにて「ビジネスフェア from
TAMA」が開催され、蔵前工業会と共同で参加しました。本学からは、工学
院 電気・電子系千葉明研究室より、ベアリングレスモータを応用したフ
ァンモータを展示しました。
このベアリングレスモータは、新しく開発された磁気軸受を搭載すること
によって、省エネルギー、低騒音化、長寿命化を達成するものとして期待
されております。
見学した企業からの詳細な質問や共同研究に向けた意見交換もあり、活発
な産学交流を図ることができました。
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+‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥+ 【3】若手研究者のご紹介
1名のご紹介 +‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥+ 今月号より、平成28年度挑戦的研究賞の受賞者をご紹介いたします。
挑戦的研究賞とは、本学の若手教員(40歳未満の准教授、講師、助教)の
・@挑戦的な研究の奨励を目的として、世界最先端の研究推進、未踏分野の開
拓萌芽的研究の革新的展開又は解決が困難とされている重要課題の追及等
に果敢に挑戦している独創性豊かな新進気鋭の研究者を表彰する、本学独
自の研究賞です。
詳細はこちら→ http://www.rso.titech.ac.jp/cat7/detail_32.html
≫≫★「原始惑星系円盤の多重ダストリングにおける微惑星形成過程の解 明」 理学院 准教授 奥住 聡 近年の天文観測の進展によって、宇宙の星々のまわりには惑星が普遍的に
存在することが明らかになってきました。これらの惑星や太陽系の惑星は
若い恒星の周囲に広がるガスの円盤(原始惑星系円盤)に含まれる塵や氷
の粒(ダスト)を原材料にして形成されたと考えられています。
続きはこちら→ http://www.sangaku.titech.ac.jp/document/researchers/201612.html
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+‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥・‥‥‥‥‥+ 【4】最新発明情報
1件の研究成果のご紹介 ※教員の所属は情報公開時の名称にしております +‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥+ ≫≫● " A flexible and wearable terahertz scanner" Nature
Photonics (2016), doi:10.1038/NPHOTON.2016.209, Published" online 14 November 2016, 科学技術創成研究院 河野 行雄 准教授 カーボンナノチューブを利用したフレキシブルなテラヘルツ帯撮像デバイ ス(カメラ)が、世界で初めて開発されました。注射器やペットボトル等、 360度歪曲した物体に対しても、内部の破損や異物混入を瞬時に撮像でき ます。あわせて、人体に装着したまま画像観測を行うためのウェアラブル デバイスも製作されました。「イオン液体を用いたpn接合」などの新手法 を用い、小型・高集積・高感度の撮像カメラを実現しました。テラヘルツ 帯技術の実用化に近づく成果であり、今後の発展が期待されます。
・論文ホームページ: http://www.nature.com/nphoton/journal/vaop/ncurrent/full/nphoton.2016.209.html
・小田・河野研究室のご紹介 http://diana.pe.titech.ac.jp/kawano/index.html
・東工大ニュース: http://www.titech.ac.jp/news/2016/036023.html
・プレスリリース: http://www.titech.ac.jp/news/pdf/tokyotechpr20161109_kawano.pdf
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+‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥+ 【5】最新の研究成果 8件の研究成果のご紹介 ※教員の所属は情報公開時の名称にしております +‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥+ ≫≫● 光コム形状測定器の世界基準へ 高精度、製造現場での使用・全
数検査も可能。(フジサンケイ ビジネスアイ, 10/27)
(株)光コム (東工大発ベンチャー)
本学発ベンチャーの光学機器・ソフトウエアメーカー、光コム(千代田
区)は、「光コム形状測定器」の本格展開に乗り出しました。すでに、複
数の自動車・自動車部品メーカーやJAXAが採用しています。測定速度、
特性を詳しく調べた結果、分極回転の起こり得る結晶構造で圧電特性が向
精度が従来の形状測定器を大きく上回るため、省人化とコスト削減に貢献
することが期待されている。野田COOは「世界の製造業の現場で、形状
測定器のスタンダードとして普及させたい」と意気込んでいます。
・光コムホームページ: http://www.optocomb.com/
≫≫● 文化勲章・功労者、喜びの声――文化勲章、文化功労者、主な業
績。 (日本経済新聞 夕刊, 10/28)
科学技術創成研究院 大隅 良典 栄誉教授
古井 名誉教授
文化勲章受章者と文化功労者のうち、本学関係者の主な業績は以下の通り
です。
【文化勲章】: 大隅良典 本学栄誉教授: 細胞が自らの構成要素を分解
し、リサイクルする「オートファジー(自食作用)」の仕組みを解明しま
した。
【文化功労者】: 古井 本学名誉教授、豊田工業大シカゴ校学長。
音声認識や話し言葉認識など、音声の自動認識・理解技術の先駆的な研究
開発を行いました。
・大隅研究室のご紹介: http://www.ohsumilab.aro.iri.titech.ac.jp/
・古井名誉教授のご紹介: http://search.star.titech.ac.jp/titech-ss/pursuer.act?event=outside&key_rid=1000222118
≫≫● 「土星の輪」誕生の謎解明。 (科学新聞、10/28)
地球生命研究所 玄田 英典 特任准教授
コンピューターシミュレーションによる、土星リングの成り立ちに関する
新たなモデルが提示されました。研究グループは約40億年前に注目し、
カイパーベルト帯に多数存在していた小天体が、巨大惑星からの潮汐力で
壊される確率を見積もりました。その結果、部分的に破壊されたカイパー
ベルト天体の破片の一部が、巨大惑星の周囲に捕獲され、リングが形成さ
れうることが分かりました。
・玄田特任准教授のご紹介: http://search.star.titech.ac.jp/titech-ss/pursuer.act?event=outside&key_t2r2Rid=CTT100512467&lang=jp
・東工大ニュース: http://www.titech.ac.jp/news/2016/036520.html
・プレスリリース: http://www.titech.ac.jp/news/pdf/tokyotechpr20161017_genda.pdf
≫≫● ドローンに「手」機能、広島大や東工大、市販機にも搭載可能。
(日本経済新聞, 10/31)
工学院 塚越 秀行 准教授
ドローン(小型無人機)にものをつかむ「手」を搭載する技術が開発され
ました。本学では、空気圧で2本指が動く軽いロボットハンドが組み込ま
れ、1キログラム程度の物体を持ち上げることが可能となりました。今後
は、災害現場でドローンがドアノブを開けて部屋に入ったり、ものをつか
んで運んだりできるようにする構想で、3年後の実用化を目指します。
・塚越研究室のご紹介: http://www.cm.ctrl.titech.ac.jp/
≫≫● 空気圧ロボ、圧縮機不要、東工大、本体で水素ガス製造、軽量で
点検用などに。(日経産業新聞, 11/2)
工学院 鈴森 康一 教授
圧縮機を使わずに空気圧で柔軟に動く小型ロボットが開発されました。本
体でガスをつくり、外から送る空気の代わりに使います。これまで、重量
などが問題で使いにくかった「点検ロボット」やドローンの「ロボットハ
ンド」などに用途が広がることが期待されます。3年後をめどに、まずは
人工筋肉の駆動装置向けに実用化をめざします。
・鈴森・遠藤研究室のご紹介: http://www-robot.mes.titech.ac.jp/staff.html
≫≫● アンモニア合成の効率、従来の10倍に、東工大など。
(日本経済新聞, 11/7)
科学技術創成研究院 細野 秀雄 教授
化学肥料や化学繊維の原料として重要なアンモニアを、従来の10倍の効
率で合成する技術が開発されました。巨大設備が不要となり、発展途上国
での生産にも適しています。研究グループは合成反応を促す触媒として、
カルシウムや窒素、水素でできたセメントの成分にレアメタル(希少金
属)のルテニウムの微粒子を付けた物質を使いました。セ氏300度、1
0気圧よりも低い条件でも、従来技術の約10倍の速さで合成することが
確認され、今後の活用が期待されます。
・高木研究室のご紹介: http://www.ide.titech.ac.jp/~takagi/
≫≫● 東工大、サブナノ粒子の大量合成技術にめど、新機能材料を創出。
開発。 (化学工業日報, 9/13)
科学技術創成研究院 山元 公寿 教授
科学技術創成研究院 今岡 享稔 准教授
独自に開発した樹状高分子(デンドリマー)によってサブナノ粒子を製造
する技術を開発し、新機能材料分野での早期実用化を目指しています。金
属元素を原子単位で精密に制御するもので、大量合成技術にめどをつけた。
サブナノ粒子の合成方法確立によって、新たな触媒機能、発光機能、磁気
機能などを持つ次世代機能材料が期待されます。
> ・山本・今岡研究室のご紹介: http://www.res.titech.ac.jp/~inorg/yamamoto/member/yamamoto/
≫≫● 微弱テラヘルツ波検知、東工大、感度数十倍、生体も測定。
(日経産業新聞, 11/16)
科学技術創成研究院 河野 行雄 准教授
【4】 項をご覧ください。
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+‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥+ **編集後記** +‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥+ 紅葉の真っ盛りに仕事で京都に行くことになり、何十年ぶりかで京都の紅
葉をほんの少しですが見てくることができました。
16時過ぎに仕事が終わり東京よりも日の入りが遅いことを期待して、一
度、紅葉の時期に訪ねてみたいと思っていた、もみじで有名な真如堂を訪
れました。京都の紅葉は本当に真っ赤な色で、やはり感動ものでした。
帰りのタクシーの運転手さんに聞いたところ、今年は紅葉の色合いがとて
も良いそうです・B京都では、12月の10日くらいまでは、紅葉を楽しむ
ことができるそうです。
(編集委員 旅オタク)
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※本学教員の所属・肩書きは、2016年10月1日現在のものです。
※新聞記事・最新研究情報は2016年8月27日~2016年9月26日までの東工大
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